2015年12月23日水曜日

冬日








走るには
どちらかというと 夏日より冬日の方が好きです…
極端な話 酷暑より厳寒の方が好きです…


ソロで走っていても 偶然に 朝駆けの仲間と遭遇します…

「旧道はどうでしたぁー?(凍結していたかどうか)」
と聞かれて

「いやぁー 全然。 ドライでしたよ…」

冬走りの会話ですね…






2015年10月13日火曜日

BRIDGESTONE ブリヂストン :BATTLAX S20EVO タイヤ交換

タイヤを交換記録のために

走行距離 約83935km… 

タイヤの品名は

BRIDGESTONEブリヂストンのBATTLAX HYPER SPORT S20EVO

サイズは 
190/50
120/70


パイロットパワー2ctからの交換です。

パイロットパワーに比べると 太く感じます。

今まで、ピレリ やら ミシュラン やら
特に ミシュラン パイロットパワー を圧倒的に多く履かせてきました。
たまに プライス次第で ミシュラン パイロットピュアという感じでした。

公道しか走らないし、下手なので タイヤ どうこうなど 関係無いのですが、
減れば変えなければいけません。

ミシュランのパワーやピュアは タイヤセンターが やや 尖がっていたので
気分転換に ゴロンとしたタイヤを選んでしまいました。

12Rでは 初めての国産タイヤになります。

まだ、フロントには髭が残っており、100kmも走ってないので、よく分かりませんが
とても 剛性があり 速度を出しても安心感があるようです…。

あとは ライフの問題なのですが
ミシュのパワーが大体5000km 持って6000kmだったので
比較してみたいと思っています…。


タイヤ交換後 夜の山岳路が帰路だったのですが、
やはり 新品タイヤを装着すると 良い感じですねぇー

少々の速度でも微動だにしないぐらい安定しています。
おそらく、超高速域では凄い性能を発揮しそうな感じがします。

(パイロットパワーに比べると落ち着き感があって安心できるのですが
切り替えしとか少し重いような気もしました…。)

慣れます。


補足記録

10月5日 12Rの車検でした
足回りのオーバーホールをして間もないし 灯火類も問題無いようですが
カウルやライトユニットを外しているので光軸はピシッと合わせないといけません。
ユーザー車検での持ち込みを、2回ほどしたことがあるのすが
前回は 光軸合わせと ブレーキスイッチの不良で 車検場近くのバイク屋さんで
光軸を合わせてもらったり このバイクを購入したレッドバロンまで行って
ブレーキスイッチを分けてもらい、とても手間が掛かりました。

今回 私自身公私ともに忙しく時間に余裕が無く
 安く引き受けてくれたので
知り合いのバイク屋さんに お願いしました。…
 
バイク屋さんに渡す時点での走行距離 83830km台
バイク屋さんが自走での車検場まで おそらく車検場到達時点で83850km弱位でしょうか
ほぼガス満タンでバイク屋さんにお預けし 
戻された時の走行距離は 83870km弱でした。
その後 タイヤ交換のため山越えで軽く流し隣県まで。
車検のために燃料消費したのか 燃費が…7.9km/Lでした。
過去最悪の燃費を記録したようです…。
ま、燃費を気にしてたら、乗っちゃいられない車種ですけどね。

普段は 
山を流して13~14km/L
朝駆けで12~13km/L
長距離で エコ走りして15km/L台というところです。
その都度 燃費は記録しているのですが… 
バイクも古いので 今後燃費を少し注視したいと思います。

補足 過去タイヤ
パイロットパワー 及び ピュアを装着した時の画像と印象
パイロット パワー 
パワー2ctはとてもゴム質が柔らかく 今だ販売されている息の長いタイヤです。
当初は ツーコンパウンドではありませんでした。
その後 エッジ部分のほんの少しだけ
コンパウンドが違う2CTが発売されました。
個人的には 2コンパウンドは不要のような気がします。 
ライフ終了寸前まで ハンドリングの切れ込みは少なく
とても 軽くバイクを倒すことが出来ます。、
剛性感に少し欠けているらしいのですが
素人の私には そこまでは分かりません。


パイロット ピュア の場合


パイロット ピュア は 2コンパウンドの割合が片面均等に近く
少し走っただけで サイド部分がベタベタになります。
どんな人が乗っても エッジまで安心して倒せると思います。
これは 過去2回ほど履きましたが、
市場では あまり 人気が無いようでした…。
ピュアは縦に溝があるので 路面の小さな縦溝やウネリにハンドルを取られるような
感覚は あるものの そのタイヤの路面に対する食い付きは良く
個人的には嫌いではありませんでした。
欠点と言えば
ライフそのものは パイロットパワーより長いとは思われますが、
フロント側の減りが リアに比べると早く
3000㎞も走ったら ステアリングの切れ込みは激しくなってきます…。
ただ、タイヤそのものの重量がとても軽く
パイロットパワーより 後輪だけで500gほど軽いので
バイクそのものが軽くなったような気がしました。



他は 
ピレリのディアブロスポーツなど着けましたが12Rとの相性は悪かったです。

パイロット ロード2というタイヤを着けたこともあるのですが、
ツーリングに振ったタイヤだけあって
ライフが長く 凄く良いイメージが残ってます。
最近、復活して再生産されているようです…。




2015年9月28日月曜日

ZX12R 走行距離


季節は すっかり秋になりましたが、
まだ、まだ、陽射しは強く
日陰を探したくなる 今日この頃です。






ここのところ
自転車や原付で遊んだり、他のバイクに乗せてもらったり
12Rに乗る頻度が少なく 距離もそう伸びてませんが、

12Rはとても元気です…。

そして 近場の山岳地帯は 
自転車 小型大型バイク トリシティー(3輪車)までがワィンディングロードを楽しみ
 とても平和です。
美味い空気に ヒンヤリした山のイオンは 身体を癒してくれます。
この日は 150kmほど軽く流してきました。

山を下りた所にある コンビニで アイスコーヒーを頂きます。
とても 旨い … 150円なんですけどね。

平野にある この場所から山岳地帯に目をやれば
山々の尾根と青い空のコントラストがとても綺麗です。
この山々の道を 朝駆けメンバーと ご一緒させて頂いた当初
こんな道があったんだ ここに抜けるんだと … 近場でありながら
初めて知る抜け道や林道を楽しんでいた頃が 走馬灯のように頭を駆け巡ります…。 
もう、この広大な山岳地帯の路という路は 行き止まりを含め
走り尽くしたようです…。

さて、次は 大分 熊本 です
他県の山岳地帯も 大抵 朝駆けメンバーとご一緒しましたが、
路面状況が素晴らしい抜け道のオンパレードでした…。
ソロでトレース出来るかどうか…


向こうの日陰に駐車している 12Rが
 
「 まだ まだ 走り足りない」…

とは言っていませんが、そんな風に見えました…。















2015年9月27日日曜日

トリシティー という3輪車


バイクは2輪でなければいけない…
果たしてそうなのでしょうか


今まで、3輪の分野 トライクなどまったく興味が有りませんでした。
むしろ
前輪一つに対して 後輪二つなど 慣性の法則に反し
公道において危険だと思っていました。

台湾ヤマハが販売している トリシティーというバイクは前輪二つに後輪一つなので
ハンドリングがすでにバイクで無いと思っていました。

思い込みと決め込みとは良くないことだということです。

乗らせて頂きました…
若干マッタリ感はあるものの ハンドリングはバイクそのものです。
走行中 前輪が二つあることを意識することなく傾ければ 二輪バイクと同じように
旋回体制に入っていきます。

フロント二つの車輪の間に ヤジロベェーみたいなリンクバーがあるのですが
片方の車輪が下がれば もう一方の車輪が上がるという構造です。
段差に片方の車輪が上がれば 片方の車輪は下がり 
テレスコピックのショックアブソーバーが
衝撃を吸収し 車体の姿勢を保ちながら挙動を極力抑えています。

旋回力は予想に反して かなり安定しています。
タンデムでのUターンも楽々です。
低速での スバ抜けた安定性は 速度が上がっても変わらず
コーナー旋回時の安心感は 乗ってみないと分からないでしょう
できれば、峠の下りで試してみたいと思うほどでした。
コーナーリング最中、若干のアンダーステアーですが
マンホールの窪みや 小石など 関係ないようです。

ライダーには前輪が どんな動きをしているのか分かりませんが、
二つのタイヤがしっかりグリップしてるんでしょうか。

125ccの排気量に150kgの車重なので 加速は良くないのですが、
通常交通の流れに十分に乗れます
オートマなので 淀みなく80km/h位まで加速します。

基本設計がスクーターなので 多くは望めませんが

このような 複雑なフロント回りにも関わらず 30万円台の価格です。

お洒落なレストランや カフェ 街並みにとても似合うスクーターですね…

3輪でありながら 自立はしません。
つまり 停止中 足で支えないとコケます。
この乗り物の乗り味は間違いなくバイクです。


2015年8月16日日曜日

個人的にはお盆…そして終戦記念日

お盆の入りから 中一日を除いて
本日 お盆のお送りまで
ほぼ バイクで動き回っていました。
子供の頃から 1回も欠かさず習慣化しているお盆の行事…。



お盆の頃になれば、空や風に変化を感じます。



中一日はバイクとはお別れです。家族と共に …非常に疲れましたが 仕方無いですね…。 






そして、

70年前の8月15日 日本は終戦を迎えました…
上の画像のような平和国日本で そんな時代も在ったのだと
改めて思い知らされます

日清 日露 日支戦争まで … そして 太平洋戦争 の 入り口ぐらいまでは…
大方で良いので 知っておいた方が良いですかね…

その後の歴史は テレビや 映画 ネット等で盛んにやってますし、
 時系列位は誰でも知っていることでしょう…。
何故、日本は大国アメリカと喧嘩しなくてはいけなくなったのか
これぐらいは もう 知らない人の方が少ないかもしれませんね…
人間は感情の生き物ですが、誰が悪いとか 賛美も否定も無く
冷静に戦争というものを客観視することが大切だと思います…。

日本は 開戦から半年位は快進撃を繰り広げるのですが
ミッドウェイー海戦以降 コテンパンにやられ(詳細は省きます)
玉砕、体当たり自爆、などで 若い多くの命が失われ、
これこそが、この国にとって大きな損失だったと思われます…。
日本だけで310万人もの人たちが戦争で亡くなりました。
最終的には 原爆2発も落とされ 罪なき子供らまで犠牲になり、
それでも、ポツダム宣言受諾にあがきながらも
天皇陛下の玉音放送にて終戦を迎えるわけです…。

この時、鈴木内閣は ポツダム宣言受諾について天皇に丸投げしたようですね…。
まとめきれないという 鈴木貫太郎首相に対して

昭和天皇が「ならば私の意見を言わせてもらう…」ということで
ポツダム宣言受諾が決まったということです…。

立憲君主制においては 
本来なら大臣が決断の責任を負うべきなのですが、

憲法上 沈黙を守らざる負えない天皇が ついに発言したわけです… 

一般市民を狙った残虐な爆弾を非難しつつ 日本国民を思う心情ゆえのことだったと
思いたいです…

この時
 ポツダム宣言受諾の意思が決まった その日の早朝
陸相(陸軍大臣) 阿南惟幾が 割腹自決をし、
その翌日に
特攻の生みの親と言われた
大西瀧治郎が
 多くの若者を死なせたという責任を取り 割腹自決しています…
共に 国体維持と日本国の復興を願い 遺書に残し
若い者は生きろ と 若い将校たちに進言しています…。

その他 終戦後の自決した軍人は沢山居ます…。

ある意味

当時の軍人さんは とてもピュアのような気がします…。
是でもなく非でもなく

歴史は繰り返されると良く言われますが、この先 このような悲劇が起こらないよう
願いたいものです。

現在と 戦時下における状況は違うにせよ、
日露戦争時は 日英同盟
太平洋戦争時前に イタリア ドイツ との三国同盟 と 日ソ中立条約…
この同盟や条約は 各々国益次第で消滅してしまうという歴史は
紛れも無い事実です…



戦争で犠牲になられた多くの人々に 
合掌したいと思います…。














2015年7月27日月曜日

安保法案…

可決されましたね…

集団的自衛権やら 個別的自衛権やら 反対やら賛成やら
大騒ぎでしたが…

さて、
安保法案って 何なのでしょうか…
はい…
「安全保障関連法案」

どういう法案なのでしょうか
はい…
自衛隊法 PKO法 周辺事態法 船舶検査活動方 武力攻撃事態対処法
米軍活動等関連措置法 特定公共施設利用法 海上輸送規正法 捕虜取扱い法
国家安全保障会議設置法 
ひーふーみーよー 10個の法改正を総称して

「平和安全法制整備法案」

そして
新たに新設される 法案が

「国際平和支援法案」 



是非について色々と空想的意見がありますが


賛否是非の前に まず

 日本の戦争について…、
日本の戦争は幕末まで 遡らないと 理解できないでしょ。

同じように 世界の紛争や争いも その ルートを辿ると 何世紀も前から
調べないと 真相は理解し得ないと思われます…

歴史的認識など 負の部分だけを輪切りすれば
戦勝国によって 敗戦国をいくらでも悪に仕立て上げることが出来ます。

一昔前の戦争について…
どんな思想主義や正義という大義を掲げていたとしても
戦勝国にとって 不平等条約 賠償金 領土割譲を 負けた国へ強制し
 壮大なビジネスが成立していたわけです…。

戦勝国も敗戦国も勝利という正義を勝ち得るため 
沢山の国民を犠牲にしています 
戦争には凄いお金が掛かる 元取るために絶対に負けられない
そんな 図式が見えてきます…。
「こりゃー、割りに合わん 負けた方が得だ」 
と あっさり降参する国もあったわけです。

日本は 明治維新以降 富国強兵をスローガンに 西欧諸国文明を
目指していましたが 日本が他国と違うのは
辱めを受けたり 自尊を失う位なら 
死して生を全うするという 侍魂が強かったということです…。
玉砕戦なんてのは旧日本軍ぐらいしかやっていなかった…。
負ける位なら死んだ方が良い という 精神論ですね。

戦闘員以外(老若男女 成人 子供)を巻き込んだ 第一次世界大戦以降
世界は人類の平和を模索し続けています…
それでも 第二次世界大戦 太平洋戦争は起きました。

第一次世界大戦中 途中で不参戦を表明したロシア→ロシア革命 社会主義国へ
平等と平和という大義で武力革命という矛盾…

ケロッグ ブリアン協定(パリ不戦条約)
日本を含む列強の平和連盟条約。
この パリ不戦条約が、国際的な集団的安全保障の始まりかも知れませんが
自衛のための戦争と制裁は認められているという禍恨の連鎖…


今の日本は…? 
当然敗戦国として そのレジユームは今だ続いています。
例え、法整備が整っていても 戦争は出来ないでしょう…
というより 戦争をする能力が無いと思われます…金も無いでしょう
自衛隊の能力は「専守防衛」であり 戦争をする能力ではありません…。
戦争をするなら 実戦を含めた準備と 兵力の増大と 莫大なコストを要するはずです。
敗戦した日本は 戦勝国によって憲法の草案がされ 70年経過しているわけで
平和国以外 生きる道はないのが現状だと思います…


なぜ、日本政府はこの法案の説明が下手なのか…?
それは
この法案の対象国となる相手に言及出来ないのが原因だと思います…

東シナ海のガス田基地
南シナ海の広域な埋め立て
増え続ける軍事費

どこの国か分かりますよね… あくまでも国レベルの話なんでしょうけどね


今の日本は戦前の日本とは違います
今の日本は 戦前のヨーロッパ諸国に似ています
当時の列強国 フランス イギリス が オーストリアを始めとした
周辺諸国へ ドイツの 侵攻を許してしまったことが
第二次世界大戦という 大掛かりな大戦に発展してしまいました…。
ドイツにも深刻な事情があったということもありますが、
それはさて置き…。

そうならないように

安保法制の見直しは
集団的自衛権により 特にアメリカを始め 周辺諸国と連携し

「侵攻しても これだけの国が協力し合ってますよ」
と 分かってもらい
(分かってくれないかも知れませんけどねぇー
周辺諸国がちゃんと連携してくれれば良いんですけどねぇー
同盟国が国益云々で 天秤計りをしないと信じれれば良いのですけどねぇー)

 他国との協力を促せるための効率的な手段である法案改正と
 思わざる負えません…。

いまの日本の状況では
これを戦争の抑止力とすることが精一杯なのかもしれません…。
敗戦から70年経っても 憲法改正をしない限り それ以外無いでしょ。

戦後生まれの 私には戦争の是非を語ることなど出来ませんが、
世界のあちらこちらで起こっている紛争など 聞けば、
残虐の極みだと思うのは私だけでしょうか

ちまたでは徴兵制復活など 盛んに訴えてる人たちが
居るのですが
実戦経験豊富な あのアメリカですら徴兵制は廃止されています。
戦闘員になれるのは希望者だけで
その中で さらにふるいに掛けられます。

また、嫌々 徴兵制度で 戦闘員になっても役に立つどころか
足を引っ張りかねません…。

近代戦は昔と違い それなりの装備も必要でしょうし
三八式小銃に銃剣装着して 突撃ぃーー なんて いうことも無いだろうし

良い人材に良い装備が無いと 戦えませんよね…



2015年7月21日火曜日

変わらない風景


30年ほど 昔と変わらない風景もあります…。


でも、

間違い無く 時は移り変わっているようです…。


良く、休憩するパーキングでは

突然の雨のせいか

雨宿りする 大型バイクの集団…

10Rに14Rが2台 ZRX1200が2台 MVアグスタ パンヨーロピアン
VFR1200 CB1300ボルドール

順番に綺麗に駐車されています。

雨も小降りになり 皆が編隊を整えパーキングを出ます…。
ここまでは
30年前から 見慣れた光景です


この集団の中に 若年女子が3名 
男性軍はだいたい中年の頃合いなのですが、

昔はどちらかというと 男子主導の大型バイクでしたが、
少々 その構図に変化を感じます…。

バイクを扱い慣れてる身のこなしで 明らかに上手だと思われる 先導役の10Rが
雨具も付けず HYODOで身を固めた若い女子であること…
 
14RとVFR1200を駆っているのも若い女子だということ…
大排気量 高出力車に物怖じのかけらも無く

女子の方がウェアの着こなしも ライポジもカッコ良かったということ…

決して 男性軍の手を借りず 大型バイクを上手に扱いながら
スムーズにパーキングから発進していました…


遠くから その光景を 眺めながら ふと 空に目をやると

雲の切れ目から青い空が覗いていました…。




 





2015年6月30日火曜日

良く話しかけられる 最近…。



何故だろう…

今まで 「誰も近寄るなオーラ」でも 放っていたのだろうか…。
ウェアーはブラックのレザーが大好きで
文字が沢山入ったり派手な色合いのウェアーは好みでなく
フレンドリーなスタイルは嫌いだったこともあるのかも知れません…

独りで走る時、休憩中 話しかけてくる ライダーは そんなに居なかった…。
もちろん、こちらから話しかけるなどしない…。

見晴しの良いパーキングには 夕方でも
沢山のバイクが集まっている
そんな場所に停止するのは 綺麗なトイレがあるからだ…
それ以外は バイクが沢山集まっている場所で停止することはない。

最近、良く話しかけられる…。

山中で信号待ちの時
ハーレーのスポーツスターを駆る人に話しかけられた…。

「 12Rについてお話を聞きたいのですが…」
対して
「…今時のバイクの方が良いですよ…」 と答えた。


ある、道の駅で休憩中 4輪のドライバーから 

「…気持ち良いでしょう…」
対して
「…はい、のんびり走ってます…」
そしたら
「…そんなことはないでしょ これで… タイヤ結構使ってるじゃないですか…」
と言われた。
心の中で そうじゃなくて
(タイヤをエッジまで使うのは ケチなので均等に減らしたい…それだけです)


ある、夕日が綺麗なパーキングで
ゼファー750の人から

「…速いでしょ、コレ…」
対して
「…いやー、乗り手が速くないので…」 と笑いながら答えた。

その時

ちょっと 離れたところで
明らかに20代と思われる若者たちが 談笑していた
カワサキの ZⅠ に 900GPZR に ヤマハのXJR1200
若いのに 古いバイクに乗ってるなぁーと 遠くから眺めていた…。
彼らは帰り支度で ヘルメットを被る前に
私に 軽く 会釈をしてくれた…
対して

私も 軽く会釈をした…。

今まで、そんなことは無かったのに 何故だろう … 

人車ともに 爺ぃーになったということでしょう…。


2015年6月24日水曜日

Ninja H2 …話題満載…



パイプフレーム イタリアブランド車のトラスフレームみたいで 
フレームレスに近いような
モノスィングアーム(片支持) これも現行イタリアブランド車のような


そして 最大の売りと言えば スーパーチャージャー
発売前から話題満載のH2でした。

嫌いではありません…

若けりゃ…




14RはH2より排気量が450cc以上も大きいし…
エンジンも車格も巨大ですし、
メガスポーツの分野において 12Rから始まりすでに15年
熟成の域に達しているはずです。

日本各二輪メーカー4社とも だいぶ 以前ですが、 30年以上前位にも 
過給機(ターボチャージャー)ユニットエンジン搭載モデルを世に送り出しています…。
但し、短命に終わったようです。

昔に比べ 今は細かくまとまり リスクを極力避け 
効率の良さを求められている時代ですが、

今度こそ この過給機搭載エンジンに挑み継続して欲しいですね…
試みを最初にすることは 立派だと思います


過給機といえば、ついつい 高出力や速さが目的だと思われがちですが、
今は 小さく軽いエンジンへとダウンサイズを可能にし、
省エネ貢献至上の為の過給機がほとんどだし…決してそれも悪いことではないですが、

その中 良くこのようなモデルを送り出したもんです…。


乗り難いとか
使えないとか
コーナーリングに向いていないエンジンとか
公道では無用の長物とか
誰も手懐けることが出来ない加速…
とか

そんな小理屈は無し… 

kawasaki ヤンチャ全開












2015年6月17日水曜日

走る 曲がる 止まる そして初心…

梅雨の合間
夕日が落ちる前に
軽く 近隣の山路を走り…


にて
足元全般のOH パーツ交換 前後足回りのバランス調整をして頂いたことにより
ちゃんと動く足回り
握りの力加減でちゃんと効くブレーキ

これだけで、なんと心強いことか…。

ブレーキ単体だけ、しっかり効いたとしても ダメだったはずであり
 それに 応じたバランスの取れた足腰の強さが 有って
初めて 怖くないブレーキングが出来ます。

バイクをサイドスタンドから垂直に起こした時点で
フロントのインナーチューブは 僅かながら スーッとアウターチューブに吸い込まれ
リアもスーッと沈み込みます…

手で押して幾分固いかな思われる フロントサスペーションですが、
路面の小さな凹凸を十分に吸収してくれ ブレーキング時はグッと踏ん張り
減速時 無用な挙動も無いので 
素直にコーナーリング姿勢に入れ 一連の動きが とてもスムーズになりました…。

逆に 若干柔らかいかな…と思われた リアサスペンションは
乗車時でも 加速時でも
決して尻下がりに成らず バイク全体に掛かる重力を10とすれば
前部5 後部5 に近く
バイク全体が低く身構えられ、
猫の足のように路面の小さな衝撃を吸収しながら 
しなやかに路面を捉え 接地感が増しました。

陽が沈みかけた 山路にて
うねっているような大きな轍(わだち)に気付かず
若干のバンク体勢のまま結構な速度で斜めに通過してしまいました…。
全く 心の準備が出来ていなかったせいか
轍(わだちの大きなうねり)を乗り越え時
オッと思うほど突き上げ感があり、 
バンクしている車体が一瞬起き上がりかけたのですが、
車体は最低限の挙動で お釣りが来ることもありませんでした。
以前だったら、私のお尻が跳ね上がっていたことでしょう…。
理想的な猫足です。

まだ、まだ、煮詰めるための微調整はあると思われますが、
とりあえず
また、楽しく乗れそうです



梅雨の合間に 済んだ空
夕日が沈む前、 
山々の路を走りたくなったのは 久しぶりです…。

初心に戻り 綺麗に走ることから…
また、始めようかと思います…。
この12Rが手元に来た頃のように…。 


 

2015年6月9日火曜日

メンテは足から …12R 足回り治療 …

梅雨の時期
木々の緑も一層深まり ぐずついた天気が続いています
その合間の曇り空をみはかり

治療中の12Rの退院のため
隣の県まで 引き取りに向かいました

お店の前に行くと 次期入庫のバイク
ここで 治療を受けたバイクの
持ち主たちが談笑中でした…。

治療が終わり なんとなくスッキリした感じです…。

戸惑うほど 乗り味が変わりました…。

驚くほど効くブレーキのレバーを引き
手で押さえても 固め かなと思うフロントサスなのですが、

走り出すと 見事に路面の凹凸を吸収してくれます。

グリップとシートに伝わる 路面の感触が 今までと明らかに違います…。
小さな凹凸にタイヤが追従しているのが 鈍感な私でも分かるほどです。

プラグを変えたせいなのか
綺麗になった エアークリーナーのせいなのか
それとも久しぶりに乗ったせいなのか
エンジンの吹けがとても良いです…。

2番シリンダーのプラグが完全に緩みオイルがそこから漏れていたらしいです。
(おそらく プラグホールがプール状態だったはず)
ただでさえ、フレームとシリンダーヘッドの隙間が無い上
イグニッションコイル式のプラグキャップが使われ
配線などのカブラーでまったく見えない部分です。

この日
 普段、良く走っている ヘアピンが続く 九十九折りの 森林豊かな山岳路を
帰路に選択しました。

最初は 良く効くブレーキに戸惑いましたが、
 路面の小さな凹凸への追従性が良いせいか
バイクに任せで 実に気持ち良く 走ることが出来ました…。
前後ともタイヤの接地感が違います
踏ん張り感も違います。
だからと言って 
ごつごつした硬さは無く 安心感も違います…。 


足回り治療 
入院時からの経過

積算距離 81500km
入院日 5月10日
乗ってもらい 足回りへの説明を聞く
治療期間 4週間 
部分的な治療で無く全体のバランスをリセットしなければ、
意味がないということを理解します。

あ、という間に丸裸にされ 吊るされます…。

 

Fフォークは完全分解されます。

ここから 徹底的な磨き作業が始まります
減衰バルブのケバの処理 各シムの磨き
スコープで確認しながら丁寧な作業は続きます。
減衰効果を出すためには より良いオイル流動が必修です…。


バネの巻き数 内径 外径 長さ から ひと巻当たりのばね圧を計算し 
数値を出し、データーを記録します。

リアサスのリザーバータンク内はゴム袋(プラダ)があり そこに窒素ガスが入っていおり
その ゴム袋の圧力で リザーバータンクに流入してきたオイルを押し戻しています。

前後サスペーションのバランスは感覚でなく 最初は数値で決めるという説明を受けます。
ブレーキ キャリパー ピストンの徹底した磨き
ブレーキパットがスムーズにスライドするように パットの台座まで磨かれていました。
そこまで やらなくても…と 思わず言いそうでした。
地味な作業は続きます…。

それは それは 綺麗に磨き込まれた ブレーキ回りと
組み込むを待つ Fフォーク一式
Fフォークのメインスプリングは距離も走っているので交換です。
しかし、
12R用のメインスプリングはすでにメーカには無く 14Rのスプリング改を組まれます…。

その後、スィングアーム
リアサスリンク回り
特に リンク回りはニードルローラーベアリングの固着
グリス切れ等への作業

また、

ステムシャフトへの砂利の付着…
ステムアンダーベアリング摩耗 レースへの打痕… 

15年という歳月の経年劣化を受けた 足回りのパーツ交換 
及び グリスアップ等による潤滑促進 



今回 

 特にリアサス リンク回りに関して
やらなくてはいけないと 分かっていながら
動いているから 良いだろう 異音がするわけでもない…。
もう、距離も結構いってるので 最後までこれで我慢しよう 等と
自らに都合の良い考えで、とうとう こんな状態になってしまったことに
深く 反省しました。

自ら 気付かず
他人に指摘され 初めて知った潤滑性能低下 作動の渋さ
典型的な状況でした。
実に恥ずかしい限りです…。

幸いだったのは
朝駆けメンバーの仲間が 不具合を指摘してくれたこと
そして その仲間たちが 足回りのスペシャリストを知っていたこと
そして
そのスペシャリストたちが 親身に治療してくれたこと

足回りに詳しい作業所だということは 
以前から話に聞いていたことだし、
実際 会って話せば すぐに分かりました。

やらなくてはと思っていた 
足回りのバランス等など コアな面で迷走していただけに
決心が着いたことも
良かったと思いました。

この部分は 設備や特殊工具 
豊富な知識が無いと 自分じゃ 出来ないところです。

だからと言って 信頼できるショップも無かったし…

いずれにせよ
足回りの最低限のリフレッシュは遅かれ早かれ 
しなくてはいけなかったのです。

ホントは もっとお金をかけて やりたい箇所もあったのですが、
家族の手前 そうそう バイクばかりにお金は掛けられないし
今回 最低限のメンテです…
 いずれ煮詰めていくところもあるでしょうが、とりあえずですね。

シール類は SKFキットが組まれています…。


そこまでやらなくても

「こんな小さな作業の積み重ねを丁寧にして ようやく良い結果に繋がるんですよ…」

Bilanci

は 
このように言います
この言葉だけで ここに入庫する理由は十分でした。

12R退院日 クラッチピンの摩耗や 
チェーンが ひとこまだけ 動き悪いことを指摘されます。

「一応はそこにも手を加えていますが、それで馴染めなかったら
交換してください…」

「パーツ等 は直接 こちらに送るなり 持参してもらって良いので…
ここで、交換作業はしますので…」

「タイヤも直接 ここに送ってもらって良いですよ 組み換えしますので…」

ここは
バイクを売ったり パーツを売ったりするショップではありません…。
独自の計算式で前後のバランスを追及し 独自の潤滑ツールを駆使し
調子の悪い 迷走している足回りのセッティングに対して
真剣に向き合い 的確かつ丁寧に対処しくれるところです。

誰だって 
どんなに経年しているバイクだとしても 愛機を 乱暴に扱われたら嫌ですよね


ここは 人に勧めることが出来ますね…。


2015年6月5日金曜日

12R 良い感じになったそうです…。…bilanci





画像が隣の県から送られてきました。

「良い感じでした」と 入院先から連絡がありました。

最初、このバイクに試乗してもらい
bilanciの主治医お二方の感想は これは良くないということでした。

私自身が 鈍感で下手っぴ だということもあり
これと言った大きなトラブルが無かったせいか
走ってばかりで足回りの検診を怠りました…

これで、12Rに 乗る期間が少し伸びたようです…。
新たなプラグも入り(純正は白金2極プラグ これは4万キロ目安で寿命)
何故か 嬉しいです。

この状態で様子を見ながら
いけると思えたら、 
足回りのグレードも検討したいと思います。

今回 bilanciさんで検診治療して頂き 一番の収穫は
色々なことを思い出させてくれたことです。

スチール素材だと思っていた円柱形のアッパーカウルステーがアルミ素材であることや
Fスプロケットカバーが分厚い樹脂製など
初めて知りました。
当時としては 各、構成パーツに贅を尽くし、
12Rは至るところに 軽量マグネシウム合金が使用されています。
以前ガスケット(パッキン)交換でシリンダーヘッドカバーが外された時
カムシャフト全体が さらに頑丈そうな補強プレートで覆われていたのを見て
他のバイクとは違う と 思ったことや
また、シリンダーヘッドカバーまでもマグネシウム合金であったことなど…

精度が無い を 強度や素材で補う

あー、世界のホンダ に 対して 村のカワサキ か なんて言葉を
思い出しました。

15年前 そんな カワサキというメーカーが
本気で 公道世界最速に挑み  
出来得る限りの技術と素材を惜しみなく投入し
独自の発想が 山ほど盛り込まれています…
そんな
熱い想いから生まれきたバイクだったということを…
忘れていました。

今まで飽きなかったのは
そのせいなのかも知れません。

Bilanci の 真似は 到底出来ませんが
出来るなら このバイクのコアな部分まで 自分自身の手で
触ってみたくなってきました…。







2015年6月4日木曜日

ブレーキ ピストンの 揉み出し って…


よくネットなんかで
フロントキャリパーを外し
揉み出しといって

ピストンをピストンプライヤーでグリグリと引きずり出し
シリコングリスなどを塗りながら
出したり 押し込んだり 回転させたり しているのを見かけます…。

この作業は果たして正しいのでしょうか?
昔は正しいと思っていたのですが
でも今は

個人的には否じゃないかと … 

バイク乗りの性なのか 自らのバイクを少しでも綺麗に保ちたい
ブレーキパットなんか交換する時
ダストの汚れに 我慢出来ず 掃除をしたい
と 思う気持ちは分かります…。

しかし

私も 一生懸命 ブレーキの良いタッチを出したい一心で 
ピストンが少しでもスムーズに動くよう その昔 試行錯誤した経験があります。
この時は結局 ローターの歪みが原因だったのですが、

ブレーキキャリパー内のオイルシールは
新品時、ブレーキフリュードに浸すと 膨らむという性質は周知だと思います。

オーバーホール時 抜くのが とても堅かったピストンも
入れる時は 例外無く 指でスムーズに挿入できます…。
オイルシールの入り口を通過したら スーッと入っていきます。

ブレーキフリュードに浸してセットしたオイルシールは
 しばらくすると その性質で膨らみ
キャリパー内のピストンを しっかりと くわえ込みます…。
挿入するとき あれほどスムーズに入ったピストンも
その後 動きが堅くなっています…。


私のブレーキは TOKIKO製のひとキャリパー6ポットですが
ピストンプライヤーでグリグリすると
堅く動きの悪いピストン と スムーズに動くピストンがありました。
なんとかして すべてのピストンがスムーズな動きになるよう
その両方の動きを ブレーキレバーを引きながら比較したことがあります…。
ブレーキローターが歪んでいることにも気付かず
その当時は ブレーキピストンの抵抗を少しでも減らすことしか
考えてなかったのです。

結果

スムーズに動くピストンの場合
軽い圧で簡単に出てきますが ピストンは出た位置のまま戻らず出っ放し

堅い動きのピストン場合
 圧を加えると 出ようと少し動くのですが
レバーを戻すとピストンは元に戻ります。さらにレーバーを引き強い圧を加えると
ピストンはニューッと出て レバーを戻すと ほんの少し戻ります(わずかに引っ込む)…。

私は 素人ですので
どちらが 正しいのか分かりませんが、

オイルシールの応力という点では
もしかしたら 堅く動きの悪い ピストンの方が
正常作動ではないだろうかと その時 思ったこともあります…。

量産車は出荷状態で 耐久性を重視している.
皆が皆ブレーキのメンテを神経質にしている訳ではない
メーカーにとって最も安全機関であるブレーキは
消耗部品の交換は簡単に出来るが
さらに コアな面に関しては少々メンテしなくても
性能を維持出来るようにしている。
(最高性能の短期維持ではなく普通性能の長期維持)

スムーズにすべてのピストンを動かすには
精度の良いキャリパーが必要になってくる
しかし
一連の動きをスムーズにするには
メンテナンスサイクルもバーツの交換サイクルも短くなる。

オーバーホール時 ピストンを抜くと 動きの悪いピストンには
オイルシールのブラックマークが付着しています。
これは、
オイルシールの膨らむ性質で しっかりとピストンを包み込んでいた
証ではないかと 思ったほどです…。

ブレーキピストンは
油圧の力を借り強い力で ローターに圧を加えるため
少し動けば良いのであり ローターに圧を加えたピストンは
レバーを戻せば オイルシールの応力で ほんの少し戻る(引っ込む)
そのためには 
ピストンの動きが少々堅くても 「戻り」の応力を効かせるための 
抵抗は必要なのでは…とも思ったりすることもあります。

したがって
独断と偏見なのかも知れませんが 
人それぞれ考え方はあると思いますが

揉み出しのみ作業
 特に
ピストンをグリグリと回転させブレーキピストンの抵抗を減らしても
せっかく馴染んている オイルシールの応力を破壊することに
なるのでは…と思ったりもします。

だからと言って 放ったらかすと
ピストンが固着して 戻らなくなることもある
以前、
引きずっているのに気付かず リアブレーキオイルが沸騰しスカスカになり
キャリーパー外してみれば ピストン固着…出たら出っ放しどころか
びくとも動かなかったことがありました…。

グリグリするぐらいなら いっそのこと
フルオーバーホール作業までした方が良いのではないでしょうか


そう思っています。

過去のブレーキ関連記録


2012年4月ブレーキ シール類交換

2012年4月ブレーキ不調はエア噛みではない

2012年4月 結局この時の対処では全然ダメだったということ


使用頻度は少ないので 安価で良いと思い
ピストンの揉み出しは これを使ってました。
注意点は結構強くロックが効きます。

ブレーキピストンロッキングプライヤー STRAIGHT/19-9870 (STRAIGHT/ストレート)





2015年6月2日火曜日

プロフェッショナル…bilanci




プロフェッショナルと言われる 第一条件は

仕事の速さである…。

掛かる時も あっという間に丸裸にされたが、

装着も早い…


本日 画像が送られてきた
一昨日に行った時は 足回りの仮止め状態だった
バッテリーも
ハーネス類のカブラーやギボシなどは外された状態で、
エキゾーストパイプもマフラーもタンクも
すべてのカウルも
なーも 付いてなかった。

ちょうど 面倒なプラグ交換最中だった。

ホント 組み立つのだろうかと思うほどだった。

まして、12Rに係りきりでもなく
ハ-レーも作業中だった…

10Rのジェネレーターの交換もしていた…
ここは電気系統に関して、敵う相手は居ないかも知れない
なぜなら 本業が電気技師だから…。

オーリンズリアサス装着待ちのバイクもある
( 一旦足回りをノーマルサスでOHリセットし本人好みに微調整し
そこで、初めて最適なオーリンズサスのバネを選択し装着するということなのか)


当然、ここの職人さんは これが本業でない

つまり

プロフェッショナルでは無いが 足回りのスペシャリストとでも
言った方が良いのか

結果がどうであれ
今までの作業の流れや丁寧さを この目で見てきただけに
そう言わざる負えない…。

根気と正確な計算と 集中力… まして 無駄なお喋りなど全く無い
真似をしようにも 絶対に出来ない。


12Rの アッパー サイド の カウルを脱着したり 取り付けるのは
慣れた人でも大変なはずだ…。

持ち主ですら…さーて やるか と気合を入れないといけない。

そして

ここからが、実際走ってみて 足回りの調整が始まるようだ
今までの 地道な作業は 正確な調整のための下準備だったのだろうか

流石ですね…。






2015年6月1日月曜日

量産車二輪の ノーマルブレーキ…と 雑感

実に気持ち良かった



久しぶりに この場所を走った(東脊振)

つづら折りのヘアピンのコーナーが続く山路
時は 夕方
ヒンヤリとした山の空気が人車共に包んでくれる

12Rの治療先からの帰路だ…。

セローは
軽快なエンジン音を響かせながら 実に軽くコーナーを熟しながら
変幻自在に走ってくれる

スピードメーターのデジタル表示を見ると
「 おッ と いつの間に… 」 
ついつい開け気味のスロットルを戻す
転ぶ気がしない…。

セローはわずか馬20頭そこそこにも関わらず エンジン特性が良いのか
急な登坂も楽々ギアが繋がっていく…。

シングルディスクローター 片押し ツーポット という 一見貧弱に見える
フロントブレーキも 軽い車体のせいか 下りのコーナーも怖くない
サスぺーションが柔らかいのだが コーナー直前でブレーキングすれば
グッとフロントサスが入り そのまま車体を傾け ブレーキをリリースと
同時にスロットルを開ければ クルッ と向きを変えてくれる…

最近、ブレーキパットを変えたが 実に汚いブレーキ回りだった
パットを入れるためピストンを押し戻すのに一苦労だった。
その時、せっかくマスターシリンダーの蓋を開けたので オイル量をチェックした。
オイルも汚れていたが、

それでも カチッとしたタッチで効くのだ。

あるタイヤ専門店の人がこう言った。

数々のバイクのタイヤやホィールを見てきた人だ。
本人もサーキットでレースを趣味にしている。

「量産車のノーマルブレーキは、あまり扱わない方が良いかもね 悪い結果例が多いよ」

十人十色 様々な人たちがバイクに乗っている
皆が皆 几帳面にメンテナンスをしているわけではない
通勤などの実用性も考えてあるはず。
特にブレーキなどは 安全面で非常に重要なツールであり、
メーカーは その辺を熟慮し 出荷した段階で
消耗するパットのみは簡単に交換できるようにしているが、
その他は 半永久的に使えるようメンテナンスサイクルは長く 
ほぼ、ノーメンテナンスを前提にしているように思える…。
つまり コストとブレーキ性能と耐久性とメンテナンスサイクルのちょうど良いポイントを
メーカーは考えているように思う…。

そして more performance を 求める人は
スムーズに動くブレーキピストン回りと それに対応した精度と強度のある箱となるべき
キャリパーを選択する。但し 最高性能と引き換えにメンテナンスサイクルは短くなる。

足回りだけでも より良いパーツを求めれば切り無く無尽蔵に費用が掛かる。
やるなら バイク購入からノーマルの乗り味を知り すぐの段階が最適だろう。

残念だが 積算距離的に
もう、私の12Rは 時 すでに遅し のような気がする。
消耗品の交換と清掃(OH)をし 様子を見るしかない…。

スズキのGSX1400に 15年位乗っている友人が居る
距離はあまり走ってないかもしれないが
私の12Rと同じ TOKIKO製6ポットのキャリパーが装着されている…。
当然、マスターシリンダーもノーマル
パット交換時の掃除やブレーキフリュードの交換位はしたこともあるかも知れないが
オーバーホールなどしていないだろう…
しかし、
ブレーキレバーを引くと カチッ とした タッチだ。

また、古いカタナ1100が うちに来たので ブレーキレバーを引くとカチッとしたタッチだった。
こんなことを言ったら失礼だが とても汚いカタナで整備などしていないのでは
というような車両だった。

良く遊びに来る ロングスィングアームのZX12Rが居るが
ブレーキレバーは引くと 同じTOKIKOながらカチッとしたタッチだ。
ブレーキOH 「効けばよい」そんなタイプの人だ。


また、今まで
わたしが過去に乗った リッターバイクも ブレーキのことなど気にしたことも無かった。
ブレーキパットが減れば変えるだけだった…。


治療中の12Rは 腕利きの職人たちが一生懸命OHしてくれたにも関わらず
セット段階で カチッとしたタッチにならない スポンジーなタッチは良いとしても
タイヤを回した時 若干の引きずり感が出ていた…。
フロントは新品のブレーキパットを入れた訳でもない。

ま、コアな部分まで詳しい作業場なので
良いあんばいでやってくれると思う…。

しかし、何故だろうか… 
メンテをしてないようなブレーキのタッチがカチッとしているのは 
OH等のメンテでスポンジーになるのは…
出荷段階のノーマルブレーキ全体の精度が足りないからなのか
ノーメンテ用に作られているのか
強度的不足でキャリパーが開きでもしているのか
スムーズな作動や、繊細なブレーキタッチより、
制動力と耐久性に比重を起き 開発しているのか

距離を走った古いバイクに多くは望めないが…
とても 考えてしまう…
バイク全体もかなり 弱っているということだろう…。 
金属や樹脂 パッキン等の経年劣化は 何も足回りだけではない。
8万キロオーバー それも12Rというバイクで 
当然だと思う…。

シリンダーヘッドからはエンジン停止状態でも
自然とオイルが漏れていた…拭いても 少し経つと また漏れている。
ヘッドカムカバーのパッキンを変えなければいけない。
(また、すぐに漏れるのは分かっている。
過去1回交換しているが1万キロも走ったら少しずつ滲み出した。)

次は…どこが… 
電気系統なのか ギアミッションなのか…その時はその時と開き直るだけだが、
乗り手共々 もう若くないということを自覚しないといけない。

数十年バイクに乗り続けて 様々な症状のバイクを見てきただけに
そろそろ修理地獄という窯の蓋が開く頃だと分かっている…。
12年乗り続けたバイクだ…
そして ここ4年余りで5万キロ 休日のみ使用で走った
乗り辛いバイクだからこそ 飽きずに乗り続けることが出来たのかも知れない

実際に12Rは 何故なのか楽しかった…。
ホントに楽しいバイクだ。

最近色々なバイクに試乗する機会があり
今時のバイクがどれほど良いのかも分かる 工業技術の進歩は日進月歩だ。
見た目に個性が無いのは否めないが ミドルクラスに興味がある
勿論 買い足しだ。
腕力が弱いので
倒した時 独りで起こすのに一苦労するようなバイクに食指は動かない

とりあえずだが、12Rは持って置く
このエンジンと足回りで
後2万キロ+6千キロ走りたいと思ってるが、
どうなることやら…

間違い無く言えることは
自分でバイクのメンテナンスをすることは 楽しい作業であるが、
所詮素人だ…ということ
コアな面まで詳しい信頼出来るプロに 定期的にメンテナンスを
してもらうことだ…

今回 
という、作業場に 12Rを預けたことは この上ない選択だと思う…