…乾電池…

徒歩で１０分　
自転車だったら５分　
バイクで１分
そんな　
近くの　ホームセンターへ買い物に行くのも
天気が良ければ　　何かと理由をつけて　
バイクを使ってしまう

ある休日　目覚まし時計の乾電池を切らし
最寄のホームセンターに買い物へ　

ところが、
透き通った空の色にくすぐられ
ホームセンターを素通り　

…ほんの　ちょっとだけ走りたい…　
そんな　つもりだったはずが

そのまま　都市高に乗り　さらに高速へ乗り
とうとう、隣の県まで…
そして　
高速を降り　山中を通り抜けると

まるで、空に浮いているような　
尾根伝いを這う道路の誘惑…　

いつの間にか　さらに隣の県境まで走り、
そこのコンビニで　単三乾電池を購入




休憩中
遥か遠くの峰々を見渡しながら

まだまだ走りたい　
このまま　
この国の果てまで行けるかもしれない　

そんな
非現実的なことを考えながら　

ポケットにある乾電池に気付き
帰路に向かうため　クラッチをつなぐ　
　　　
　とても　良い季節の　そんな日を思い出しました　
　　　　　　　　


　雨に濡れる街路樹に　
　　新しい生命の息吹を感じ　
　　　　梅雨真っ盛りの今日この頃です