2017年3月21日火曜日

スクーターという乗り物 トリシティの長所 短所…

人は欲張りだと思います…
 分かっていてもついつい多くを求めてしまう。

スクーター初心者であるがゆえ
(トリシティ購入前 生涯経験走行距離30km位)
多くを求めてしまったことを 前置きして
トリシティーという乗り物の辛口評価をします…。
YAMAHAさん 御免なさい。

トリシティの波状路走行動画がユーチューブなので
数多くアップされています。
良ーく 観察すると
前二輪の片側一輪だけを波状路に乗せて走るシーン
もしくは
前両二輪を交互に波状路に乗せて走るシーン
が多く 
後輪は凹凸の無い平坦な路面上です…

たまに ダートなんかを走っているシーンなども
ありますが…転倒し難いというだけのことで 
速度を上げればバイクが壊れそうです…。

前二輪が同時に波状路へ進入し
後輪も後に続き波状路へ進入すれば…
とてもじゃ ありませんが フロント リアへの突き上げは
半端ではありません。
波状路の間隔が長ければ ゆっくりと走る事はできるでしょうが、
間隔が狭ければ 走れたものじゃないでしょう。
仮に 狭いフロアーの上で
スタンディングポジションをとったところで
この突き上げを回避することは不可能です…
普通の二輪スクーターも同じだろうと思います。

オフロード車でダート走行時
前方の大きなギャップを通過したり
拳台の大きな石がゴロゴロしているような路面を走る場合は
さらに スロットルをガバッと開け フロントの過重を抜き
やり過ごし、高い速度で走ることができます
後輪が大きく横に流れようが、大きく跳ね上がろうが
ひたすら スロットルを開け、前輪が接地するかしないかで
加重を抜いてやれば 走破できます。
オフロード車の足回りは実に優れています。
対して
スクーターの足回りユニットでは 何をどうしようが
構造上絶対無理だということです。
そもそも 
エンジンも含め動力に関わるすべてのユニットがリアアームとなり
リアサスと同時に稼働しているわけですから 
緩慢な動きをするのは仕方の無いことなのです。

このトリシティを購入した時 三輪あるのだから…
もしかしたら オフロードもイケルかも という期待もあり
低速度域なら なんとかなるかも…
淡くも そんな期待は吹っ飛んでしまいました。
分かっていたとはいえ やはり これはシティーユーズであり
生活する上でユーティリティー優先の
乗り物なのだ…ということを 新めて思い知りました。


 雨水の流れで大きく抉(えぐ)れた轍(わだち)などは 前二輪あるので
ライン選択で悩みます…。


大きな段差があれば諦めるしかありません…。


このようなスクーターにとって
厳しいテスト走行みたいになりましたが、
この手の 乗り物は市街地舗装路限定で
はじめて 真価が問われると言って良いでしょう…

勿論 12Rなんかじゃ
こんな路へ 入ることすらありません…が

まとめ

前輪二輪が同時に 障害物を乗り越えた時
(ゼブラ帯であっても)
もしくは
旋回しながら 片側のテレスコサスが沈み込んでる状態で
歩道の僅かな段差などへの進入時 衝撃が結構きます。
確かに 安全に旋回することの楽しみはあるのですが
この辺の改良をしないと
大排気量車に このLMW機構を採用するなど
難しいかも知れません…

しかし

このトリシティ単体の価格(税込み36万円ぐらいだったかな)
というのは
消費者目線として また 庶民の足として 
メーカー(YAMAHA)さんからの
良心的な贈り物じゃないだろうか…と思えます。
沢山の人が購入できる価格帯と排気量です。

トリシティを含めたスクーターたちは 
趣味性の高いバイクとは違い
通勤 買い物は勿論
イベント事の正装時などでも 乗って駆けつけることが出来る
実生活に密着した
まさに パブリックライフに溶け込める乗り物だと断言できます。

スクーターは初めての所有だし、
こんな 色物(奇妙な)バイクだけに ついつい色々と
テストしたみたくなるものです…

スクーターという乗り物がどういうものなのか
大体ですが、分かってきつつあります。

トリシティの良いところ

制動性能
(三輪での制動は目一杯ブレーキレバーを握れ
転倒する気がしないので 先の見えないコーナーでも安心)
 
旋回性能
これはオンザレール 旋回最中でもブレーキレバーを握れば
安心感の中減速することができる 転倒する気がしません
ただし
やりすぎると 道路状況によってセンタースタンドどころが
フロアー擦りますよ
ちと 怖い思いもしました。

 
耐突風性能
強い横風でもステアリングを取られない 
乗り手が強風で ゆらっ ときても 怖くない
特に今後
魚釣りなどに使用するつもりなので 海沿いの突風を
気にせずに済みます

トリシティの悪いところ

出足の性能
信号停止時 小型スクーターたちは必ず四輪の間をすり抜け
停止線まで来ます そこで熾烈なシグナルレースがあります。
エンジンを吹かすことのない それはそれは静寂な
全開スタートなのです
(ま、ブレーキレバーを引きながら吹かすことはできるのでしょうが、
これやったら 知能程度が知れる)
こういう世界があることを初めて知りました…

切り返しが鈍重
(最初はそんなに感じなかったのですが 前足が二つあるので
これは仕方無い)

そんなところですかね。


今後は このバイクの特性を踏まえた上で 
付き合っていこうかと思います。






2017年3月18日土曜日

外せない路 そして絶景



絶景と缶コーヒ 最高の御馳走


頂上まで タイトなヘアピンで構成された峠
朝の散歩で ここは外せない


そして もうひとつ
昔 ここは沢山のバイクが走っていた 
休憩場所のパーキングには 多い時で20騎ほどの
バイクが集まり ここを往復していた…。
中速コーナーが続く峠
遅いバイクは間髪入れず 抜く そして 抜かれる
昔、ここの流儀だった。事故も結構多かった。
そして
もう、そんな時代は終わり
山の空気を一杯浴び 流すように走る…。
朝の散歩でここも外せない…


昼には 帰宅しないといけない…

青い …
空も 海も…

12Rでの午前中の散歩…
速いとか 遅いとか 巧いとか どうでも良い
心からバイクという乗り物を楽しみたい

往復で 約 200Km…

久しぶりに乗っても ちゃんと体は覚えている
長い付き合いだけに そう簡単には忘れない




2017年3月11日土曜日

トリシティは実に楽しい 

走行距離も1000km超えたので
燃料満タンから空っぽになるまで
山岳地帯から海岸線 脇道の未舗装路も含め 
走ってみました…

燃料がリザーブになると トリップメーターが
0になり そこから 走った距離が積算されていきます…

スロットルも遠慮無く開け 
コーナーも センタースタンドが擦るまで倒し込み
勾配のキツイ未舗装路の登坂もしてみました…
当初、あまりの非力さに驚いたのですが、
思ったより 登坂はいけます。
速度はそんなに出ませんが…笑 
大きな排気量のバイクに抜かれますが…笑
出足も必要にして十分です…。

結論
実に楽しい…コーナーが
実に気軽…気軽な服装で
実に便利…買い物なんか

もしかしたら 長いことバイクに乗り続け
普通の二輪バイクでは物足りなくなったのかも知れません
だから
こんな色物(奇妙)バイクを 本能的に選んだのかも…?

今の興味は これの155ccです。
理由…??は
パワーがどうのこうの…
高速道路がどうのこうの…
ブルーコアがどうのこうの…

…ではありません

強化されたフレームと
それによる 
旋回性の味付けの違い に 凄く興味があるのです…
なによりも これで高速道を走ってみたくなりました。

知らなかったのですが
このバイクには賛否両論があるようですね
250ccなら…とか
3本タイヤがある…とか
重い… とか

しかし

所有して分かったのですが
良く こんな乗り物を こんな価格で販売出来るものだと
つくづく感心しています。
(私見ですが 第一段は試験的に採算度外視で
デビューさせたのかも知れません。今後 色々な付加価値を増やしながら
販売価格を上げてくる予感がします。)


実用としての
気になる燃費なのですが
今回 山岳地帯や様々な未舗装脇道 海沿いを 思い切り走り回り
走行距離 241km
給油量 5.75L
燃費 41.9kim/L

上等です…。

観光へ…

近場の夜景へ

次回は釣り竿を持参で…

奥深い山中の河原へ脇道を降りて…
シート下へ収納した保温ポットのコーヒーを頂く。

天山登山道とかいう脇道へ…
かなり勾配のある未舗装脇道も左側レバーを握れば
3本のタイヤで踏ん張り
 滑り落ちず止まれ ATなのでスロットルを開ければ
そのまま 後輪は空転せず走り出します…

今回 トリシティ購入時 他の候補バイク

セロー250 … 
世界観があって良いバイクだと思いますが
オフ車時代 単発の 2ストコンペ(モトクロッサー) 公道用2スト 公道用4スト
と 結構乗ってきたので 新鮮さを感じず…
セローも含め 今時のクォーターオフロード車全般でも
本格的なオフロード車とは似て非ざるものと思っていますので…
ただ、オフ車で オフロードコースを目一杯 走る訳でもなし
主に未舗装脇道 または薮こぎとなれば やはりセローですね

カブ …110
スーパカブは日本が誇るベストセラーバイク 
路を選ばない 日本一周等の長距離ツーリングだとすれば
間違い無く これを選びます…
ただ、 これも学生時代50ccのカブをバイトで嫌というほど
乗っていたので 新鮮さを感じず…
それと これ乗って遠方に出かけた時 地元のオッサンと
間違えられそうでなので…面倒くさいです。

ブロム や z125… 愉快なバイクたち
モンキーを所有しているので
走る 走らないは 関係無く 
どうせなら 思いっきり愉快なバイクが良いです…。

他のAT小型原付2種(125cc未満スクーター)
良く知らないのですが、どんな良いことがネット等でうたわれていても
一切 興味が湧きませんでした…
どれも これも 同じに見えてしまって…(笑)
というか
今まで、スクーターには興味が無く
国産初の逆3輪車にだけ触手が動きました。
また、
原付2種なので ファミリー特約保険の恩恵も受け
維持費も安いですし。

バイクは
楽しいが一番…ですよ。





2017年3月1日水曜日

トリシティと山路…そして用途





走行距離600kmで エンジンオイルと
ギアオイル(ベルト駆動の最終ギアなのか 
ベアリングとかが浸っている箇所なのか?不明…)を交換し
スロットルも開け気味にできるようになり

勾配がきつい頂上までヘアピンで構成された
地元の山岳路をトリシティで走ってみました…

思っていた以上に
普通に走行している4輪の流れに
追いていけます…
追い越しは 瞬発力が不十分なので無理ですが
ヘアピンなどは 旋回性が良く転ぶ気がしないので
気持ち良く走れ
前方の4輪との車間があっても
 いくつかのヘアピンを抜けると
車間はアッという間に縮まっています。
速いとか遅いとかは別にして 意外に山岳路は楽でした。
納車時から間も無い頃 
あまりの非力さに登坂なんか出来るのだろうかと
とても 不安だったのですが 想像以上に登ってくれるし
最近では
出足も結構 元気になってきました。



ちょっと脇道に入り 小川のせせらぎの音に
身を委ねたり
山中の人知れずたたずむお店で食事をしたり

 暖かいコーヒを注いだ 保温ポットをシート下へ収納し
海原を前に潮騒を聞きながら頂いたりしています。


すでに グリップヒーター ナックルバイザー 
シガーソケット&USB電源を
取り付けました

後は 釣り竿と小型クーラーが積めるよう
工夫をしてみようかと思っています…。

いま
スクーターとはこういう乗り物なのかという
訳の分からない新鮮さを ひしひし と 感じています。








大型バイクの維持費用と割賦払い考察…。

バイク屋さんに行くと
月々 ¥………… とか
今なら 特別金利で とかが
目につきます…

考え方として
楽しみを先取りするか
我慢して楽しみを後に回すか
というような単純なことでもないのですが

少々の金利負担でも ローン購入が都合の良い人
(例えば経営者で車体(償却費等)と金利を経費に計上出来る人とか
手持ちのキャッシュを減らしたくない人)
キャッシュが無い でも欲しい だから とりあえずローンを組む人
頻繁な買い替えを抑制するためローンを組む人
ま、十人十色です

では ここで
大型バイク1台 維持するためのコストを
私の12Rを例に挙げ数字に置き換えてみようと思います。
車両はキャッシュ一括購入ですが この償却費は含まず
 ピュアな最低限の維持費でおおまかに…。

 10000㎞以上距離を走る年もあったので
あくまでも私の場合ですが
(ランニングコストは公道用として高い部類)
走って走って年間10000km走行したとして
タイヤ 2セット(ライフ1セット5000km45,000円x2)…90,000円
オイル交換 3回(うち一回はエレメント)…30,000円弱
エアーフィルター一個…6,200円
任意保険代(61%引き)…18,000円
自動車税…6,000円
車検代…約50,000円(バイク屋さんへ依頼して)…年25,000円
ガソリン代(燃費13km/L ハイオクL130円)…100,000円

合計で 年間 275,200円
(ブレーキパット ワイヤー類 チェーン スプロケット等
の消耗パーツも含まれていません)

不測の修理代や ヘルメットやウェアー購入ーなども含まず
任意保険も最大割引の場合で…上記金額です。

この数字から判断して大雑把な計算になりますが
2年も乗らなければ
小型二輪程度なら 新車で購入できます。

さらに 
これを月間コストに換算 22,933円
1km走行に掛かるコストに換算 27円52銭
(年間経費275,200円÷年間走行距離10,000km)
となります

さらに
上記金額に車両代金は含まれていませんが
仮に新車扱いとして(私のは中古なので数字はこれより低いです)
1,500,000円の車両代を 5年均等償却で計算し含めると
年間300,000円

月間コスト 25,000円
1㎞走行に掛かるコスト30円…が
(年間償却費300,000円÷年間走行距離10,000km)
加算されることになります。
(勿論、償却終了後 売却で価格が付けば 
この数字から引かれます)

大型バイクの場合 走る距離に比例しコストは掛かります…
距離が増えれば増える程 バイクの価値が下がります…。

例えば 
バイクを手に入れるだけで満足
眺めるだけで満足だという 盆栽的要素の強い人も居れば
逆に
バイクは走ってなんぼ 走るのが大好きで
 思いっきり走りたい人も居ます
(走れば 走るほど 消耗パーツ代も含め コストも掛かります)

バイクを手に入れると
身に着ける装備品も 欲しくなりますし
それも決して安くありません…
(車両の格と身に着けている装備のバランス)

個人的見解ですが
バイクは趣味性の高い 遊びツールと割り切っています。
私は 学生の小僧時代
 割賦払いで2〜3台程入手したことがありますが
(ローン会社からの借金1台と バイク屋からの信用借り)
以降 ローンは組んだ事がありません
おそらくですが 今後も無いだろうと思います。
ただ
もし 月に使うお金が 余ってしょうがないという状況になれば
別ですけどね…。

でも…もしも … もしも
一生出会えるか出会えないかのような
夢にまで出てくるような
悩ましいバイクが あなたの前に現れた時
入手のための キャッシュが揃えられない
その時こそ
最後のカードとして
割賦払いでも 手に入れるべきだと思います