2020年10月19日月曜日

 bmw R18 を試乗…


R18 アダルト指定だ…

1.8リッター OHV   空冷水平対向エンジン
最高出力 91ps 回転数 4750rpm 
最大トルク 158n.m   回転数 3000rpm

大排気量クルーザー系といえばHarleyが王座に君臨している
R18は Harley familyの ソフテール系に近いスタイルだ。


日本も含むその他メーカーも この大排気量クルーザー分野に進出し
Harleyという難攻不落の牙城に挑んでいたが、
現行では
日本色の濃い大排気量クルーザー系となると ゴールドウィングぐらいかな…。
その昔は日の丸の 直4 2発 V4 V2 と 
様々クルーザースタイルもあった 。

クルーザーではないが、15年程前に試乗したことがある
 YAMAHA MT01 に使われたエンジンに 
R18は乗り味が似ていると推測…。…
考えてみると 当時 興味の無い分野だった.

いずれにしても 
1.8L 水平対向エンジン(ボクサー)の乗り味は贅沢極まりないはずだ。 
こんなに早く 経験できることは 幸せだ。


決して試乗を狙ったわけではない
愛機の車検が終わったので 受け取りにお伺いしたら
たまたま 「乗れますよぉー」ということだ。

以前 伺ったときは ナンバーも登録されおらず
R18がフロアーのど真ん中に飾られていただけだった…。

その時は 

価格も素晴らしすぎて どんな乗り味なのか興味はあるものの
試乗車として ナンバー登録されるものだと思わなかった。


OHVのエンジンなのでバルブプッシュロッドカバーが見えますね…
エンジンの造形は画像で見るより 遥かにマニアックで好きですね…

試乗する前に
シーソー型のチェンジペダルとブレーキペダルの位置を
しっかりと把握した方が良いと思う ステップはフロアー式だ。

走り出して もたついてしまった…
シーソー式のペダルの位置が分からず変速が出来んし
乗車位置から チェンジペダルとブレーキペダルは見えない
足で探っても なかなか見つからない
信号では 仕方無いのでフロントブレーキレバーで停止

ま、1分もあれば慣れる


パワーモードは ロック ロール レインの三つ
一番 蹴り足が強いロックを選択
エンジンをスタート ドンと強く左側に車体が傾く
空吹かしを軽く…やはりドンと左側に車体が傾く
私のドイツっ娘 は逆の 右側に傾く…
排気量が600㏄も大きいR18のドンの方が遥かに大きく引っ張られる
同じ水平対向エンジンでもクランクの回転方向が違うようだ…。
想像していた通り トルクのお化けであり
トラコン制御が無ければ 容易にホィルスピンしそうだ…
電子制御により押さえられギクシャク感も無い。
試乗車は 上位モデルの価格が高い方だ。

結構な距離を走らせていただき 休日の昼下がりだけあり
沢山のバイクが走っている

追い越しも ドンと車体が前に出るので楽だ…。
低回転でもまったくもたつかない。
 沢山のバイクとすれ違った

しみじみと思ったのが
休日の公道、特に幹線道路は 
アメリカーナのバイクで溢れている気がした…
その中 まず まだまだ、世間では走っていない このR18で走ると
なんだろうか 凄く偉くなったような気がした。
実際は 誰も見てくれていないし 勝手な思い込みで
典型的な自己満なのだが、
これが バイク乗り特有の優越感ってもんだろう。

当然 鼓動感もあり
ゆっくり走っても 加速しても 実に楽しい…。

エンジンは やはりBMWらしく 
すべてのギアポジにおいて 
 アイドリング走行OKでは…と思うほど使い勝手が良い。
これ、1.8リッターで2発だよな…と思わず ひとりごとが出る
例えば 1速で7~80㎞/h位は速度が出る…と思えば
アイドリング 4速走行もOKで 
そこから スロットルを ほんの少し開ければドンと加速する…
この 一発の蹴り足の強さは 独特で 癖になりそうだ…。
下道なら4速の ほぼアイドリング付近の回転域で 事足りる
というか トップギアでもアイドリングで走れるんじゃないだろうか
試せば良かった…と後の祭り
このトルク感は 他のバイクjには無いかも知れない 
まさにメガトルクだ。

乗る前は全然感じなかった 造形美という奴は
真面目に見ると 凄く綺麗な造りをしていると思った。
塗装もメッキ部分も吸い込まれるように深い。
ペラペラ感など微塵も無く 妥協している箇所もなく
すべてのパーツのクォリティーは高く 
所有欲は確実に満たされるようだ
ドライブシャフトなんかむき出しだし
エンジンの造形美は bmwの場合 乗車中でも常に楽しめる
見れば見るほど凄いから…。


アメリカー大排気量2発(ビッグツイン)クルーザーの牙城へ
果敢に挑んでいる風に感じたが、
今まで どれほどのバイクたちが挑んだことか? 頑強な砦だ

アメリカーナ Harley Davidson
鉄の馬感は半端なく 醸し出す独特のオーラー感に限っては
右に出るバイクは居ないと思うほど素晴らしい
また、ぶれずに これしかないというバイク造りには強く感銘を受けるのも
紛れもない事実だ…。
だからアメリカーナバイクに打たれる人たちは世界中に居る
最近では電動なんかも生産しているようだが、時代の流れは仕方無い。




今回の このR18に試乗し とても良かったと思う
乗る前と乗った後で これほど 思い違いを感じたバイクも少ない…
跨った状態で慣れると思った以上に取り回しが出来る…
(コツは跨ったままで取り廻すということだ)
リバースもあるので。

見た目は 1930年代 中身は最新の技術が詰まったバイクだった。
乗り味を最新の技術で演出することに否定はしない…

ちなみに BMW信者でもアメリカーナ信者でも無い身としては
Harley Davidson も R18 も 各々個性があり素晴らしいと思う…。

まずは 試乗してみることだと思う
あーだ、こーだ と言うのは その後で良いだろう。

歳を食ったせいなのか
最近は
バイクのスペックや性能も大事かも知れないが それより
大きく 心打つ要素は 乗り味だと
強く強く
思う今日この頃だ。



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