2019年5月4日土曜日

BMW R1200R CLASSIC …。

このロードスターを ここ数日 乗ってみて
走れば走るほど  これで良いのかもー …なんて思うようになってきた。
  山路をバンバン飛ばすのでは無く まったり走り 乗り味を楽しむ…。

私的にイけてるとは言えない 全体的な容姿だが、
(見た目は好みの問題ですので…)
凄く無機質(機械のかたまり)感があるバイクだけに
横に張り出したエンジンブロックを眺め時間をつぶすのも悪くない…。
一つ一つパーツの作り込みと質感の高さにも
鈍感ながら 近頃は気付いてきた…。
ペラペラ感は微塵もない…。




エンジン 
何が何なのか訳の分からない状態で乗る…。
ドコッドコッドコッって感じで
エンジンは上まで良く回るのかも知れないが
上まで回すと古い洗濯機の脱水機のような感じで 
4発のような 胸の透くような吹き抜け感はありません…
大排気量の2発なので当たり前かな…
低中回転で遊ぶエンジンだと思う…。
意外にもこの低中回転域で山路を走ると楽しい…

ワインディングでのギクシャク感… 
考えてみれば 
2発であることと駆動がシャフトドライブなので仕方ない…
しかし これも乗り方次第だと思った
バイクがすべて仕事をしてくれるので
あまり 難しいことを考えず
コーナーが迫ればスロットルを閉じて そして開ける
それで良いようだ…

ZX12Rと比較すれば 

加速やパワーでは勝負に成らないが
バイクは 牙だけの世界ではない
トータルで考えるとBMWが上だと思う…

「BMW CLASSIC がバッファローなどの草食系 
とすれば  12Rはオオカミなどの肉食系」

そんな感じだ

草食生物は肉食生物に食われることは やんごとなき真実であるが
子々孫々生き長きことは草食生物であるという 生物界 太古からの事実
バイクも似てる。

「BMWに乗る人 紳士 優等生 品行方正 高民度
KAWASAKIに乗る人 無頼漢 悪逆無道 品性様々 民度様々」

馬に例えれば
BMWロードスターは欧州伝統の今も走り続けている調教済みの名馬
Kawasaki zx12rは一世を風靡しながらも短くも消えた孤高の荒馬 


あーだ こーだ と 難しい考え方を捨てる
ゆっくりで良いので 丁寧スムーズに走ることを努める

バイクが 
「旋回時 どうのこうの考えるな 曲がって差し上げますので」
そんな囁きが聞こえてくる

X-12Rの場合は乗り手に対して 「お前がオレに合わせろ…」
はっきりと明確に聞こえてきた…。


乗り出して1000kmに…
このバイクの世界感や思想に 徐々ではあるが すこーし慣れてくる 
乗り手が駆使する作業が少ないほど楽に安全に走れる…

だから最近のバイクたちは…
乗り手の操作軽減に繋がる装備が増えてきたのかも知れない




万能バイクなど絶対に無い……。

特に水平対向のボクサーエンジンと 独特の足回りは
唯一無二の存在ではあり 一般的なバイクとは根本的に構造が違う…
縦置きクランク 乾式で単盤式のクラッチ板 シャフトドライブ駆動
テレレバー パラレバー
まるで FRマニュアルミッションの4輪だ…。
吹かせば 右へ傾き 旋回最中でも そのモーメントは働く。
旋回時 普通に後輪のトラクションをかけるため
スロットルを開き 駆動力をかけると
左旋回時で車体が起き上がろうとする挙動
右旋回時は逆で 寝かせている車体がさらに寝ようとする
駆動力を乱暴に抜くと
その反対のモーメントが働く(ユラッとする)
ボクサーエンジンの独特の癖で 乗り易いとか 簡単に言えないのだ。
とてもマニアックなバイクだと思った…。
しかし 人は順応する生き物である いずれ慣れるわけです…

そんな
ボクサーエンジンに根っから惚れ込み 
何台も乗り継ぎ ビーエム一筋の強者(ツワモノ)も居るだろう
何十年も沢山のバイクに乗り継ぎ 最終バイクとなる話もよく聞く…。
質感 安全性 快適性 等々…
魅力満載のバイクでもあると思うが
やはり 乗り手で決まるのがバイクだと思う…。

このバイクに装着できる
頑丈なセンターボックスや巨大なパニアケースを見れば
このバイクの世界観は 言わずとも分かるはずだ…


旅のバイクだ…。

バイクとの出会いは突然来る…
ほぼ、BMWは無いと思っていた。のだが…
これも 何かの縁 しばらく これと付き合ってみようと思う…。






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