2011年1月28日金曜日

カワサキ フラッグシップモデル史Ⅰ



1980年台後半 日本製二輪車はまさに世界を席巻し、
世界的権威のあるレースというレースで 日の丸製二輪4強時代と言っても
過言ではありませんでした。
同クラスの外国車と比較しても 圧倒的な性能とクォリティーを見せつけ
欧州、北米から圧倒的な支持と人気を誇っていたはずです。

当時の各メーカースポーツ車両として

HONDA    CBR1000F
SUZUKI  GSX-1100R
YAMAHA     FZR1000
KAWASAKI     ZX-10 など 

乗り味、コンセプトなどは 違いがあるのは当然なのですが、
性能的には ほぼ均衡している状態だったと思います。

ところが、とうとう
 これら4強の中から 抜きん出た性能を身にまとい
後に GPZ900R(Ninja)以来の名車と賞賛された

KAWASAKI  ZZRー1100(C型)が
1990年 ZX-10の後継モデルとしてデビューしたのです。
ま、当時、最高速290km/hはとてもセンセーショナルだったのですが、
当初は
外観的に前モデルのZX-10に似ていたし そんなにインパクトは無かったように思えます。
(ちなみに、当時、私自身オフ車しか乗っていませんでしたが…
二輪の開発にまつわる ストーリーは大好きでした。)


ところが、
 今までの高性能車の次元をはるかに超える二輪であるということが
明らかになってきたのです。

ラムエアーインテークシステムの装着により
200km/h以上の速度域からの異次元の加速性能だとか…
考えられないような速度での直進安定性だとか…

エキサイティングなインプレッション記事は、
新モデルデビューのお祝儀記事とは明らかに異なり
ハンドリング、中低速性能 すべてにおいて 今までの高性能車をはるかに凌ぐ
そのパフォーマンスの高さを伝えているかのようでした。

そして、瞬く間に世界マーケットにおいて大人気モデルとなっていくのです。
(当時、私にとって 手が出せない夢のようなバイクでした。)

型式:ZX1100(C型)                         
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)
全長×全幅×全高:2165mm×720mm×1210mm
軸距:1480mm
シート高:780mm
乾燥重量:228kg


エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1052cc
最高出力:147PS/10500rpm
最大トルク:11.2kgm/8500rpm

燃料タンク容量:21L
タイヤサイズ 前:120/70-17
タイヤサイズ 後:170/60-17


その後、着実に信頼性の向上と 他のメーカーに対する更なるアドバンテージ
築きつつ ラムエアーのツイン化 直進安定性のためのフレームの見直しで
ZZR-1100 D型を発表

ZZ-R1100(D型)の主な諸元
(カッコ内は前モデルのC型)

型式:ZX1100D(ZX1100C)
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)


全長×全幅×全高:2165×730×1205(2165×720×1210)
軸距:1495mm(1480mm)
シート高:780mm(←)
乾燥重量:233kg(228kg)


エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1052cc(←)
最高出力:147PS/10500rpm(←)
最大トルク:11.2kgm/9000rpm(11.2kgm/8500rpm)



燃料タンク容量:24L(21L)
タイヤサイズ 前:120/70-17(←)
タイヤサイズ 後:180/55-17(170/60-17)


世界最速 = KAWASAKI 
ZZR-1100は冠の座に居座り その名が定着するだろうと
誰もが思っていたはずです。

ところが、
「…いい気になるなよ…」と言わんばかりに

KAWASAKIの牙城に 
大きな翼を広げ 黒い鳥が舞い降りてきたのです…

To be contiued



………………………………



アメリカの格付け会社のひとつが 
日本国債の格付けを下げたからと言っても

その格下げをした 会社 S&P って
リーマンショックの時、ことごとく 紙切れ同然になった
複合債権を 最上 AAA と格付けしていた会社でしょ

まして、米国債を 最上 AAA ランクに格付けしていますよね

日本の場合 GDPの倍の負債を背負っているのは異常ですが、
とりあえず、95%は内債ですし…

なにが正しいやら さっぱり分からん世の中ですね





 





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