2012年4月30日月曜日

モンキーでお散歩 山 海 街

なんだか、12Rに乗ることが しんどいと 思う日があります。
年月とともに 体力 視力 反射神経 間違いなく衰えています。
速度と加速と回転域 そして コーナーリングの目測 角度
とても 神経を使います 風を受けるだけで疲れるのがバイクです。

だから 年配者は 疲労が少ないBMWに乗り
又は ゆっくり走っても面白いという
ハーレーに乗るのかも知れません。

それでも 好きだから 12Rで走る…いつまで私の運動能力が持つだろうか…

でも たまに こんな良い季節ですから
のんびりと 心地よい風を受けながら 散歩がしてみたい

身構えず乗れるバイク モンキー
天気 まぁまぁ そして 明日から空模様も芳しくないようです。

 家族も 大分に疎開しており

連休とは言え
企業のような大型連休などありません。

とにかく モンキーでそこそこの距離を走らせるのは 今日しかないようです。

ご近所の カフェドパリには 珍しいバイクと外車が多く訪れていました。 

ここ、ずーぅっと行っていない
三瀬峠ふもとの 木の香に久しぶりに散歩がてら出掛けました


木の香り 漂うカフェですね ここまで来ると空気の味が少し違う


コーヒーに 人参ケーキということらしいのですが 手作りの一品を頂きます


三瀬旧道 原付モンキーで 登ります。
このモンキーはクラッチ付きの4段変速なのですが、
2速と3速 で なんとか頂上まで
ここから、久しぶりに雷山林道へ 長野峠側の入口は通行止ですが
もしかしたら 二輪は通れるんじゃないかという 都合の良い読み

どうなることやら


ここは 雷山林道の展望台です。


本格的な通行止看板ですが、
横スペースから この先に進みます


昔、オフロード時代から 良くお世話になった ペンション小畑山荘
カナダ直輸入のログハウス 
まだ、まだ、遠い昔 この雷山林道が未舗装だった時代
オフロード車で
必ずここに立ち寄り コーヒーを頂いていました。
また、宿泊したこともあります。
馬が居て 鶏が居て 猫が居て 犬が居た…。
気さくな親父さんと その奥さん
閉鎖されていました… 
ハァー 年月が過ぎるのは速い

周辺にある 分譲別荘も 人の気配がない 荒れ果てた建物が多いような気がします。
今の日本国の縮小版を見たような気がしました。


あいやー 完全崩落ですね トライアラーと良い乗り手が居れば
行けるかも知れませんが、無理ですね
引き返します。


三瀬頂上まで引き返す気はありません、途中山道を通ります。
小さなバイクですから いざとなれば抱えれば良いだけです。


長野峠から 一気に野北 二見ゲ浦まで… 向かいます
モンキー 勾配の無い海沿いの舗装路は快走ですね
たまに飛ばすクルマなどは やり過ごし、大海原を眺め 心地よい風を受け
ちょっと 路肩に止め のんびりと海を眺める…最高です。
途中 ヘルメットブルートゥースに 市内浄水通りのお店の店主から
Telがあり 「コッチに来んね…」 


山、海 そして 街中 頑張ってくれたモンキーでした。
速度は出さなくとも かなり楽しいバイクです。

燃費? 良いことは分かっているので考えてません。、
途中 前原で1.8L給油しました。


2012年4月26日木曜日

6ポットキャリパー憂鬱から開放

我侭なブレーキピストンたちへチームプレイの大切さを教えるために
作業に掛かります。

☆ブレーキタッチが良くないのはエアー噛みのせいではない

今回のシール類の交換によるブレーキレバーに大幅な遊びが
生じたことについて 多数の助言を頂きました。

複数型対抗ピストンのキャリパー又は6pキャリパーを装着した 大型バイクに長く乗り続けていた
人たちからは エアー噛みの可能性は低いので 他を調べた方が良いという意見
これは 知識ではなく 経験則からですね

または、このバイクを購入した某大型店の整備担当者も レバーを引いてみて
エアーではないということ…。 
山ほど 様々な大型バイクの整備をしてきている さらなる経験則からだと思います。
こういう大型店は リスクのある整備はしないでしょう 特に6ポットなど…
交換を勧めるはずです。

自分でやるしかない…。ダメ元で(笑)


ブレーキキャリパーを外します。


ブレーキパットを外した状態。



ピストンを ピストンロックバイスプライヤーで 外します
左右、順序を 忘れないように 紙に書いて ダストシールと一緒に置いておく
ダストシールが いとも簡単に外れる
これは 溝の掃除が不十分だということ 角の部分に付着物が取れきれていない…。


オイルシールは 外すと面倒なので外さない あくまでもキャリパーを割らずにやる作業なので
無理に外そうとすれば 傷が着く可能性大


割り箸をカッターで削り ダストシールが収まる溝を 丁寧に掃除をする
この作業を怠ると ダストシールがピタとはまらない


さーて、我侭なピストンたちを磨いていきます
一見 綺麗に見えても これが曲者で、目に見えない凹凸が必ずあり
それを 超微粒子コンパウンドで 鏡面とまではいきませんが
磨き込んで行きます。



綺麗になりました。
ここに さらにシリコングリスを薄く広げ磨きます
極力薄く、この際ブレーキフルードに混入したとしても仕方無し
(シリコン系のグリスは グリコール系のブレーキフルードに混入はしない
ハーレーなどに使われる dot5.1などシリコン系と聞いたことがあります。)
あくまでも ラジオ体操の如く揃った動きをピストン君たちにしてもらいたい。


ここで、ブレーキフルードの通り道をしっかり把握しておく
後のエア抜きが楽だと思います。
ピストン室同士のフルード通り道と
2分割で構成されている キャリパー連結部分のフルード通り道は
エア抜きスクリュー近く 上部に一つあるだけです。



一番下の位置にある ピストン室をブレーキフルードで満たし
磨きあげたピストンを ゆっくりと丁寧に挿入
この時、キャリパーを若干上に向け となりのピストン室にフルードがエアーと
いっしょに移動します。
粘度が少ないフルードですから エアーは一気に上に行きます。
こういう順序でピストンを ゆっくり丁寧に入れて行き最終的には
二分割されたもう片方のピストン室からフルードが出てきます…
そして、
もう片方のピストン室にも同じ要領で フルードで満たし
丁寧にピストンを挿入していきます。

あくまでも 優しく ゆっくりと フルードが勢い良く飛び散らないように …です



後は、キャリパーをセットし 通常エア抜きです。
私は透明のシリコンチューブを使い フルードが上の位置に行くようにしています。
なぜなら エアは上に上がっていきますからね

キャリパー上部にはフルードはほとんど入っていないので
エア抜きスクリューは開けっ放しで マスターシリンダー内にフルードを補充しながら
ゆっくりとレバーを引き キャリーパー内に フルードを送り込みます。

シリコンチューブ内をエアが抜けていくの見えます。
そのまま続ければ いずれ 気泡が見えなくなってきますので
それを確認してから ブリーダーボルトーを締め レバーを引き 
同時に ブリーダーボルトを緩め、その作業を10回程度くり返し
エアー気泡がシリコンチューブ内を通らないことを確認し
マスターシリンダーのダイヤフラムを綺麗に拭き 蓋をネジ止めし
ブレーキ回りと マスターシリンダー回りを 優しく水洗いします。
ブレーキフルードは吸湿性が強いので 錆びたり腐食したり塗装を剥がしたりします。
終了です。

上記を 二つキャリパーに対して、同じようにすれば良いということです。
私の場合 マスターシリンダーから遠い 左側のキャリパーから先に作業しました。

あれほど、エアーを噛んでいると決めつけていましたが、
キャリパー内の構造や ホースの取り回し など 見てみると
今のバイクは良く出来ていて エアーをなるべく噛まないように出来ているようです。
(キャリパー内一番上部のピストンを外した状態で 
下二つのピストンを中位に引き出しエアを故意に入れ
上に向けるだけで、上部に位置するピストン室から
プクプクとエアーが上がってきます。また
横に向ければブレーキホース取り付け口からも気泡がプクプクと上がってきます。)

ピストンたちのチームワークは というと
エア抜き用のスクリュー(ブリーダーボルト)を開いた状態でも レバー引けば 
ピストンが軽快に出てきます。
エア抜きスクリュー(ブリーダーボルト)を締めた段階で 微妙な差はあるものの
6つのピストンが出てきて レバーに一瞬でタッチが出ます。

そして
見事なほどレバーの遊びは減り、激変しました。
それまでは
レバー調整が5段階あるのですが、一番遊びの少ない1にセットしても
大きな遊びがあり、レバーがグリップに接触しかけていました。
それが、
一番遊びが多い5にセットしても グリップにレバーが
接触するには まだまだ余裕があります。

後は レバーにゴムを引っ掛け 一晩ぐらいテンションを掛けてあげ
フルードの漏れが無いことを確認するだけです。
ホントは ホースとキャリパーが繋がっているバンジョーボルトや
ワッシャーを替えなくちゃいけなかったのですが、
もし、この作業で治らなければ キャリパーの交換も視野に入れていたので
今回は大目に見てもらうことにします。漏れれば別ですが…。

当初は
シール類の交換を勧められ、パットなどのパーツを取り寄せてくれた
友人のバイク屋とエア抜きのため、色んな方法を試したのですが、
私もバイク屋も エアが抜けきれていないと判断
キャリパーを色んな方向に向け 「プラハンで叩iいてエアーを追い出す」
と助言を受けました。
こういう時 助言はとても有り難いものですが、

叩きの荒療法は最後の手段と したかったのです。

今回、苦肉の策として
悪い頭を使い、自分で考え 作業する以外 方法がありませんでした。


様々な経緯はありましたが、
結果的に 友人の言うように シール類を交換して正解でした…。
貴重な経験を得た上に、 良く効くブレーキに蘇りました

でも

ブレーキは命を守る大事な機関部分だけに
専門家に に頼むのが本来の姿だと思います。




メンテというのは1+1=2であり それ以上でも それ以下でも無い

つまり 
丁寧に扱えば扱うほど バイクは それに応えてくれるでしょう
雑に扱えば それ相応の応えしかないようです。

加筆 

しかし、これでも 結果的にうまくいかなかった…













2012年4月24日火曜日

6Pキャリパーエア噛みではない

オイルシール ダストシールを交換すれば、ブレーキタッチが激変するのでは…というような 期待はモロクも崩れてしまいそうです…。 
そもそも 6ポットキャリパーは 片面三つのピストンがある分 ディスクローター外周への接面が長くなるという構造になっています。12個全てのピストンがスムーズに動く間は凄い制動力を持ったシステムだというのは分かるんですが、日頃から モミだし等のメンテを怠り10年以上経過した場合 古いオイルシールやダストシールは2mmほどしか動かないピストンに凄く馴染んちゃったのかも知れません。

今回、レバーの異常なほどの遊びにスポンジーなブレーキタッチになった原因は どうもエア噛みじゃないように思えてきました。



マスターシリンダーにフルードを足す作業のことを考えて…スクリーンを外します。


片側6つのピストンだけでも 均等に動かすなど 新品じゃあるまいし至難です。


ピストンに傷が入らないように 片側に古いブレーキパットをセットし
一個ずつピストンを押し出し モミ出しという作業をします。


真ん中のピストンを押し出し 綺麗にシリコングリスで拭き上げます。

よく働くピストンがレバーを軽く握っただけで 勢い良く飛び出し さらにレバーを強く握り込んで
ようやく重い腰を上げるように 良く働かないピストンが出てきます


結果 こんな感じです。ピストンの圧力が不均等に掛かっていますよね…。
(これは 双方真ん中のピストンだけ均等に ピストンツールで引き出し
その間に角材を挟み、真ん中を始点にして ピストンがどんな動きをするのかがテーマです。
残り4個のピストンはまさに 不揃いのリンゴの如く 勝手気ままに働きます
レバーを軽く引くと
上の左側のピストンが元気良く こんにちわ をします こいつは力の限り押し込んできます。
これ以上 押せなくなると 今度は 一番下の右側のピストンが グイグイと出来てきます。
上下対角線上のピストンは スペーサー変わりの角材が折れんばかりの力を加えていき、
やがて、ようやく、申し訳なさそうに残りのピストンたち 「ちょっとだけ押させてください」と
まるで、内股の女の子のように現れてきます。

実際は ピストンが動き ブレーキパットを押し ディスクロータへ両側から圧力を加え
制動力を生み出す訳だから いくら、ピストンの圧力が不均等であり 不揃いのリンゴであっても最終的にはすべてのピストンが押し出され 制動力が生み出されれば問題は無いと思っていたのですが…モゴモゴ

実際にキャリパーを取り付け、プレートスプリングを外した状態で ブレーキパットの動きを覗いてみたら ピストンたちは不揃いのリンゴたちの如く スタンドプレイのワガママ困った君と化し、「僕は一番じゃないと嫌だー」のピストン君も居れば、その後続でライバル心剥き出しで挑むピストン君も居るし  …ちょっとだけでいいのよーのピストンちゃんも居ます。 結果、少し長めの6pブレーキパットは 気のせいか斜めになっているような そして端っこのちょっと浮いたように見える部分を 一番弱っちいピストン君が申し訳なさそうに押している。たった一本のブレーキレバーを一回握れば キャリパーの中では複雑怪奇 いや ピストンたちの個性模様が様々な弊害をもたらしているようです。そして それが レバーへのタッチとして反映されているということです。
考えてみれば、ピストンの微妙なストロークの違いでも 12個もあるわけですから均等な圧力でピストンが出ないことには レバーのストロークに影響するのは当たり前なのかも知れません。

この段階で、すでに乗り手である自分の中では 6ポットから4ポット化+ラジアルシリンダーポンプに変更など 様々な思いが交錯しはじめました。画像を見て分かるように キャリパーは長年の蓄積した垢というか汚れというか とにかく 汚いし いままで充分に働いてくれた訳だし…。

そこで、これが最後です。
キャリパーから もう一度、不揃いのピストンたちをツールで完全に取り出し 整列させ超微粒のコンパウンドで さらに徹底的に磨き上げ チームワークを叩き込む作業に掛かろうかと思います。 軽く動かなくても良いし 少々鈍くても良いし、とにかく朝のラジオ体操のように、同じように動いてくれれば良いのです。

もう、こうなったらダメ元ということで…。

2012年4月21日土曜日

6ポットブレーキキャリパー エア抜きに苦労


リアブレーキリザーバータンクの蓋を開けるためには ここまで外装を引っ剥がさないといけないんですよねぇー 12Rは…。

今回 アッパーカウルにヒビが入ってしまったので、その交換ついでに
ブレーキオイルシールとダストシールを交換
アッパーカウル高いですよね 部品代だけで67000円です
おまけに フロントのシール類 ブレーキパットも25000円位 部品代だけで掛かりました。
(シール類の交換は 友人のバイク屋さんから とても勧められ かなり以前から部品を
取り寄せていたようです(笑) )

10年以上使用していたキャリパーを割る(4個のボルトを外して分解)などという作業は、経年における歪み等を考えると やらない方が良いという 友人であるバイク屋さんの意見を尊重…。

12Rは一つのキャリパーに6つのピストンがあります。 左右二つのキャリパーで計12個のピストン 12個のピストンX2個(オイルシールとダストシール)のシールで計24個のシールを交換しなくてはいけません。

そこで、キャリパーを割らずに なんとか バイク屋を営んでいる友人にアドバイスを受けながら シール類の交換してみました。

私の受け持ちはキャリパー ひとつ分 まず、キャリパーを外します。(この時、ブレーキホース連結部分のワッシャーの向きを覚えておくようにと…指示されます。)

ピストンは固着しています。どうせ、シール類は交換するんで、ピストンツールを使い グリグリと 抜き取ります。汚くなった ピストンを一つ一つ丁寧に拭きあげ ピカピカにしていきます。

キャリパー側の シール類が入る溝も 傷が入らないように 竹串(爪楊枝でも良いと思います)で掃除します。

ブレーキフルードに浸しておいた新品のシール類をキャリパーの溝にセットしていくのですが、割っていないキャリパーの隙間は限られています。 

厚みのあるオイルシールは コツを掴むまで 中々入りませんが、少し頭を使えば簡単に入ります。(シールを指で押さえ楕円にし、爪楊枝等でシールの一部分抑え そこを始点に指でなぞれば入ります) ダストシールは薄いし  ピストン室入口の溝なので問題無く入ります。

キャリパーの取り付け 友人のバイク屋さんと
エア抜き作業を行うのですが、エアが完全に抜けません。
コンプレッサーを使い バキュームブレーキフリューダー等を使ってもダメです。
手動で通常エア抜き作業をするのですが これもダメ… 
キャリパー本体を外し 色んな方向に向にけプラハンで叩いて 
エア抜き用のブレーキフルードスクリュー側にエアーを移動させるという荒技…。ダメです。
エアー噛んでるようなタッチは 気持ち悪いですよね

いつまでも バイク屋の友人に甘える訳もいかず 12Rを自宅に持ち帰り ここからは自分で考えようと決断しました。

叩いてエアーをエア抜きスクリューあで移動させる そんな助言だったのですが、
考えてみると ピストンが収まる部屋が6つもあるわけで、その各部屋が ブレーキフルードの通り道である小さな穴で連結されているわけですから 一番低い位置にある部屋のブレーキフルードに混入したエアーは、いくつもの関所を通り抜けなければいけません。いくら叩いても よほどの偶然が重ならないと 難しいと判断しました。

そこで、対抗6ポットキャリパー内部の構造 特に キャリパーは二分割に割れるようになっている訳ですから二分割されるキャリパー内において どのようにブレーキフルードが通っていくのかを知りたくなってきました。 なんとしても わずかに残ったエアを抜きたいもんです。

そこで、とても参考になる動画がありました。
この動画のように ここまで綺麗にするつもりはありませんけどね…






6つのピストンが均一に出るようにするほど根気はありませんし、ブレーキピストンなど2mmも動いてくれれば良いと思っています。

要はエアが抜ければ良いのです。

上の動画を見てみると 真っ二つに割られたキャリパーをつなぐブレーキフルードが通り抜ける穴は、 1箇所 それもキャリパー上部にあるだけです。そして マスターシリンダーから送り込まれるブレーキホースもキャリパー上部に位置しています。
これでは 一番下の位置にあるピストン部屋のエアが抜けきれない可能性は大いに有り得るはずです。

カウルを外したついでに、リアブレーキのシール類の交換をしました。フロントに比べたら とても簡単なので、マフラーを外して ブレーキホースを着けたまま出来ます。片側一つ 計2個のピストンしかないので通常のエア抜き方法で充分ですね。エア抜きのフルードスクリューは各ピストン部屋に付いているので確実にエアーが抜けます




リアのダストシール と オイルシールです…ダストシールがはみ出していたのは かなり前から分かっていました。
摩耗が激しく、フルードが沸騰し スカスカになったこともあったし、時間が無く間に合わせでバイク用品店でブレーキパットを取り付けてもらった時に、ダストシールの痛みを整備担当者が教えてくれたし…。



上の工具は ピストンを引き出すためのバイスプライヤーです。今回 アッパーカウルにヒビが入ったので その交換ついでにした作業です。

問題はフロントですね
だぶん、6ポットキャリパーの扱いに慣れ、経験豊富な人であれば、もっと簡単にやるのかも知れません。

今や 使われていない6ポットキャリパー 正直、4ポットキャリパーに変えようかとも思いましたが、
出来るだけ 12Rをオリジナルで保ちたく費用ももったいないので、 仕事が終わり 毎夜作業をしました。 今月はオイルシール一式 フロントブレーキパット(純正) アッパーカウル エンジンオイル オイルフィルター その他諸々で10万円程度12Rに費やしています。

でも、結構楽しかったです。 

この後、300kmほどのツーリングに出掛けたのですが… 

PS
やはり、フロントブレーキ 微妙ですねぇー 
こりやーエア噛みではないような気がしてきました。
ピストン外して 一からやり直しをしてみたいと思います。








2012年4月14日土曜日

NC700xに試乗 TAKE MID EASY

世界戦略車と聞いて 居ても立っても居られず試乗しました。なんと言っても世界ですからね…。
ABS コンバインド(前後連動)ブレーキ装着車で60万円台。おまけに 燃費は60km/h走行で40km/L おそらく 実走で30km/L 位 いくのではと思います。

この価格と燃費は 海の向こうの欧州にとっても有難いのかも知れません。欧州の燃料税は 日本より高いのですから…。(参考までに米国では燃料税は ありません きっとアメリカ人の受けは良くないでしょうね)

馬50匹 の出力ということですが、日常で全ての馬を使い切るように常用回転域を重視した低中速型エンジンのバイクです。フレームは一見太いのですが、エンジン吊り下げ式です

シート高は 身長170cm前後で 足の長さにもよるでしょうが、両足つま先が着く位でした。

270度クランクということで、鼓動感はあります。ポジション等は慣れれば済むことなので さほど気になりません…が 視界も広く とても楽です。さらに ヘルメットインです 昔 スズキにそんなバイクがありましたが、


クラッチをミートし 非常にスムーズに発進します。とても 良い加速をします…エンジンの回転上昇が早く 苦も無く吹き上がります。それだけに 気付かないうちに 回転レブリミッターが効きました…。1速60km/h 2速90km/hで レブリミッターが作動するようです。微回転域から6500回転まで 押し出されるような 心地良いトラクションと加速。公道は これで充分でしょうし 法規を考えれば、とても出来の良い優等生です。

半世紀に渡り、高回転高出力エンジンで F1も含め 二輪の世界でも世界を席巻していたHONDAの答えのひとつが これなのかも知れません。


時代が変わったようです。今風にオシャレに、気軽に、 日常的に、バイクと親しむ。肩の力を抜いて バイクで 出掛ける。それは 温泉でも お花見でも 野営でも 旅行でも、バイクはツールの一つとして乗り手の役に立つ 忠犬ハチみたいな存在。このバイクを試乗して そんな印象を受けました。

公道でも 革ツナギを着込み 高出力高性能なバイクで 孤独に愛機と対話しながら路面とのインフォメーションに明け暮れるバイク乗りが多い そんな時代がありました。

でも今は 速く走ることより 豊かに格好よく 仲間たちと語らい、楽しくツーリングし、社会のルールを守り、かつ 非日常を楽しむことがバイクの楽しみの一つとなってきたようです。一つ例を上げれば、年々縮小している国内大型バイク市場の中で ハーレーだけがやたら多く走っています。それは 決して スペックや 速さだけでなく また 金持ちのステータスという潜在的イメージを打破し このバイクの おおらかさや素朴さやシンプルさ 透明感が、管理社会に生きている現代の日本人に受けたのではないでしょうか…。

このNC700X 国内の大型バイク離れを打破すべく「誰でも買える価格」「気軽に乗れる性能」 そして、忠実な相棒として 親しみやすい そんなバイク…HONDAの新しい 発想であり、その 優れた技術力はおそらく世界一だと思います。でも優れた工業製品であればあるほど本来持つバイクの魅力である野性味や面白み 趣味的要因が削がれていくような気もします…。

大昔、バイクのカタログを見て その格好やスペックで 一喜一憂していた あの頃が とても懐かしく、今、時を経て ようやく こだわり無く どんなバイクであっても 楽しく乗れるんじゃないかと 思ったりもしてます。例えそれが 使えもしない高出力車であろうと大昔のモンキーのように2~3馬力しかないものであっても…。 







2012年4月11日水曜日

一心行へ だったはずが


去年の今頃の
一心行大桜 花見ツーリング…。

当時

バイクへ対するテンションも下がり
バイクライフ最後の思い出綴りに
なるかも知れないなぁーと 
このイベントへ 
参加したことを
今でもはっきりと覚えています。

また、
この時
自らのライディングのスキル不足を 
とことん思い知り
「公道は こうして走るんだよ」

ヒントをもらった日でもあり…、

過信が強い人ほど
良く転倒していることを思い出し
そんな乗り方を参考にしてはいけない
改めて知った日でもあり…、


思い知ったからこそ 
バイクに乗り始めた頃の
ワクワク ウキウキ していた
あの頃に戻ってみたいと

強く感じた日でもあり…、

この日から
時間があれば 
苦手な ある山岳路を1時間でも走り
朝駆けを始めるきっかけ
ができた 
日でもありました。

ということで、今年も
この 一心行の花見イベントに参加したのですが…

第二集合地点 大津道の駅まで
早朝の 日田 ファームロード ミルクロード と 
交通量もほとんど無く 快走…
ところが、
R325へ出た直後の 
アクシデントで お花見は中止となりました。


当日 ゲストとして 初めて参加された
ベテランライダーが 転倒され
巻き添えでさらに 
朝駆けメンバーの一人が転倒し
初めて参加された方のバイクは大破し
巻き添えのバイクも中破…。

たまたま 悪条件が重なったと思いますが、
バイクの破損の割には
双方に大きな怪我がなかったこと
それが救いでした。

マスツーリングにおいて 
最終的に 
各個々の判断で危険回避をするしか方法は無く
状況がどうであれ 
自己責任だということになるだけに
気の毒としか言いようがありません。

バイクに乗ること 
それは楽しさと危険が表裏一体であり
好きで事故を起こす人は 居ません
最大限の注意を払うことは絶対要です。

事故を最小限に防ぐために

今 
私自身が 自信を持って言えることは

「自分は下手ッピである」
という自覚と

バイクに接する謙虚さ

そのように思っています…。

さぁー
これから バイクシーズンがやってきます…。




去年の桜より





人の世では様々ことが起きていますが、
毎年 何事も無かったかのように 桜は咲きます…。











2012年4月2日月曜日

4月1日 山口へ…

いつもの朝駆けメンバーの方々は
元 320オーナーズクラブ(ZZR1100からZZR1400のオーナ限定)所属が多く
現在も ここに籍を置く人たちも、いらっしゃいます…。

年月とともに 生活環境が変わり
ZZR(KAWASAKI)から 他メーカーに乗り換えたりすることで
320オーナーズクラブから籍を抜き 新たなシーンで走っている人たちも沢山居ます。
しかし、この長い歴史を持つクラブと疎遠にせず、
今だ、お付き合いをしている人たちも沢山居るようで
今だ 320オーナーズクラブ各支部との関係も深く
何かしらの 付き合いがあります。

私自身も この方々と知り合うことにより 
まだ、短い期間ではありますが、様々なことを学んだような気がします。

バイクの趣味嗜好は様々であり、
まさに 自由空間であり 
それぞれが、好きなように選択をすれば良いことなのです。
同じ価値観を持った者たちが集まり
楽しむ それが一番だと思います。

この日は 各支部320オーナーズクラブの 合同ミーティング

顔見知りの人たちが沢山居ることだし
応援というか 顔見せに 誘われ
メンバーの4輪に便乗して 合同ミーティング集合地点 
 山口 は 美東 まで 出向きました。









 ZZR1100 C1 から 最新ZX14R まで 沢山のZZR愛好者たちが集まっていました。


今、若い人たちのバイク離れが増え、
書店に行けば おじさんや初老向けのバイク雑誌が多いようですが、

なんとか このような古い歴史のあるクラブは頑張って
若い人たちへのバイクシーンを盛り上げて欲しいものですね…。


この日は サプライズ訪問で なんの予告も無く
お邪魔しました…




楽しい 一日でした。