2015年5月19日火曜日

足まわり オーバーホール…。


徹底的に…

Bilancia

にて

とにかく汚い この際15年の垢を落とす

フロントフォーク OHとバネ交換 すでに12Rのスプリングは絶版で
14R用のスプリングを加工し、換用する。
各シムの徹底した磨きと 減衰バルブの面出し
これでも磨きが足りないということ…
OHは磨きが命 
予算があればピストンをアルミに替えたいところだが、
なんせ、前輪だけで12個もピストンがある 一切の不純物を除去…。
ブレーキパットの台座の部分も滑りを良くするためにツルツルにする
キャリパー側もオイルストーンで磨く…。
今年の初めに 自分でフロントローターを交換 キャリパーOHをしたが、
不十分であったことを思い知る…。


リアのガスは残っていた… バネプリロード調整用ロックナットの余計なスカート部分は切断
インナーロッドのカバーも除去。
純正リアサスに関してですが、カヤバ製…リザーバータンク(ガス室)の構造を初めて見た…。

プリロードの説明を受ける

バネの素材はメーカーによって微妙に違うが、
バネの巻き数
バネの内径 外径
バネの太さ
バネ全体の長さにより
汎用的な計算式で数値を出し 
最高性能を引き出す調整をしなくてはいけない。

現行のサスペーションでも 
「これぐらいで良いだろう」は好ましくない。

ストリート用 レーシング用 … プリロード調整でバネの硬さを決めるのでなく
本来のサスペーション性能を引き出すためには 走るエリアによってバネを変えるのが理想である…。

そこで、オーリンズという選択肢がある。
オーリンズの優れた面は その調整幅がスタンダードサスに比べ とても広いことである。
また、オーリンズの構造自体がオーバーホール前提であるということであり、
メンテナンスをしていけば半永久的に最高性能が味わえる ある意味安上がりだろう。
純正サスはオーバーホール前提とは言えないようだ。
加締め止めやスナップリング止めで形成され、ガス充填部分はゴム製の空気袋(プラダ)内だ。
これで、リザーバータンクに流入したオイルを押し返すという構造…。
ブラダが破けない限り オイルにガスが混入することはないとは思うが…
分子レベルではゴムを通過するということ…。
ガスとオイルの仕切りがフリーピストン構造の高級サスリザーバーとは構造が違う。

オーリンズといえ
ぶら下がりのポン付けでは 調整幅は広くとも 本来の性能を引き出せない
バネの適正数値を計算し 乗り方 車重 に 合わせたバネをチョイスすることが望ましい。

減衰に関しは 補助的なものであり

バネと減衰は 個別の仕事をしているということをしっかりと理解する…。

良く聞くことであるが、

初期作動は柔らかく 最後の粘りはより深く…

しつこいようだが、このためには ちゃんとした計算式が必要であり
たとえ、社外高性能サスペーションでも
これぐらいで良いだろう…は まったく好ましくない…。


今回のオーバーホール内容を 記録のために

フロントサスペーション OH 
バネ交換 12R用のバネは欠品らしく14R用を加工予定
フロントブレーキ  OH (徹底した磨き)
リアブレーキ OH(徹底した磨き)
リアサスペーション OH (一部加工)
リアサスのガス充填バルブが ゴムバルブという構造らしい。
リアサスペーションリンク周り OH
それに伴うスィングアーム OH
や リアサスリンク回りの OH
ステム  アンダーベアリングとレース交換(砂利がフレーム内部??から混入していた)
クラッチケーブルやスロットルワイヤーの 潤滑促進
当然、経年で、摩耗している 各ベアリング交換


検診と 経年摩耗によるパーツ交換みいなものだ。

とりあえずだが、

まだ、この12Rがいける と 思えれば 再度入庫したいと思う。
なにせ、8万キロオーバーの車両であるがゆえ…。費用対効果熟慮は必至
(結構予約で一杯なので いつになるか分からないが)

12Rで10万キロを走破したい。
あくまでも 公道を走るので
速いだの 遅いだのよりも カチッとした足回りで
ほんの ちょっとでも良いので 出来るなら 楽しく操りたい
8万キロオーバーの車両であるが故
エンジンには気を使う
もう、昔のようにぶん回すことを控えている

もし 次期車両を購入したとしても、ある程度 STDの乗り味を味わい
カスタムをしたければ ここに持ってきたいと思った。
フレーム強度と足回りのバランス
いくら、高価なパーツをポン付けしても 何の意味もないどころか
かえって 良くないということも有るはずであり
意味の無いカスタムは無用の長物であるということは否めない…。




帰路で ぶらっと探索
地図上で 佐賀県の小城あたりから 富士町 古湯温泉に出る 44という道を選択しましたが、
真っ暗の中 ほぼ林道でした。
途中 野ウサギが 斜め横から並走するように突進してきて 危うく轢きそうになりました。
夜の山中は色んな意味で怖いものがあります。







0 件のコメント:

コメントを投稿