2020年8月6日木曜日

イイ爺ライダー

高校時代からの同級生が 
バイクへとリターンしている…。
リターン納車記念として 
近場の山路を 高校時代の同級生たちと
走ってきた。

勿論  
高校時代から合間を入れず乗り続けている同級生も
自分以外に極少数だが居る


我々が高校生の頃(〇〇年ほど前)
国内販売出来るバイクは メーカー自主規制により
排気量750㏄までだった…。通称名…ナナハン

ナナハンクラスで当時の人気車種は

kawasaki RS 750 four 今でいうゼッツー
Honda CB750 four Kシリーズ(ナナハンの元祖)
この2台に人気が集中していた
特にCB750fourがデビューするまで
大型バイクは外国車を模倣しているものが多かった…。
いや
横置きクランクの4気筒バイクは
CB750fourがデビューする前から
ハンドメイド的イタリアの某高級メーカに存在していた

そして
Suzuki GT750(水冷3発)Kawasaki750ss(空冷3発) と2スト勢が続き
Kawasakiの2スト750ssは 4ストRS750のデビュー後も人気はあった。

Yamaha はTX750 (4スト2発)に加え
出遅れてデビューした
GX750(シャフトドライブ4スト3発)
などは なんとなくパッとしなかった記憶がある
当時はシリンダー数のある方が偉かったような風潮があった。

ナナハンのデビューを時系列に見ると
Honda CB750four→Kawasaki750ss→kawasakiRS750
SuzukiGT750→YamahaTx750 
んな感じかな.。間違ってたらご勘弁

当時 高校生の少年にとって
ナナハン を所有し乗れるのは
リッチな家庭 & 寛大な親 という環境がモノを言った…。
または
中学を卒業し社会で収入を得ている少年ぐらいだ…

当時の高校生にとって
ナナハンは高嶺の花であり憧れでもあった…。
殆どの高校生は 原チャリ 250㏄ 350㏄ 500㏄クラス
それも中古車に乗るのが精一杯で
それでも バイクを所有できるだけ良い方だった
殆どは親から反対され 所有など出来ないのが普通だった。
当時 高校生はバイクでよく死んでいた時代でもあり
親からメシ食わしてもらっている分際で 
「ハナタレ小僧が 何を抜かす」これが大人の意見だろう。
今思えば
親が許可しないのは 当たり前だ…。
私も無断で中古のバイクを買って 家をたたき出された経験がある…。
(当時 我が家は裕福でないので 当然 金は 無い
最初は1万円で50cc 金は後払い 
次はバラバラの90㏄を自分で組んだ 金は信用借りの後払い
当時 ローンなど無かった。)

歳を食って 大型バイクと接する年配ライダーは 
少年時代に憧れていた車種を選択する確率が高い。
その気持ちは良く分かる。
乗りたくても乗れなかった空白期間をさかのぼり
少年時代に胸を焦がした 
あの一台に一気に戻ってしまうわけだと思う。

今や ニッチ分野では代表格とも言える 
Kawasaki史上 最初の名車と呼べるRS900 通称ゼッワン…

少々お高いが、この半世紀近く経ったバイクを購入した同級生。
バイク乗りの仲間が増え嬉しい 
同時に どうか事故だけは起こさないようにと願う…。

独断と偏見だが、
Kawasaki史上 名車と呼べる車両は 3騎だと思っている…。
その中の1騎が 当時の輸出仕様 RS900 ゼッワンだ…。 
その後 GPZ900R(通称 ニンジャ) に ZZR1100(通称 ダブジー)
この3騎は全世界で大ヒットした

Kawasaki史上 名車中の名車だと思う…。

その後kawasakiは 話題性のあるバイクをデビューさせるものの
世界マーケットを的としたら名車と呼ばれるかどうか微妙だ…。

何故か
750(通称ゼッツー)の方が希少性からなのか
人気があるという現象が起きているが、
Z1が主であり Z2は規制による国内販売版だ。

いずれにしても 納車おめでとう 
記念すべきとし ここに記したい。


さて もうひとりの同級生が駆る 白馬の1騎
もう10年以上経っているのに ピッカピッカだ…

我々が高校時代 まだまだ ドルに対して円は凄く安かった
固定相場でワンダラー360円ぐらいだったじゃないだろうか…
為替レートでいえば 
ドルは 円に対して今の3倍以上の価値があったのだ。

当然
アメリカ製のバイクなど 夢の夢だった…
にもかかわらず、
アメリカという大国からの影響を多大に受けた日本 
我々の世代は特にだ…
TVに映画 食文化に雑誌などで 骨抜きにされた世代かも…。
バイクを知らない人でも ハーレーと聞けば知っているはずだ。

この影響力は映像によるものが大きい。
つまり
ハーレーダビッドソンを駆る主人公を題材にした映画が数多くある。

代表的なヒット作は

イージーライダー
グライド イン ブルー

大好きで当時 この二つの映画は何度も観た覚えがある…

イージーライダーは 
ヒッピー的な反合理主義者(自由人)たちが主人公だった
どちらかと言えば バイク乗り達は反体制側だ…

対して

グライド イン ブルーは 
当時の製品名「エレクトラグライド」が登場し
アメリカ白バイ隊員のお話であり 当然だが 体制側だった。

これらの映画を見て ハーレーダビッドソンに憧れるのは
影響を受けやすい少年なら 当たり前の話だ…
しかしながら 大人でも
そう簡単に買える代物ではないハーレーダビッドソンの時代だった…。

それが
今では簡単とまではいかないが頑張れば買える時代になった…。

高校時代、ドイツのバイクなど まったく興味が無く
今でも
BMWは4輪車のイメージが大きい
今でこそ 縦置きは2発水平対向エンジンのみになったが、
ちょっと前まで、
縦置き片側多気筒(4気筒)エンジンが平気で作られていた…
まるで 4輪を2輪にしただけのイメージがあった。

バイクを知らない人から「BMWのバイクってあったんだ」 と 
言われることが多く
ひどい場合は
「あ、あの人 バイクにBMWのエンブレム貼っている…」
そう思われてしまうこともある…。


我々は いい歳をした いい爺ライダーだ。

到底 若者たちには及ばないにしても 
バイクに乗ったからと言って若返ることなど出来ないとしても

楽しいものは楽しいので仕方ないのだ と 思う今日この頃…。






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