2012年5月16日水曜日

NC700X と NC700S



二輪の本来の楽しさとは何なのか…
それは
千差万別 十人十色 
色んな楽しみ方があって良いと思います。


同じバイクに長いこと 乗っているとたまに毛色の違うものに
興味が湧きます…外車も含めて
でも、その都度 やっぱり「12Rの方が良いな」って思ったものでした。


ちょっと前に、NC700Xに試乗し、
強いトルクで加速していく そのエンジンはとても印象深いものでした。
これだと どこまでも走っていけるだろう そんな気にさせてくれます。
シート高がある車体に緩慢な挙動ですが とても安心感があります。
そして 車体サイズの割に 取り回しが非常に軽いんですよねぇー これが
今回
NC700Sにも試乗する機会があり
SとXをどうしても比較してしまいます。
エンジン フレーム タイヤサイズは同じ
ただ、
ホィールベース フロントサスペーションのストロークが違います
重量はSの方が3Kgほど軽いようですね
シート高も
4cmほど Sの方が低く ホィールベースも若干短い
その車体は まるで 400CCクラス並みで
左右に振った時、その体感重量は250CC並みに感じました。
低重心設計は 体感的にとても軽く感じます。

試乗コースには小さなS字のコーナーがあるのですが、
XよりSの方が 格段に俊敏です…。

そして その好感が持てる加速フィーリングはXと同じで
小気味よいトルクがあり そして面白い

価格が価格なので
質感や 二輪独特の醸し出す オーラは期待できませんが
HONDAの仕上げ方は 上手で 相も変わらず綺麗です。

1速60km/h 2速90km/h直前で レブリミッターが作動します。
その時の 回転数 約6500rpm…
あっという間に効くレブ ちょっと面食らいます…
この手のタコメーターは ちょっと見辛いです。
いっそのこと 速度計だけでも良いような気もしました。

レブが効くまでは けっこうな力強いトルクで 路面を蹴るようなトラクションと
気持ちの良いパルス感を伴い 軽快に車速を上げくれていただけに…うーーん

そのエンジンフィーリングは 良く試乗していた
BMWのボクサーツインとも全然違うような気億があります。
BMWのボクサーツインって 中回転位から ドーーーって感じで
加速していく そんな印象がつよく 残っています。


以前、バイク仲間のトライアンフ ボンネビルに乗せてもらった時の感覚に
似ていますが、NC700ほど低速トルクは無かったような覚えがあります。


制動に感しては 
フロントシングルローター 片押し式の油圧ブレーキなので
強力という訳でもないのですが 公道では必要十分なレベルだと思います。
ABS付きモデルは リアブレーキを作動させたら フロントも一つだけピストンが作動する
前後連動ブレーキシステムらしいのですが、…良く分からなかったです。

比較にはなりませんが、
直線加速だけを考えれば
NC700が発進から一生懸命シフトアップしながら加速しても
私の12Rなら
1速だけで抜き去ることが出来きることでしょうし
2速で NC700の最高速を上回るはずです

でも 
「だから 何だ」 …「それが、どうした」 
今は そんな風に思っています。 


公道におけるモーターサイクル本来の楽しみとは…
私なりの楽しみ方とは…
大型2輪免許を取得し38年 下手なりに オフ車 オンロード車と乗り継ぎ
良く考える今日このごろです…。

XとS
遠くに行くことを主とすれば 大柄で安心感があるX
パニアも似合うし 色んなアフターパーツがあるようです。

ツーリングを含めた 気軽な普段の足として 小気味良く走りたいなら
小柄な車体と取り回しが楽なS
両方を試乗して、そんな気がしました…。

よく バイク単体を「速い」だの「遅い」だの総評する傾向がありますが、
バイクと乗り手は一対であり むしろ 乗り手によって走りが大きく左右されます。
これほど乗り手に委ねられた乗り物は 他に少ないと私は思っています。

だから 面白いんでしょうね

bikeは…。

NC700 面白いので 購入候補の中の一台としての価値はありますね

あとは NC700とは まったく位置づけが違うのですが
Moto Guzzi の専門店に出向いてみようかと思っています。
どんなものなのか とても興味があります。

Guzziの アイドリングで
壊れるんじゃないかというような 振動に少し呆れた反面
このバイクにどんな魅力があるのか 知りたくなってきました。





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