2020年3月25日水曜日

トリシティという乗り物…火山 まで


トリシティは好みが分かれる乗り物だと思うが

私的には凄くに気に入っている。

天気の良い日は 
夕方から ロケーションの良いところに出かける…

時間があれば
この逆三輪車で 山でもいい海でもいい
30分も走れば お気に入りの場所へ行ける

途中路肩が落ちて場所があったが、ここもトラテープ(危険警告)が
巻いてある… 逆三輪の重量なら大丈夫やろ…と タイヤを一段下に落として写真パチリ。

お気に入りの場所

細く急こう配の枯れ枝や落ち葉で敷き詰められた
日差しも入らない暗い荒れた道…逆三輪車で入っていく
道幅は軽トラがギリ
ぐるりと回り込んだ 見上げるような急こう配のヘアピンが幾つもある
標高250m足らずの低山だ…。
4輪なら南側からだ(歩かないといけない)
2輪なら(小型バイク)なら北側だ…ただし急坂

逆三輪車のフロアーの裏側に 
前輪で跳ね上げられた枯れ枝の当たる音がする…
路面は 土やら落ち葉でぐちょぐちょに濡れている
おかまいなしに 逆三輪車をリーンさせ スロットルも大きく開け
 一瞬しかない夕日を眺めるため一気に登る…。
…ほぼ 全開…
ブレーキレバーを握り込んでも
スロットルは目一杯開いたままだ…。
デカいバイクだと とてもじゃないが来る気にはなれない道だ…。

トリシティという乗り物

バイクという乗りものは
前輪と後輪の二つの点で車体を支え
 後輪の接点が路面に駆動を伝える
大きく傾けた 旋回時も このことは変わらない
路面とのアクセスは点なので 実に頼りない乗り物だ。

旋回中
後輪が滑った場合は
不思議と乗り手は反射的に反応しバランスと取ることが出来る
が、
前輪の接点が無くなれば 足払いが決まり 技ありいっぽーん 
瞬時にコケる。

このような バイクのウィークポイントとも言える
前足を 1本から2本にすることで 
それはそれは心強いこと この上ないのだ…。

公道で

特に 旋回した先に何があるのか 旋回中 想定外のことが起きた場合…
乗り手はそんなことを頭の中に描き先を読み 対処出来るように走っている
イチかバチかの賭けをすれば 天国への近道になってしまう…
公道では何が起きるか分からない…

前足1本か2本かでは雲泥の差だ…

急制動時車体の挙動が殆どなく停止出来、
センタースタンドが接地するほど大きく傾けた旋回最中でも
不安なくブレーキレバーを握り制動減速できるのがトリシティーだ

コーナーへの侵入速度を加減しなくても済む
制動と旋回の繰り返しが増えれば増えるほど
旋回中の安心感から
集中力のメンタル摩耗が少なく その分 集中力の維持が長続きする
 結果 走行距離に対して疲労度が少なく済む…。
遠くに行く気持ちにさせてくれる

ただし
二本足の分 物理的に出足 燃費 は悪くなる
当然 タイヤが一本増えるわけだからタイヤの交換コストは悪い…

逆三輪車 トリシティとはそんな乗り物だ…

勿論 バイクほど 乗り手で決まる乗り物はない。
あくまで 同じ技量の人間が…という前提条件だ。

何故か
ドイツっ娘より 
逆三輪車の方が人馬一体感を感じる
 頼りない非力な原付二種なのに…。





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