2011年1月31日月曜日

カワサキ フラッグシップモデル史Ⅲ



 
300km/hという速度
非日常、いや どこでそんな速度を出すのだろうか
そんな 非現実な性能に何の意味が?…
人が使えるような性能とは言えない ダークサイトの域に踏み入った
公道を走れる二輪が SUZUKIから誕生しました…。

非現実かつ非日常的速度 
使えもしない性能

だからこそ

人は それを夢と名付け 憧れを抱き それを目指したのかも知れません

それまでの公道仕様2輪車にとって
限りなく300km/hに近づきながら 超えられなかった壁

1999年に登場した
SUZUKI GSX1300R(隼)は 
とうとう、その壁の向こう側に到達したのです。

1300cc 175馬力
空対力学を根本的に見直し
314km/hをマークしました。

空力を意識した丸みを帯びたカウルに包まれた
その フォルムは 今までにない独特なものだったと思います。



SUZUKIにとって 
1986年にGSX-R1100を登場させて以来の
世界最速というタイトルが 文句無しで帰ってきたことになります…。

しかし この時

ある意味 ヤンチャ坊主の印象が強い
2輪メーカー中 もっとも、大人としての分別が無い(HONDAとは対照的)
KAWASAKIが このまま大人しくしている訳が無いと
多くのバイク愛好者は思っていたはずです…。

To be contined…




GSX1300R(Hayabusa 隼)の主な諸元
(カッコ内はCBR1100XX)

型式:GW71A(SC35)
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)

全長×全幅×全高:2140×740×1155(2160×720×1170)
軸距:1485mm(1490mm)
シート高:805mm(810mm)
乾燥重量:217kg(223kg)

エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1298cc(1137cc)
最高出力:175PS/9800rpm(164PS/10000rpm)
最大トルク:14.1kgm/7000rpm(12.7kgm/7250rpm)

燃料タンク容量:21L(22L)
タイヤサイズ 前:120/70-17(←)
タイヤサイズ 後:190/50-17(180/55-17)













2011年1月29日土曜日

カワサキ フラッグシップモデル史Ⅱ

ZZR1100 D型

ZZR1100は 1984年 GPZ900R(Ninja)以来の バイク史に名を残す
名車として 7年近くも世界最速のタイトルホルダーだったのです。

黒い鳥が現れるまでは…

1996年 HONDAから 黒い鳥(Super Black Bird)CBR1100XXが
世に送り出されました。
そして、
KAWASAKIの牙城であった ZZR-1100は
世界最速の地位から 見事に引きずり降ろされたのです。

黒鳥の164馬力という実力は7年という歳月に培われた工業技術の差であり
世界最大の二輪メーカーの技術を我々に思い知らしめるには
十分過ぎるほど 凄いものでした。

ちょっとだけ 横道にそれますが、
この黒鳥(superblackbird)の画像を見ると 
デザインが少しだけ外国車の現行モデルに似てませんか?
現行のBMW Kシリーズになんとなく似てると思うのは私だけでしょうか
(足回りなどはドイツ製にコストが掛かってますが…)

さらに 横道にそれますが、パリダカールラリーの 常勝マシンとして
HONDA NXR750というワークスマシンがあったのですが、
BMWもR80GSという水平対抗2気筒エンジンで 打倒HONDAへの
意気込みを持ちバリダカールラリーに勝つために着々と開発を続けていました…。
それが現行世界的人気車種 BMW 1200GSへと進化していくんですよね…。

さて、話を戻します。

HONDAというメーカーは どちらかというと このようなスピード競争から一歩下がって
いたように思います。

最高速という動力性能やパフォーマンス自体が目的でなく
そのような動力性能は二輪の総合的な性能が導く結果に過ぎない

最高速競争など無用であり 最高速競争の行き着く先は 
バイクという乗り物本来の楽しみを奪いかねない
結果
バイクという乗り物の将来を危うくしかねない

より大きな刺激を求める バイクユーザーにとって
このような分別のあるHONDAスタンスは魅力に乏しいメーカーである
という印象があったのは事実かも知れません
しかし、そんな先入観をひっくり返した HONDAが生んだ黒い鳥…。

最高速という動力性能を目標にせずとも
やろうと思えば いつ何時でも やれる

そんな CBR1100XX(super black bird)の出現は
他のライバル車たちに 大きな刺激を与えたようです…。

CBR1100XXのの諸元
カッコ内はライバルのZZ-R1100(D型))の諸元

型式:SC35(ZX1100D)
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)

全長×全幅×全高:2160×720×1170(2165×730×1205)
軸距:1490mm(1495mm)
シート高:810mm(780mm)
乾燥重量:223kg(233kg)

エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1137cc(1052cc)
最高出力:164PS/10000rpm(147PS/10500rpm)
最大トルク:12.7kgm/7250rpm(11.2kgm/9000rpm)

燃料タンク容量:22L(24L)
タイヤサイズ 前:120/70-17(←)
タイヤサイズ 後:180/55-17(←)



向こうに見えるのは
マッハ3以上を誇る世界最速の偵察機 SR-71 BlackBird
ZZR-1100を凌ぐのは動力性能だけではなく
黒い鳥のエンジンには2軸バランサーが搭載され、
微妙な振動を軽減し、快適な高速巡航性能を持ち
走りの質感においても 上回っていたようです。

もともとZZR-1100のエンジンは 
1984年に登場したGPZ900Rをベースとしたものであり、
ハイチューンと排気量を上げたものなので、
基本設計の古さが 限界に達しているのは当然と言えるのです。

当時、世界最大のバイクメーカーであるHONDAは 
工業製品として優れた モデルを数多くリリースしており まさに優等生だったのですが、
大排気量におけるポイントである フルパワーと呼べる 逆輸入車の存在が乏しく
有無を言わせない 圧倒的な存在感や迫力に欠けていたようです。

それだけに この黒い鳥の出現を 多くのHONDAファンは
大歓迎したはずでしょう。

しかし
この黒い鳥(super black bird)CBR1100XXの天下も
他メーカー新世代モデルの開発に刺激を与え

そう、長くは続きませんでした…。

To be contined…。











2011年1月28日金曜日

カワサキ フラッグシップモデル史Ⅰ



1980年台後半 日本製二輪車はまさに世界を席巻し、
世界的権威のあるレースというレースで 日の丸製二輪4強時代と言っても
過言ではありませんでした。
同クラスの外国車と比較しても 圧倒的な性能とクォリティーを見せつけ
欧州、北米から圧倒的な支持と人気を誇っていたはずです。

当時の各メーカースポーツ車両として

HONDA    CBR1000F
SUZUKI  GSX-1100R
YAMAHA     FZR1000
KAWASAKI     ZX-10 など 

乗り味、コンセプトなどは 違いがあるのは当然なのですが、
性能的には ほぼ均衡している状態だったと思います。

ところが、とうとう
 これら4強の中から 抜きん出た性能を身にまとい
後に GPZ900R(Ninja)以来の名車と賞賛された

KAWASAKI  ZZRー1100(C型)が
1990年 ZX-10の後継モデルとしてデビューしたのです。
ま、当時、最高速290km/hはとてもセンセーショナルだったのですが、
当初は
外観的に前モデルのZX-10に似ていたし そんなにインパクトは無かったように思えます。
(ちなみに、当時、私自身オフ車しか乗っていませんでしたが…
二輪の開発にまつわる ストーリーは大好きでした。)


ところが、
 今までの高性能車の次元をはるかに超える二輪であるということが
明らかになってきたのです。

ラムエアーインテークシステムの装着により
200km/h以上の速度域からの異次元の加速性能だとか…
考えられないような速度での直進安定性だとか…

エキサイティングなインプレッション記事は、
新モデルデビューのお祝儀記事とは明らかに異なり
ハンドリング、中低速性能 すべてにおいて 今までの高性能車をはるかに凌ぐ
そのパフォーマンスの高さを伝えているかのようでした。

そして、瞬く間に世界マーケットにおいて大人気モデルとなっていくのです。
(当時、私にとって 手が出せない夢のようなバイクでした。)

型式:ZX1100(C型)                         
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)
全長×全幅×全高:2165mm×720mm×1210mm
軸距:1480mm
シート高:780mm
乾燥重量:228kg


エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1052cc
最高出力:147PS/10500rpm
最大トルク:11.2kgm/8500rpm

燃料タンク容量:21L
タイヤサイズ 前:120/70-17
タイヤサイズ 後:170/60-17


その後、着実に信頼性の向上と 他のメーカーに対する更なるアドバンテージ
築きつつ ラムエアーのツイン化 直進安定性のためのフレームの見直しで
ZZR-1100 D型を発表

ZZ-R1100(D型)の主な諸元
(カッコ内は前モデルのC型)

型式:ZX1100D(ZX1100C)
発売日:国内販売無し(逆輸入でのみ購入可)


全長×全幅×全高:2165×730×1205(2165×720×1210)
軸距:1495mm(1480mm)
シート高:780mm(←)
乾燥重量:233kg(228kg)


エンジン型式:4ストローク並列4気筒(DOHC16バルブ)
冷却方式:水冷
排気量:1052cc(←)
最高出力:147PS/10500rpm(←)
最大トルク:11.2kgm/9000rpm(11.2kgm/8500rpm)



燃料タンク容量:24L(21L)
タイヤサイズ 前:120/70-17(←)
タイヤサイズ 後:180/55-17(170/60-17)


世界最速 = KAWASAKI 
ZZR-1100は冠の座に居座り その名が定着するだろうと
誰もが思っていたはずです。

ところが、
「…いい気になるなよ…」と言わんばかりに

KAWASAKIの牙城に 
大きな翼を広げ 黒い鳥が舞い降りてきたのです…

To be contiued



………………………………



アメリカの格付け会社のひとつが 
日本国債の格付けを下げたからと言っても

その格下げをした 会社 S&P って
リーマンショックの時、ことごとく 紙切れ同然になった
複合債権を 最上 AAA と格付けしていた会社でしょ

まして、米国債を 最上 AAA ランクに格付けしていますよね

日本の場合 GDPの倍の負債を背負っているのは異常ですが、
とりあえず、95%は内債ですし…

なにが正しいやら さっぱり分からん世の中ですね





 





いよいよ増税時代か…

本来なら減税によって 景気対策をするのが
セオリーなのでしょうが、
議員の先生方の面目保持とも言える
先の見えない ばら撒きが原因で 
もはや 我が国の 財政の圧迫に限界が近づいてきたのでしょうか。

あえて、消費税率引き上げに勇気を持って言及した現首相…。
もはや、財務省の頭脳に頼らないと立ち行かない日本の
マクロ経済なのかもしれませんね
昨年末に政府が発表した 税制改正、改造内閣では
与謝野経済財政担当の大抜擢がありました。
この担当者は もともと 消費税率増税論者です。
いよいよ消費税率UPの舞台は整いつつあります。

おそらく、菅内閣と財務省は 並々ならぬ決意を持って
財務省プランの消費税増税シフトを敷いたようですね

自民党も消費税を少なくとも10%に引き上げることを
前回の参院選の前に提案していました。
これって、もう消費税の引き上げは決まったしまったのではないでしょうか。

増税直前、国内は駆け込みで 
皆 物品を買いまくるでしょう。
ほんのひと時の好景気になっていくはずです…。

そして
増税直後は、間違いなく消費は落ち込み
景気は悪化するでしょう
その分、雇用は減り 国民の可処分所得は減り
負の連鎖が起こる可能性は高くなっていくような気がします…。

そして、企業は需要と効率を求め海外進出


ちなみに HONDAの国内における二輪の生産比率は
同社二輪全販売数の 1% らしいと 某販売店で聞きました。

最近の報道でも
ソニーは「新卒者の30%を海外で採用」

旭化成は 韓国に200億円を投入し、
「家電、車用樹脂原料分野」で世界最大拠点を作ると発表

国際展望している企業で日本人社員を減らし 外国人社員を
増やす企業が急増してくる…そんな声も聞こえてきます。

また、社会保障費用も
2009年度年金給付額が50兆円を突破してしまい、
国民1.8人で一人の年金受給者を支えている事態に陥っています。
働く現役世代にとり苦難の時代を覚悟しないといけない時代に
なっていくようです。

財務省のホームページより参考ですが、
現時点消費税5%で 税収が今年9兆6千億円

さらに遡り
消費税が上がった平成9年度と比較してみれば
法人税は13兆6千億から6兆円。
所得税は19兆2千億から12兆6千億円の減収になっています。
もちろん、消費税だけが原因ではないとは思いますが…



2011年1月25日火曜日

グリップヒーター注意点など最後です。

冬でも、バイクに乗りたい 
防寒ウェアーはバッチリだけど手が冷たい

だからと言って、
分厚いグローブでは スイッチ類の操作がしにくい

グリップは若干太くなりますが、(半径1mm、直径2mm)
分厚い防寒グローブの操作性の方が はるかに落ちるような気がします。

私も冬用のグローブを持ってますが、最初だけで 最近は使っていません。
分厚い防寒用のグローブでも手は凍えますし…


今は 様々なメーカーからグリップヒーターが販売されているようです
(HONDA, KOSO, KIJIMA  DAYTONA)
価格は5000円位から 20000円超 まで

選ぶポイントは グリップの径(π) グリップ長 それぐらいだと思います。

50cc~から 大排気量まで 装着は可能だと思います…。
配線に詳しい人ならば、装着方法は説明書で事足りるだろうし
取り付けに自信がなければ、最寄りのバイク屋さんに頼めば、
工賃を払えば着けてくれる所もあるだろうと思います…。

また、配線を二股にするギボシや金具  それをかしめる工具は
最寄りのホームセンターで売っています。


注意点

グリップヒーターを作動させれば、 バッテリーは消耗しています。
走行中は充電しているので、問題ないと思いますが、
イグニッションスイッチを入れただけで、
 グリップヒーターが作動するような製品の場合
グリップヒーターのスイッチをOFFにする 習慣が必要でしょう。 

ちなみに 今回 私のバイクに取り付けた製品は 
メインスイッチを入れ セルスイッチを入れる段階では 
グリップヒーターは必ずOFF状態になっています。
エンジンが掛かって、ヒーターのスイッチが操作できるようになっています。

また、電圧不足の場合はヒータースイッチはONにならず、バッテリーに対し
とても優しいようです。

いずれにしても、バッテリーが健全であるという条件が必要ですね 

古いグリップを外す時、
ネットで色々調べてみて 初めて知ったのですが、
グリップにドライバーを差込 パーツクリーナー(脱脂剤)を噴射したら
個体差もあると思いますが 簡単に外れました。

グリップを取り付ける時、
ボンドを使用するのですが、セッカチな人ほど早く
スロットルを回そうとしますが、ボンドが固まるまで十分に待つことですね
スロットル側は けっこうユルユルなので、 タップリとボンドを使い
グリップ位置を調整したら 丸一日放置で丁度良い位でしょう。

グリップを外してスロットルパイプに凹凸がある場合はその凹凸の出っ張りの部分を
カッターで削ぎ、荒めのペーバーで整え、なるべくフラットにしてあげれば
問題はないと思います…。

グリップヒーターの内部には 配線がありますので、くれぐれも
ねじったり、叩いたりせず
あくまでも 優しく ゆっくりと 扱うことが大事ですね
とにかく、手間や時間を惜しまないこと
当然と言えば当然なのですが、…

その後、休日も走ってきましたが、
心配していた グリップの接着も、問題無く 大丈夫のようです。

夕方になると冷えてきますが、
これが、あると かなり心強いですし、
手のひらの温もりを基点にして 体まで温もります。

冷風を受ける手がラジエターだとすると
体全体にその冷たい血液が循環し、体まで寒くなるのでは…
とか 訳の分かんないことまで考えてしまいます。

やはり
グリップヒーターを装着している人から
悪いという話は聞いたことが有りません

うなずけます…。


最後に

 今回のグリップヒーター配線作業に関して、
ほとんど、BMWオーナーであるバイク友達の力添えがあり、
私は、その作業方法を見ることによって かなり勉強になりました。
ホントに感謝しています。

正直、夜中に起きて、一旦接続してもらった配線を外し、
改めて、説明書を見ながら 配線接続をしたり、
せっかく 用意した工具も使わずじまいではと思い
余った ギボシを かしめの練習に使ったり、

ついでに
専門家(バイクセブン)に装着してもらった 
ETCの配線プロデュースを見てみました。

マイナス線はバッテリー端子、
プラス線はストップランプ、(カブラー内部の余りスペースを使用)
インジケーターとアンテナ線の取り回し方法などを 
今後のために頭に入れました。


自らで配線プロデュースする そんな楽しみもあるなぁーと思う

今日この頃です。



.






2011年1月20日木曜日

グリップヒータの効能 夜の二見が浦


PM 8:30過ぎにスタートして 軽く海沿いを走りました。
上は kadoyaのインナーウェアー に
kadoya ナイロンジャケットまで含め 3枚着
下は ホームセンターで買った薄~~い インナーに
ライダー用のデニムジーンズ
このデニムジーンズは夏も着用しています。
そして、ブーツはkadoyaの脛まであるものです。
気温は分かりませんが、結構寒かったと思います。
ヘルメットのシールドは全閉しないと 顔が冷たくて痛くなるぐらいでしたから…

やはり、グリップヒーターの効能は大きいですね

このグリップヒータを付けてる人から 悪いという話は聞いたことがありません

うなずけます。

皮一枚のレーシンググローブなんですが、問題無しですね
手の甲に冷たい外気が当たっても 手のひらが暖かければ
凍えませんし、ホッとしますし、体まで温かくなります。


二見が浦の駐車場入り口なのですが、だーれも居ませんでした。
おそらく、この時点でPM 9:00を過ぎていたと思いますが、
この季節は寂しい場所ですね…
波の音だけが やけに大きく聞こえます…。



正直、この時間帯のこんな寂しい場所に長居をする気にはなれませんでした。




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2011年1月19日水曜日

グリップヒーターの効能


グリップヒーターの配線を、
ベタベタしない絶縁テープと、インシュロッドでまとめ
装着は完全終了です。

左側 クラッチホルダーにコントローラーを装着しました。
ボタン一つで 5段階の温度調整ができます。
カウルを取り付けたり 配線をまとめたり
本日は休みではないので、
朝、5.00 に起床し、仕上げました。

まだ、交通量が少ない時間帯に
ほんのちょっとだけ、自宅周辺を 12Rでひと回りしてきたのですが、
ホットグリップの効能は 手が暖かいだけでなく
体や気持ちまで 暖かくなるようです…

グリップの径の太さは そんなに気になりませんでした。
むしろ 径が大きくなった分 スロットルが軽くなった感じです。

やはり、
暖かさ によって 人は癒され そして 幸せを感じるのでしょうか

送料込みで12600円の パーツですが、

その辺に 酒を飲みに行く より 幸せを感じる買い物でした…。

さてと これから仕事です。



.


2011年1月18日火曜日

オイル、エレメント クーラント グリップヒーター

今回のオイル交換は
走行距離 35072km
平成23年 1月16日
オイル(モチュール300V)、オイルエレメント、
クーラントフラッシングと交換
自宅にて…。


前回のオイル交換はこのブログを遡ってみて
平成22年(去年) 8月29日
走行距離 31950km
(モチュール300V)のみ交換 

タイヤ交換は 平成22年(去年)8月2日
   タイヤ(ミシュラン ロード2)
 走行距離は不明ですが、
逆算して ライディングスクールでの走行や直入往復や
近場ツーリングで
だいたい、31200km前後位かな~~~?

こんな具合で
今までは、バイク屋さんに作業を完全に任せ 
パーツの交換等の記録も、バイク屋さん頼りだったのですが…
自分で出来る範囲であれば、自分で作業をし、
その作業記録位は 「自分でやってみるか」と思う
今日この頃です。

この12Rを買った、バイク屋さん(レッドバロン)は 
新車時から 全部面倒をみているので
トラブルにおける対策パーツや
社外パーツの組み込み等の
詳細な整備記録があるそうですが、
もう、すでに私の手元で9年目に突入してしまったし…
もう、自己責任で大事にしてやらないといけませんね。


グリップヒーターは 注文していた商品が届き
自分で取り付けるつもりだったのですが、
配線に詳しいバイク仲間が、
見たこともないような配線道具を持って 手伝いに来てくれ、
さらに もう一人、4輪好きの同級生も駆けつけてくれました。

届いた製品はHONDA純正ですが、 
細身スポーツグリップヒーターではない、従来品です。
(細身ヒーターは スロットルパイプと一体化なので 
kawasaki車に取り付けるには厄介そうなので、あきらめました)
グリップ長が130mmの HONDA,CB750用を選択しました。
12Rのグリップ長は125mmだったので、
グリップエンドウェイトにワッシャーを
何枚か重ねれば、干渉を防げるという想定をしての注文でした。

これは見た目の問題ですけどね (寸足らずはカッコが悪い)

また、電圧が下がれば自動的に電源オフになり 
バッテリーに優しそうだったのが
この製品を購入した理由です…。
あれや、これやと調べに調べ 山ほどある この手の製品から
2日ほど自分で考えた挙句
自分のバイクに取り付けられる製品の中から、
より良い選択をし、
同時に、配線の段取りや、
使う配線パーツや グリップ脱着で必要なツール等を
事前に用意し、その方法も事前に想定していたので、
スムーズに作業は進みました。

1、クーラント交換&ラジエターとウォーター経路掃除


まずは クーラント交換から
カウルを外し、ラジエターキャップを外しウォーターポンプの下部にあるドレンを外し
古いクーラントを抜きます 同時にサブタンクも外し掃除をします。
抜けたら ドレンを付け 水道水を直接ラジエターに入れ、キャップを閉め
エンジンをかけ、ラジエターやエンジン内のウォーター経路まで循環させ洗います。
そのあと また、ドレンを抜き排水するのですが、かなり汚れていました。
何度か この行程を繰り返し、洗ったサブタンクを取り付け 新しいクーラントを
蒸留水で2.5倍ぐらいに薄めて ラジエターから直接入れました。
 後は
キャップを空けたままエンジンをかけ、エア抜きをするのですが、
たしかに沢山の気泡が出てきましたが、やりすぎるとラジエターからクーラントが
噴出すので、そこそこで良いと自分なりに判断しました。
昔、ガソリンスタンドでアルバイトをしていたので、
4輪のクーラント交換の経験はかなりあるのですが、
2輪は初めてだったので 正しい方法なのか分かりませんが、
とりあえず、冷却水交換は終了です。


2、オイル交換&オイルエレメント交換


エレメント交換では想定外のことが起こりました。
リング式の締め付け型エレメントーレンチで外そうとしたのですが、
想定外にきつく、力を入れるとエレメントが潰れ、エレメント上部のみが
ちぎれ、周辺が汚れそうだったので、作業を止め、

注文していたオイルを近くのバイク屋さん(ガレージキャノン)に
取りに行き、キャップ式のエレメント外し器を借りたのですが、
すでに変形してしまった エレメントにははまらず、役に立ちませんでした。
結局、
少しでも、レンチがオイルエレメントに食い込まないように 
変形したエレメントにウェスを厚めに巻き、リング式エレメントレンチで回したら
簡単に外すことが出来ました。


3、グリップヒーター装着のプロセス(マイナス線編)

 次は ガソリンタンクを上げ、グリップヒーターを取り付けるため
配線の下調べです。何日も前から配線順序の段取りはしていたのですが、
実際、グリップヒーターの取り付け説明書を見るのは この時が初めてなので
事前の段取り方法の変更は想定していました…
 やはり、駆けつけてくれた 配線作業が得意な
バイク仲間が グリップヒータに付属していた説明書を ひと目見て

「…これ、 簡単じゃん…」…でした。

彼のバイクに装着されている 無線、FMラジオ、ETC, GPS(ナビゲーション)
 USB端子付きタンクバックHID を
全部、自分で配線作業をしたというのですから 得意なわけが分かります。
彼の工具は まるで 電気屋さんのようでした。

とりあえず、古いグリップを外すのですが、
左側グリップは 
以前 さすが、プロのバイク屋さん(ガレージキャノン)らしく
滑らないようにと ステンレス針金を丁寧に巻いてくれてましたので、
その、ステンレス針金を 一本一本切断していきます。
(この作業は バイク仲間がやってくれました)
簡単にとり外せました。

スロットル側の右グリップは 事前に外し方を調べていたので簡単でした。
ドライバーをグリップとスロットルパイプとの間に差込み、
その、隙間から
用意していた パーツクリーナーノズルを入れ噴射したら 
不思議なくらい簡単に取り外せました…。

ここが、12Rのバッテリーが納まっている場所です。
6個のボルトを外し、この分厚いアルミの蓋を外しても 見えるのは 
大きなカブラーと小さなカブラーと スターター線の大きなボルトの絶縁カバーぐらいです。
これらを、全部外して、バッテリーが乗ったトレイを引きずり出して
ようやく バッテリーにたどり着くのです。
このバッテリーの位置から シート側にジャバラでカバーされた配線が見えますが、
これは以前装着したETCのマイナス線用です。
バッテリーのマイナス端子から直接 ETCマイナス線にアクセスしているようです。

上の二股ギボシは 事前に用意していたものですが、
ETCのマイナス線用としてバッテリー端子から直接アクセスしている配線に
二股ギボシを取り付け、グリップヒーター用のマイナス線として拝借しました。
この作業とプロデュースは 配線が得意なバイク仲間がやってくれましたが、
その手際の良さに感心しました。 そして、とても興味深い道具に関心を持ちました。
 配線をはさむ口が二つあり、大きな口は固定されているのですが
小さな口の方は レバーを押すと 配線をはさんだまま引っ張り
一瞬で綺麗に配線のビニールだけが除去されるのです。
まるでエイリアンの口を連想するような道具でした…。 

4、グリップヒーター ブラス線編

この製品が来るまで
プラス線をどこから 拝借するのか かなり悩んでいたのですが、

同封のハーネス一式を置いて 説明書を一読すれば 
実に簡単なことが分かりました。

「 … これ簡単じゃん… 」

と バイク仲間が口に出した その

意味が良くわかりました。

HONDA CB750用を 他社のKAWASAKI ZX12R装着するという
面倒さから 開放されました。
やれ、ヒューズを分岐するなど ライト回りから腺を拝借するなど
そんな ややっこしい 考えは無用でした。
アッパーカウルを外すことも覚悟していたのですが、
その必要もなくなりました。

説明書どおり ここから取れるのです。
付属していたHONDA用ハーネス一式のプラスの差込端子が 
このKAWASAKI zx12Rのブレーキスイッチの端子と共通だったのです。
ブレーキレバーの裏側のスイッチ端子は二つありますが、
イグニッションスイッチをONにした状態で テスターを使い
プラス電流が流れている方にヒーターのプラス端子を接続します。

(ブレーキレバーからブレーキスイッチを外して 接続する場合は
外した段階でブレーキスィッチはONの状態です。
ブレーキスイッチON OFFのスイッチ棒を押し OFFにし
プラス電流が流れている方にヒータの端子を接続します。)

間違えるとブレーキを
掛けた時しか ヒーターは作動しなくなります。


後は 
説明書どおりに 何個か端子をコントロールボックスにつなぐだけで
OK 

配線終了です。



5、グリップヒーター 試験編

さて、簡単な試験です。
イグニッションスイッチを入れ、エンジンを掛けなければ 
電圧不足なのか、5段階調整のコントロールボックスのランプが点滅します。
つまり、グリップヒーターへの電流はストップしているということです
エンジンに火をいれると 点滅でなく完全に点灯します。

5段階の最強にして、仮どめのグリップを握ってみます
当たり前のことなんですが、
あったか~~い

当然、グリップ径(π)は 2mmほど太くなるのですが、
それを上回るぐらいの 感動でした…。

6、グリップヒーター本止め

本止めはボンドを使用するのですが、
ある程度グリップからの配線を考えて、位置決めをします。
製品に付属してきたボンドは使用せず、G17を使用しました。
固まった後も 若干の弾力があるらしいのですが、
スロットル側のグリップが甘すぎて スポスポだったのです。
そして、グリップ内側は歯車のように隙間があります。
何かを巻いて肉増しということも考えたのですが、
無理にねじったり 叩いたりして装着できないグリップヒーターなので
この際、ボンドそのものを肉増し剤兼用として 使用することにしました。
タップリとボンドを使い位置を決め、差込み 後は24時間放置です。

逆に左側は硬いこと硬いこと、とにかく真っ直ぐに押すしかないので
反対側でバイクを押さえてもらい、一気に押し込みました。

もう、すでに24時間経過し、
スロットルを回しても問題は無いようですが、
実際 走ってみないと なんとも言えないようです。


後はせっかくカウルを外したので 汚れていた部分を掃除して
頃合いを見て 試乗してみたいと思います。

ま、素人の オイルやクーラントの交換と、パーツ取り付けなので、
色々と問題もあるかもしれませんが、経験することによって
色んな発見が出来、とても面白かったですね

また、

今回の作業に関して お手伝いしてくれた人たちに
この場を借りて お礼を申し上げます…。




...

2011年1月12日水曜日

天候優れず

新しい年になって中々天候が優れません
久しぶりにお日様が…
と思っても すぐに雨かみぞれか雪に見舞われます

バイクの初乗りは お預け状態が続いている
お日様が恋しい 日々が続く今日この頃です

つかの間のお日様日和に早速、三瀬に向かい少し走ってみたのですが
ご覧のとおり、山は雪化粧です。



背振山の山頂も うっすらと白い…
そして、とにかく寒い…。


なんとか 冬でも走るために 防寒策を取らねばなりません。

少し、不本意なのですが、グリップヒーターを取り付ける
決意をし、楽天で注文しました…。

今は様々な防寒グッズがありますが、
指の悴みだけは、どうすることも出来ませんし
全身を使って 操作する二輪にとって
特に 手は重要な操作器官を担っています。

左手はクラッチ 右手はFブレーキ スロットル の
微妙なタッチが必要です
寒さで凍え 感触が無くなった指では かえって危険だと判断した次第です。

とりあえず、グリップヒーターを自分で装着してみようと思いますが
その商品名と 使ってみた感想を後日書いてみようと思います。

このグリップヒーターを調べてみると 様々な汎用物があり、
そして、どれにも言えることが グリップの径(π)が大きくなります。
でも
最近、HONNDA純正のスポーツグリップなる細身のグリップヒーターが
発売されました… これは良い と思いきや いろいろと 調べてみると
残念ながらスロットル側のグリップとスロットルパイプが一体式のようで、
CB1100用とか CB1300用とか VFR1200用とか指定してあるとおり
指定された車種のスロットルホルダーにしか合わないようになっているようです。

結局 スポーツグリップヒーターはあきらめました


ヒーターはエンジンの低い回転域では バッテリーに負担がかかるようなので
アイドル時、自動的に電源OFFになるものを選んだつもりなのですが
その、商品が届くのを楽しみにしています…。






2011年1月5日水曜日

謹んで新年が始まる

今年も また始まります

一年の計は元旦にあり…

…年… …月… …日… すべての元(始まり)が この三つに集約に
されているという意味のようです

ま、手っ取り早く言えば
… どんなことでも はじめが肝心…
そんな ところ でしょう

元旦当日から早起きをし、元旦のセレモニーを大切にしたいと思っていても
ついつい、お祭り気分になってしまい
大晦日からの深酒で 昼過ぎまで寝てしまったという人も多いことでしょう…

でも、大半の人が休んでいるときでも働いている人たちも沢山います。
元旦当日 身内が入院している病院に行きましたが、

病院は もちろん 機能しています。


他には

警察、消防署

郵便局

新聞販売店

国や 自治体の様々なインフラ管理をする人たち…

宿泊施設 

ファミレス

神社

etc…

こんな風に沢山の人々が元旦から仕事をしていますよね


…一年の計は努力にあり…
千里の道も一歩からという心掛けで 

ボタンの掛け違いをせず気を引き締め 

また 一年を始めたいものですね


バイクの初乗りをしたいのですが、天候が優れず
雨や曇天が続いています。

スカーッ と晴れ渡った空を見たいと思う
年明け早々の今日この頃です…。



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今年の日本経済はどうなるのだろうか…

ちょっとだけ 去年11月の労働力調査の結果を…


建設業 488万人,32万人減少
サービス業 457万人,17万人減少
製造業1049万人,14万人減少
医療,福祉665万人,37万人増加
卸売業,小売業1055万人,32万人増加
宿泊業,飲食サービス業388万人,4万人増加
上記以外では,「生活関連サービス業,娯楽業」などが減少


なんとなく 日本の現状が見えてきますね


かって、道路が必要だったように
より広い居住が必要だったように

これから、介護が必要だから 福祉関係が増えてきている
でも
それでも足りないと言われています…。