2021年8月20日金曜日

タリバン首都カブール制圧…

8月15日
タリバン 首都カブール制圧
アメリカ 想定どおり撤収
米国寄りの国民は国外逃亡をするために
大混乱

米国を後ろ盾にしていた アフガン大統領は
現金を ヘリとクルマ4台に詰め込み 国外脱出したらしいです
(ロシアメディアが報道…)
これじゃぁー 求心力など無いですね。
アフガン政府軍も侵攻するタリバンと戦う気が失せていたようです…

歴史的に有名な サイゴン陥落もそうだが
個人的には米軍敗走の カンボジア内戦を描いた
「キリングフィールド」という映画を思い出します…
どちらかというと食い違う思想の
二大大国が参戦という構図だったと思うのですが、
勿論 アジアのほとんどは列強が統治していたということもあり
さらに歴史の紐を解いていけば
列強の侵攻により租借されていた過去が前提となります…

中東の場合はもっと複雑な歴史的背景があります…

ところで タリバンとは何か? 
「ランボー 怒りのアフガン」 なんて映画もありましたが、
アフガンはイスラム教国です…
1970年代後半 
当時の旧ソ連(ロシア)は周辺諸国を支配下に置きたく
アフガンへ侵攻してきます…
社会主義国のソ連では 宗教はご法度なので
アフガンと周辺イスラム教部族たちは抵抗します。
(反ソ連部族に対しての支援国家が米国であり
その中には あの911で有名なビンラディンも米国支援のもと
ソ連への抵抗勢力として参戦しています )

結果的にそのソ連の侵攻は失敗に終わるのですが、
その後 武装部族たちによるアフガン紛争が始まります…
そこで 混乱するアフガニスタンを支配下に置いたのが
厳しい戒律のイスラム原理主義組織タリバン政権なのです…

タリバンのルート
アフガンとソ連の争いで 住む家も失くなり 男手も失い
そんな 子供たち難民の面倒を引き受けたのが 
イスラム教国パキスタンです…
その子供たちに 学校で徹底的にイスラム教育を受けさせる訳です…
そのイスラム原理主義を徹底的に叩き込まれた
アフガンの難民たちが 後に
イスラム原理主義組織タリバンを結成するという流れです…

彼らにとって ソ連も米国も敵国といって良いでしょう…
まして ほぼ米国傀儡政権アフガンを
良しとはしないことが伺えます…

米国とタリバンの争い
2001年 9.11 の同時多発テロなど
タリバン政権アフガン VS 米国というバチバチの構図が見えますが
テロを起こしたのは ビン ラディン率いるアルカイダという
国際的テロ組織でした
このテロ組織を保護していたのが 
タリバン政権下のアフガンだったのです…

これを戦争だとすれば 20年に渡る長い争いに至ります…

ビンラディンの引き渡しを拒否したため 
タリバンの拠点へ
アメリカ率いる 国連軍の総攻撃が始まる訳ですが
当然 無関係の市民たちが多く犠牲になります…
結果 タリバンはアフガニスタンから一掃されるのですが、
敗走しながらも勢力は保っていました…

今回は
米国の支援が打ち切られたことにより
このような混乱が起きたのは否めませんが、
米国だけの是非では済まされない部分もあると思います
ソ連という大国の侵攻によって イスラム教国たちが抵抗し
そこへ 冷戦真っ只中の米国がイスラム国を支援し

そんな状況下
紛争で生まれた沢山の難民たちが
後にタリバンを結成し 
混乱したアフガンを厳しい戒律により統治し
9.11テロをきっかけに
アメリカとバチバチの関係になります…

タリバン反勢力側への支援などを含め
米国は アフガニスタンへ駐留します…
タリバンの鎮圧を含め 国内紛争のための戦費がかさみ
米国の兵士も沢山亡くなっています…
いや 米国軍人だけでなく
アフガン軍人 警察
ジャーナリスト
民間契約業者 そして 民間人
人道支援関係者
有名な 日本人医師 中村哲氏など…
沢山の人々が犠牲になっています…
アメリカ軍撤収により すべてがリセットということに… 

部族社会はまとまらないのかも知れませんねぇー

そこで 今です…
中国の経済発展に加え
世界中でウィルスが猛威をふるうわけです…
反米勢力への支援国家問題を含めて
米国内にも沢山の問題があるにも関わらず 
何故 中東の国にそこまで注力するのか、 
国内の世論が湧きたつのは当然なのかも知れません。
民主主義の基本は世論であり民意であるわけです…
国って 国益を一番に重んじるのは当然なのかも知れませんが
このように 
西洋化に対する反感  対して 厳しい戒律に対しての反感
人それぞれだとは思いますが
厳しい戒律など無い我々日本人には理解出来ないとしても
そのことを批判することなど出来ないですし
この混乱によって 
難民が増えることは間違いないようです。
ただねぇー 今 世界中がコロナと戦っている状態なのに
そんな状況の中 こんなことが起きるとは
日本では当たり前になっていますが、
我々はつぐづく
今の平和に感謝すべきだと思います…
今のうちに精一杯平和を満喫し 仕事も遊びも
やれるだけやらないと損だと思います…
庶民レベルで クルマを所有し 趣味でバイクを楽しめ 
世界各国 どこでも行けるだけの収入を得ることが出来る国が
この 地球上にどれくらいあるのでしょうか…

皮肉にも 76年前のこの日 
終戦の詔
正午 玉音放送がされた日でもあります…

是でも無く非でも無く…





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