多分 この分野の
ハイスピードツアラースポーツが
年甲斐も無く好きなのかも知れない…
その昔
一部のメーカーたちがスピード競争に明け暮れていた頃
1990~2000年位だ。
それまで 公道仕様最高速の分野では
Kawasakiの魔王ZZR1100が長らく君臨していた…が、
沈黙を通していたHondaは優等生の本気を示すかのように
スーパー黒鳥XXをデビューさせ Kawasakを魔王座から引きずり下ろした。
世間はHonda最高 流石世界のHondaと褒め称えたのも束の間…
鳥類最速は黒カラスでなく猛禽類だぜぇい と言わんばかり
Suzukiが隼を 降臨させたところから いとも簡単に300㎞/hの壁を突き破る
そこで、ちょっと待ったと言わんばかりに元魔王のプライドなのか
Kawasakiが 神の啓示と言わんばかりに ZX12Rを地上に放ったのだ…。
(ZX12Rがデビューする以前から300Km/hの自主規制の話は浮上していたようで
大急ぎで量産公道最速奮取のため間に合わせたと言っても良いようだ)
メガスポーツ または アルティメットスポーツと呼ばれた分野だ…。
ZX12Rは後出しジャンケンでありながら 隼と性能的に甲乙つけがたく
圧倒的な差で隼を凌駕できなかった…むしろ扱い易さという点で
世間(世界マーケット)は隼に軍配を挙げた…
保安部品装備量産車の公道世界最速争いの火ぶたが切られてようとしていたが、
危険という理由から 想定通り
欧州行政関係お偉いさんの鶴の一声で この速度争いも下火になったものの、
この猛禽類こそ最速と言われ HAYABUSAの名は世界中に知れ渡り
1999年から2019年の生産終了まで
公道走行可能なバイクとして この分野ではトップの座に
君臨していたと言っても過言ではない…。
そして
とうとう 今年
冬眠していた あの 猛禽系ハイスピ―ドガッチャマン
HAYABUSA様がお目覚めになったようだ…
それも 最強電子制御を身にまとい 猛禽の面影は昔のままで…。
それも 最強電子制御を身にまとい 猛禽の面影は昔のままで…。
「電子制御など知るかぁー」 で 済まされない時代になったようだ…
馬100頭前後なら ともかく 馬200頭近くになれば
電子スタッフたちのアシスト無しでは 手に負えないだろう…。
この HAYABUSAが 搭載している電子制御を お勉強してみよう…。
〇 モーショントラックトラクションコントロール
前後タイヤのバランスを調整10種類
〇 パワーモード
出力特性3種類
〇 アップ ダウン クィックシフター
クラッチを切らずシフトチェンジ3種類
〇 エンジンブレーキコントロールシステム
エンジンブレーキの効き具合調整3種類
〇 アンチリフトコントロールシステム
加速時フロントの浮き上がりを防止する10種類
〇 ローンチコントロール
発進時の加速による ウィリーを防ぐ
〇 スピードリミッタ―
設定した速度以上は出ない
〇 クルーズコントロール
スロットル操作不要で決めた速度を維持する…
〇 コンビネーションブレーキ
リアブレーキとフロントブレーキ連動
〇 モーショントラックブレーキシステム
バンク角に合わせABSが作動(MOTO GPでも搭載)
〇 スロープディベンデントコントロールシステム
下り斜面でのリアタイヤ浮きを防ぐ
〇 ヒールホールドコントロールシステム
坂道発進時 バイクが後退しないブレーキ装置
〇 エマージェンシーストップシグナル
急減速時リアランプ高速点滅
〇 スズキイージースタートシステム
セルスイッチを瞬間押ししてもエンジンが掛かるまでセルが回る…
〇 ローRPMアシスト
発進の半クラッチ時 エンジンの回転数が上がる
発進時のエンストを防ぐ
〇 ライドバイワイヤー
スロットルの物理的なワイヤー廃止 電子スロットル
至れり尽くせりでお腹一杯だが、
車重260㎏超えのモンスターには 安全に性能を活用するための
様々な制御は絶対条件だと思う…。
モンスターでありながら これだけの安全に関する制御装置や
シート高800mm ということからも
歳食ったバイク乗りでも イケると思う…
もともとSuzukiは
とてもフレンドリーなバイクを造っているメーカーだ…
現Hayabusaに乗っている沢山のオーナーたちは
フォルムや面影を大きく変更せず 5連メーターまでも残し
新型を発表したSuzukiのブレない心意気に感謝しているはずだ…。
新型Hayabusaは さらに凄く乗り易いと推測できる
昔 少しだけ このHayabusaに試乗したことがあるが、
12Rや14Rと比較して
車重はあるものの シート高も低く 凄く小ぶりだった記憶があり
誰もが乗れるモンスターだな …と思ったことがある…。
不思議だ
このHayabusaがデビューした当時
この造形(スタイル)は好みでは無かった
リアシートカバーを装着した姿は
砂漠地帯を移動するラクダみたいで
も少しシャープに作れないのだろうかと思った。
同じ メガなら KAWASAKIだ と 思っていた
20年以上経ち この猛禽類が
これほどまで世界で認知されると思わなかった。
でも 今 新型2021年モデルを見ると この造形が正当に進化し
未来でも 伝説として語り継がれそうな気がする
この新型 Hayabusaの販売価格が200万円と20万円位であるとすれば
総額的に高価かも知れないが 内容を考えると かなり買い得だと思う…
流石 SUZUKIだ…ユーザーの幸せを考えてくれている…
案件として YouTubeなどで紹介をしなくても
長く乗り続ける1台を捜しているライダーたちは
世界共通で、購入を検討する1台だと思う…。
1999年から
22年間の歴史は 軽くはないし
よほどユーザーたちから支持されないと20年以上も継続はない…
バイク界において
様々なレコードを塗り替えたレジェンド的存在とも言えるバイクだろう…。
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