2012年5月21日月曜日

非実用的な使えない性能

12~3年ほど前まで
日本製バイクは 
公道世界最高速を目指していた時代がありました。
その節目が時速300km
世界最高水準の技術と 莫大な開発費を費やし
最高速争いを繰り広げた時代の 一部の日本メーカー

その後 さらに
競技用二輪の公道版 または メガスポーツという分野のバイクは
操作性能を追求し
ライダーに出来るだけ負担を掛けることのないよう 
電子制御までも搭載しています。
おそらく、商業的な意図抜きにそのような開発をすれば
足回り、エンジン、耐久製 究極のバイクとして
技術的に日本製のバイクは今だ世界一だと思います。
もちろん その性能は発揮させるためには訓練を受けた 
世界屈指のライダーが操作するという条件付きですが(笑)

しかし

一般の人は その限界性能の何割位を使えるのでしょうか
いや、一般的なバイクでも 使える性能など 全性能の何割かでしょうね
ほとんどは 公道というフィールドで…
雰囲気を楽しみ 
「速い」 だと 「遅い」を語り それが楽しみの一つであるのでしょう
また、
速度を出し、スポーツライディング(競技)をしたい人たちは
サーキットというフィールドで 訓練をし スキルを磨き 
楽しみ 遊ぶ そんところでしょう…。

ここ最近
ハーレーダビッドソンがやたら 多く走ってるような気がします。
決して高い速度でなく、リスクを避け
優雅にユッタリと アメリカ製のクラシカルな形をしたバイクを走らせ
その乗り味を楽しみ
また
造形美を楽しむ
そして
バイクに乗らない人も その姿に出くわせば
憧れ、乗ってみたい という 感情が湧き出 さらにハーレーオーナーが増える

今はそんな 古き良き時代の温もりが求められる時代なのでしょうか

どうも 日本製のバイク 温もりを演出しようとしても やはり 無機質な高性能車としか
思えない時があります。
そのくせ世界一厳しいと言われる様々な規制に縛られ
高性能であればあるほど 
国内販売でユーザーが納得出来るものを作ること それは 至難の技なんでしょうか




なんと言いますか 諸外国では こんなことやってんですねぇー
法規がない道路なのかも知れませんが 
我が国では 間違いなく社会悪と見なされ 悪印象しかないでしょうね。
でも もし
バイクが単なる モビリティー(移動するためのツール)だけに重きを置くようになれば
きっと バイクの魅力は半減することになると思う人たちも少なくないでしょう



高い速度で 自由自在に進路を変え その走行性能は
素晴らしいと思うのですが、

訓練を受けた人たちが
これぐらい スロットルを開けて 初めて
リッター スーパースポーツは
本来の性能を発揮するんですね…

これでも
数年前のバイクなのに。

バイクの嗜好は様々であり、自由であり
様々なバイクの楽しみ方があります。

公道で革ツナギを着込み 
路面とのインフォメーションに酔う

そんなライダーも少なくない時代もあったんですよね

寂しい気もします…。

バイクの買い替えの時が一番楽しいと良く言いますが
そこそこのバイク的加速力も楽しめ 
乗り味も楽しめ
リスクも避けたい

そんな虫の良い話など無いんですけどね

乗り手次第だと 分かっていても悩みます…















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