2010年6月30日水曜日

ESCAPE



何故、走りに出掛けたくなるのだろうか
雨の日は 普段、考えないことを考えてしまいます

何かを欲しているのでしょうか…

例えば、
山の新鮮な空気を 胸いっぱい吸い込んでみたい…
何も考えず、大海原を眺めていたい…
騒がしい日々の中 たまには一人になりたい …
気の合った連中と コミュニケーションがしたい… 

日常生活で 仕事上のしがらみや 人々の喧騒の中だけじゃ 
息苦しくなって ほんのちょっとの間だけでも良いので
…ESCAPE…したいことって 
          誰でもあるはずだと思います

私にとって
とろけるような絶景を前に 大きく息を吸い込むことは
とても気持ちが良い  …ESCAPE… です
   
         梅雨の合間の今日この頃です


2010年6月28日月曜日

サーキットでのレクチャー

サーキットでレクチャーしてもらうことは とてもオススメです。

(プロ写真家がサーキットにおける各自のライディングフォーム
を撮ってくれました。)



12Rを購入した頃、
だだでさえライディング技術が低い 私にとって
この癖がある 高出力車は
非常に扱いにくく、狭い路地などでUターンするのも
不安でしたし、
峠の走行などでは パワーに弄ばれ、
決して楽しいものではなく
もっぱら、 
見通しの良い 直線が多いエリア
つまり高速道で走ることが多くなってきました 。…

そんな頃だったか 
サーキットでのレクチャーを 友人から薦められ
KAWASAKIが運営しているサーキットに出向いたのは…



サーキットでのマナーやルールの講習を受け
教習所とはまったく正反対の非日常的な走り方を
タイムを計りながら 夕方まで経験させて頂きました

例えば
200km/h 位まで 一気に加速し ブレーキングからの
コーナー進入や
前輪のヘリが熱で溶けて
粒々ができるほどのコーナーリング等々…

この 非日常的な反復走行は 一般公道での
法定速度内走行においても安全マージンの許容を高めて
くれるものだと確信しました

速度がいくら低くても 咄嗟の判断ミスや
ライディングスキルが低いがゆえの 事故は起き得ます



私のように 速く走ることが出来ない スキル不足な人も
普通に 速く走ることが出来る人も
サーキットを主に置き 恐ろしく速く走れる人も

変わりなく
インストラクターの先生(この人は凄い人らしい)は 
それはそれは とても親切かつ適切なレクチャーをしてくれます。 
サーキットの運営職員の人たちは 私のような下手ッピにも
色々と親切にアドバイスをしてくれます。

レクチャーをしてくれる先生も サーキット運営関係者の方々も
当然、ライディングスキルは神業のように凄いはずです。
でも、
その前に
社会人として人間的に素晴らしい人たちでした。

この日 以外に その後も2回ほどレクチャーを受けました
以来、 単独で走ることが増え
速度が低くても 公道で12Rに乗る楽しみが倍増しました。

それまでは、何台かで集まって走り 公道だというのに 
速いベースで走る人に 追いつこうとする自分が居ました。
それが、ライディングスキルにつながると思っていましたが、
決してそうではないということに気付かされました。

公道には四輪ドライバーも居れば、家族連れの行楽客も居れば 
地元の人たちの住宅も有るのですから。

皆でツーリングをするのも楽しいのですが、
公道で ソロで 自分のペースとリズムで走ることが
こんなに楽しいものだと 今は実感できるようになりました。

このレクチャーをもし受けていなければ 飽きっぽい私のことですから
今現在まで12Rに乗っていなかった と 思います。




今は
バイクに乗る私たちにとっては うっとおしい梅雨です。

でも
次々と咲かせる美しい花々や 
私たちの糧となる食物や 
それを育てている
人々にとっては…
        恵みの雨です。

 

この梅雨が過ぎ去るのを気長に待ち…
この夏は また ここでレクチャーを受けたいと思っています。

楽しみです…




 

2010年6月25日金曜日

XR250Rの頃







 

















HONDA XR250R 1990年式 DK仕様
公道走行可の コンペ用マシン
注文から、2ヶ月以上 待ちに待った記憶があります

後から 外装を1987年式に着せ替えをし
ロックセクションのようなガレ場走破のために頑丈なアルミアンダーガード
アチャルビスバークバスター ディスクローター アウターチューブプロテクター
カラー(赤)ホィール(当然中空)に 前後とも履き変え
消音機はノーマル(当時 XRの純正マフラーは重いがマジックボックスと言われる位 優れたもので、ここを変えてもロクなことは無かった。)
キャブレターは 一時期生産されていたXR350(セッティング要)のものに交換しました。 ま、画像のとおりです…。
若い時分なので 道無き道 戻れないような絶壁を飛び降りたり登ったり 川を渡り そして クローズドコース どんなエリアでも走る…それしか考えていませんでした。数え切れないほど転倒しました…が、 常に走れる状態に保っていました。


ちなみに、他の輸出仕様車として
US仕様はアメリカ向け U仕様はオーストラリア向けがありました
DK仕様は その他の国向けですね
US仕様と DK仕様は 当時 パワーも足回りも
違いはありませんが US仕様の方が よりコンペーション的で
リアフェンダーのフレームレールが一部無かったり、ハンドルロック
も無かったような記憶があります メインスイッチも後付けだったかも
しれません。 
オーストラリア向けのU仕様だけが パワー的に かなりディチューンされ
オーストラリアの人以外は絶対に誰も買わなかったはずだと思います

SUZUKIの2スト250cc から  このXR250 へと 乗り換えたのですが、
パワーでは 4ストのXR250は 劣るものの クローズドコースも含め あらゆるオフロードにおけるフィールドにおいての走破性能は 間違いなくXR250に軍配が上がったように思います。
XR250の国内公道車もありましたが、足回り エンジン ギア比(クロスミッション)等など 似て非ざるものでした。 あらゆるフィールドに誘い込んでくれるバイクでした。
 

海岸線のフカフカの砂浜も 
大小の岩がゴロゴロしている瓦礫道も
人が四つん這いになって 登る UP HILLも
人が転げ落ちるような DOWN HILL も
どこまでも走っていたい 原野も
または コンペマシンたちが縦横無尽に走り回っているクローズドコースも…

シート高925mm 
最低地上高325mm
乾燥重量106kg
サスストローク 前後共280mm 
この 乗り物は走る場所を選ばない 

PLAY TOOL  
ホントに楽しいバイクだった

簡単に脱着できる保安部品(ヘッドライトはゴムバンド止め) のおかげで
クローズドコースにも良く出かけたものでした

まさに 大地が相手の乗り物

ある意味 バイクの楽しさを コイツが一番 
教えてくれたかも知れない 

4ストオフローダー その元祖とも言える
HONDA XR.s STORY を 述べれば キリがない

2スト全盛期 アメリカのデザートレースで、
この一台の 非力な4ストマシンが 
挑んでは負け 挑んでは負け 思考錯誤の繰り返しが継続され
世界に認められるまで 鍛え上げられ
ここまで遊べる 誰にとっても 楽しいバイクが生まれた

当時の
作る人たちの情熱によって生まれた賜物と言っても過言ではない
ような気がする

この画像の撮影後に 先方様 に強く望まれ 
嫁いでしまいましたが…
今にして思えば… 手元に置いて置けば良かった

    … と思います

2010年6月23日水曜日

X4の頃

私にとって はじめての リッターバイクX4 LD

それまでは オフ車ばかりでした
林道も どんどん、舗装路になり、クローズドコースで走ること自体も
年を重ねるたびに億劫になり、
周りの友人たちも オフ車からリッターバイクへと
乗り換えている頃 … でした。

とりあえず、何でも良いから リッターバイク選びが始まる

まず、リッターバイクの中で一番安価だったことに 注視

そして 最大の決め手は
X4 LD(2000年)パンフの表紙に引かれたこと…

パンフの表紙は
夜明けの(夜中かも知れないが) ライティングされたベイブリッジを臨む 
人の気配がない 静寂に包まれたパーキングの光景
そこには 
ホワイト色のX4に大股で跨った男性と
その傍らには 二輪よりも高級スポーツカーの方が似合う 
パーティードレスに身を包んだ女性 が 立っている 

女性は軽く微笑みながら X4の男性と会話をしている

私の記憶が正しければ その女性はX4のステアリング
左側に立ち クラッチレバー側の グリップに左手を
添え 男性はX4に跨ったまま スロットルグリップに
右手を添え 
男性の視線は 女性側でなく 前へ それとは対照的に
女性は微笑みながら 若干 視線はX4側の左斜め下へ…
そんな感じだったと思う 

その、男性はライダーズジャケットのジッパーを開放し、
その下は純白のTシャツ一枚 そして ジーンズの裾元から 
バックル付の黒いブーツが
少しのぞいている。
そのワイルドな雰囲気の男性と、 
アーバンなパーティードレスの女性のコラボレーション
そして
背景はベイブリッジ。 
さらに、主賓であるX4のリアサスが鮮明な赤だということ

このコントラストに 妙に心が引かれたのだ。

今まで乗ってきた
シート座位置の高い つま先立ちのオフロードバイクでは絵にもならないし
泥や砂塵が似合う オフロードの世界では 考えられない光景だ

結局、実車を見ることもなく、パンフ一枚でX4を注文してしまった。

ついでに、このパンフレットで男性モデルが着用していた 
ライダーズジャケットとブーツの銘柄を 
販売店からメーカーに問い合わせてもらい、一緒に取り寄せて
もらうことにした。 
























はじめてのリッターバイク 
購入理由が 一枚のパンフ…浅はか過ぎた 
リアはディッシュホイール 
フォークキャスター もけっこう寝てる 
ホイールベースも長い
そして 重い
知らなかった  考えていなかった。
もう少し熟慮するべきだった。

良く考えてみるとアーバンなパーティードレスの女性などとは
程遠い、私を含めた周辺のバイク仲間  

皆と走る もっとも多いエリアは
オフロード車と同じく やはり 山
違うのは 舗装されているということ
コーナーが延々と続く峠のワインディング 
よく 考えて購入するべきだった

        結局、このバイクは新車購入から1年とちょっとで、GOOD BY

このX4は トップギアで50km/hも出していれば
すべてを まかなってくれる パンチ力も半端じゃないほどある
セカンドギアでも アイドリングで発進する
高いギアポジションでも素晴らしい加速感です。
中低速が強く シート高も低いので、立ちゴケの心配もない 
使用方法によっては 良いバイクだと思います


オフロード車でよく走って
いたところも雪を避けながら
ソロリ ソロリと 
入り口まで…
















ツーリングも
このX4でよく行きました。

2010年6月15日火曜日

CB1300SFの頃

            
                 以前の愛車 CB1300SF 

CB1300SF
特別限定車 新車で購入したものの
とても、優秀なバイクであるのは認めつつも 

初回の車検前に 手放し、追い銭を打って12Rを中古で購入して 今に至る

… 可も無く不可も無く ある意味優等生… に 面白味が無くなった。
手放したのは そんな、単純な理由だった。
 
この頃の CB1300SFは リア二本のショックアブソーバーが
リンク式で作動するという珍しいシステムが装着されていた 
その後 このリンク機構は撤廃されたようです。

 手放して7年 …いやはや 時の経過とは早いもんだ…と
                                つくづく思う。

 思えば、当時の国事情で、森政権によるIT革命推進から 
小泉政権による規制緩和と自由化によって、 
ネット回線は 某巨大企業の縛りから開放され
ISDN から ADSL へと 
そして ネットも使い放題の一律料金となり 
情報の裾野が飛躍的に広がりつつある時代だった。

それまでは バイク雑誌など見ても  メーカーが、 
出版する雑誌社のクライアントという利害関係上
なかなか、インプレッション情報を鵜呑みにできなかった。

しかし、インターネットの進歩により
情報の裾野が広がり 一般ユーザーからの情報が続々と
オーナーズホームページ等などで、収集できるようになり、
とても、参考になった記憶がある。


 





まだ、まだ、
パソコンのスペックが低い時代 
フリーズ寸前になりながらも 
画像加工で楽しむことができました。

その後 パソコンのスペックや
ソフトの開発は日進月歩
動画の編集等など 
高価なソフトがなくても誰でも 
出来るようになりましたネ。







2輪の進歩も目覚しいのですが
業界は前代未聞の不況だと聞きます。
2輪を取り巻く環境が どう変わっていくのか 
また、 2輪ユーザーたちの価値観はどこに
向かっていくのか…

趣味性の高い二輪だけに 
ハード面(高性能な機体)だけの供給に走り過ぎたのではないか…と。 
もっと、ソフト面(環境や楽しみ方)を充実させるべきでは…と。
思う、今日この頃です 

結果 若年層のバイク乗りが減ったということは
 紛れもない事実なのですから…


2010年6月14日月曜日

今も12R

今も12R

かれこれ、初期型購入から 7年 いまだ 飽きず…


購入時 走行距離7700km弱が、今では30000kmを超えてしまった。

30000km記念という訳じゃないけど、ブログでも始めてみようかと思います。





時々刻々と流れる 国内バイクメーカー事情の中
当時、 EU 300km/h規制 直前に 公道世界最速王奪取のために
この世に生を授かった KAWASAKI ZX 12R 2000年A1型


時の流れは必ずしも 高出力車に対して寛容ではなかった。

つまり、300km/h超の速度が出るバイクに対して 規制を求める声が
海の彼方 EU諸国では高まってきた。


日本国内で 高出力車の逆輸入車を購入する場合、
どこの国への仕様車なのか が 
購入者にとって重要な要素となり、 
つまり それが フルパワーの証となって
いたのだが、

いよいよ規制の実施である

○ 最高速度は300km/h までとする
○ 300km/h超の速度が出る場合はリミッターをつける
○ スピードメーターの表示は300km/h 未満とする

何故か、4輪は除外され 2輪だけに この規制が定められた。


ただでさえ、
2輪へ対する社会的批判は多い国内メーカーにとっても
ヨーロッパ規制が 世界共通規制となることは 
至極当然のことだったはず。


私の場合、この荒々しい動力性能を持つ12Rは
プチツーリング用として とても気に入っています。

発売当初 300km/h超が どうこう以前に 
ハンドリングや 旋回性などの 乗り易さや 扱い易さなどの 
基本的性能へ対する 批判は多かったようですが

バイク任せでなく、ちゃんと基本に忠実なライディングをすれば
結構長く付き合うことが出来るバイクだと 
個人的には思っています。

ま、高重心 で 大味なハンドリングだということは否めませんが…


今となっては 最高速度競争にピリオドが打たれ 
今後、このようなバイクが生を授かることは、ありませんし、
これから求められることもないでしょう。


しかし、そんな時代もあったのだと なつかしく思い返す時が来る日まで
このバイクを大事にしたいと思っています。



○クレームによる問題は ほとんど対策済み
○トリックスター フルエキ で ドンつきは ほぼ解消 
○以前に 何度かサーキットに持ち込んだので 必要に迫られ
トリックスター バックステップ 装着
○シリンダーヘッド部分より オイル滲みのため ヘッドパッキン交換


走行距離 3万km超ですが 足回り エンジン 大きなトラブルも無く

                 只今、 絶好調です