よくネットなんかで
フロントキャリパーを外し
揉み出しといって
ピストンをピストンプライヤーでグリグリと引きずり出し
シリコングリスなどを塗りながら
出したり 押し込んだり 回転させたり しているのを見かけます…。
この作業は果たして正しいのでしょうか?
昔は正しいと思っていたのですが
でも今は
個人的には否じゃないかと …
昔は正しいと思っていたのですが
でも今は
個人的には否じゃないかと …
バイク乗りの性なのか 自らのバイクを少しでも綺麗に保ちたい
ブレーキパットなんか交換する時
ダストの汚れに 我慢出来ず 掃除をしたい
と 思う気持ちは分かります…。
しかし
私も 一生懸命 ブレーキの良いタッチを出したい一心で
ピストンが少しでもスムーズに動くよう その昔 試行錯誤した経験があります。
この時は結局 ローターの歪みが原因だったのですが、
この時は結局 ローターの歪みが原因だったのですが、
ブレーキキャリパー内のオイルシールは
新品時、ブレーキフリュードに浸すと 膨らむという性質は周知だと思います。
オーバーホール時 抜くのが とても堅かったピストンも
入れる時は 例外無く 指でスムーズに挿入できます…。
オイルシールの入り口を通過したら スーッと入っていきます。
ブレーキフリュードに浸してセットしたオイルシールは
しばらくすると その性質で膨らみ
キャリパー内のピストンを しっかりと くわえ込みます…。
挿入するとき あれほどスムーズに入ったピストンも
その後 動きが堅くなっています…。
私のブレーキは TOKIKO製のひとキャリパー6ポットですが
ピストンプライヤーでグリグリすると
堅く動きの悪いピストン と スムーズに動くピストンがありました。
なんとかして すべてのピストンがスムーズな動きになるよう
その両方の動きを ブレーキレバーを引きながら比較したことがあります…。
ブレーキローターが歪んでいることにも気付かず
その当時は ブレーキピストンの抵抗を少しでも減らすことしか
考えてなかったのです。
ブレーキローターが歪んでいることにも気付かず
その当時は ブレーキピストンの抵抗を少しでも減らすことしか
考えてなかったのです。
結果
スムーズに動くピストンの場合
軽い圧で簡単に出てきますが ピストンは出た位置のまま戻らず出っ放し
堅い動きのピストン場合
圧を加えると 出ようと少し動くのですが
レバーを戻すとピストンは元に戻ります。さらにレーバーを引き強い圧を加えると
ピストンはニューッと出て レバーを戻すと ほんの少し戻ります(わずかに引っ込む)…。
私は 素人ですので
どちらが 正しいのか分かりませんが、
オイルシールの応力という点では
もしかしたら 堅く動きの悪い ピストンの方が
正常作動ではないだろうかと その時 思ったこともあります…。
量産車は出荷状態で 耐久性を重視している.
皆が皆ブレーキのメンテを神経質にしている訳ではない
メーカーにとって最も安全機関であるブレーキは
消耗部品の交換は簡単に出来るが
さらに コアな面に関しては少々メンテしなくても
性能を維持出来るようにしている。
(最高性能の短期維持ではなく普通性能の長期維持)
皆が皆ブレーキのメンテを神経質にしている訳ではない
メーカーにとって最も安全機関であるブレーキは
消耗部品の交換は簡単に出来るが
さらに コアな面に関しては少々メンテしなくても
性能を維持出来るようにしている。
(最高性能の短期維持ではなく普通性能の長期維持)
スムーズにすべてのピストンを動かすには
精度の良いキャリパーが必要になってくる
しかし
一連の動きをスムーズにするには
メンテナンスサイクルもバーツの交換サイクルも短くなる。
しかし
一連の動きをスムーズにするには
メンテナンスサイクルもバーツの交換サイクルも短くなる。
オーバーホール時 ピストンを抜くと 動きの悪いピストンには
オイルシールのブラックマークが付着しています。
オイルシールのブラックマークが付着しています。
これは、
オイルシールの膨らむ性質で しっかりとピストンを包み込んでいた
証ではないかと 思ったほどです…。
ブレーキピストンは
油圧の力を借り強い力で ローターに圧を加えるため
少し動けば良いのであり ローターに圧を加えたピストンは
レバーを戻せば オイルシールの応力で ほんの少し戻る(引っ込む)
そのためには
ピストンの動きが少々堅くても 「戻り」の応力を効かせるための
抵抗は必要なのでは…とも思ったりすることもあります。
抵抗は必要なのでは…とも思ったりすることもあります。
したがって
独断と偏見なのかも知れませんが
人それぞれ考え方はあると思いますが
揉み出しのみ作業
特に
ピストンをグリグリと回転させブレーキピストンの抵抗を減らしても
せっかく馴染んている オイルシールの応力を破壊することに
なるのでは…と思ったりもします。
だからと言って 放ったらかすと
ピストンが固着して 戻らなくなることもある
以前、
引きずっているのに気付かず リアブレーキオイルが沸騰しスカスカになり
キャリーパー外してみれば ピストン固着…出たら出っ放しどころか
びくとも動かなかったことがありました…。
グリグリするぐらいなら いっそのこと
だからと言って 放ったらかすと
ピストンが固着して 戻らなくなることもある
以前、
引きずっているのに気付かず リアブレーキオイルが沸騰しスカスカになり
キャリーパー外してみれば ピストン固着…出たら出っ放しどころか
びくとも動かなかったことがありました…。
グリグリするぐらいなら いっそのこと
フルオーバーホール作業までした方が良いのではないでしょうか
使用頻度は少ないので 安価で良いと思い
ピストンの揉み出しは これを使ってました。
注意点は結構強くロックが効きます。
↓
ブレーキピストンロッキングプライヤー STRAIGHT/19-9870 (STRAIGHT/ストレート)
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