2019年12月13日金曜日

バイク熱が冷めたら…


バイクとは実用性の無い趣味の乗り物、
熱した鉄も いつかは必ず冷めるもの。
人の考えが何時までも同じな訳が無い
むしろ
情熱が別の事案に移ることが正常であり その人が進化成長している証

どんなバイクに乗っても面白く無い
バイクへの情熱が失せたと はっきりと分かった時 

…一時の気の迷い… とか 
…先でまたバイクに乗りたくなる… とか

そんな 未練がましい感情は捨て

「バイクを降りる」
「愛機を手放す」

乗りもしないバイクを手元に置いても 気持ちを引きずってしまうだけ…
で 良いと思う…。



「降りる」という選択肢以外を模索したいならば

今と趣きの違うバイクに乗り換えるという手も有りだろう…
その時は
自分の主義や好みと かけ離れたバイクが良いような気がする。

好物のお好み焼きで お腹を満たした後に
たこ焼き や もんじゃ焼きを食するより 
同じ小麦粉でもピザの方が食えるはずだ…。

4発エンジンに飽きたら 同排気量クラスの単発か2発のバイク
いっそのこと オフ車なんかも検討しても良いのでは…

今だから 言えるが
12R時代
最速だ…とか
最強だ…とか
 無双だ…とか 
無理くり自分に言い聞かせ ひたすら10万キロを目指し走った感がある
積算計が5万キロオーバーした頃
 「1台のバイクで良く まぁー こんなに走ったもんだ…」と
自分を ヨシヨシ したくなるほどだった…
ここから 12Rで10万キロを意識しだした。
それまで
バイクを新車で納車しても 1万キロも走らず 飽きて 乗り換える
好き易(やす)飽き易(やす)を絵に描いたようなバイク乗りだったのだ…
それが
1台のバイクで10万キロなど ヘンタイの領域であり
何かに取り憑かれたとしか言いようがない… 
ぶっちゃけた本音として
新たなバイク初乗りから飽きるまで 距離にして 長くて3万キロ…
つまらないバイクだと 5千キロ持たない時もある。
飽きたら どうなるかってぇー…?
それは … 乗らなくなる… 
良いバイクだとしても 触れもしなくなる。
これが普通だと思う…。

今あるバイクを出来得る限り乗り続けるというのは
口では簡単に言えるが 意外に難しい
同じバイクに乗り続けていれば 飽きるのが当たり前なのだ…。

まして 歳食ってくれば
身体能力の衰えと共に バイクへの情熱が失せてくるのは至極当然だ。

これと言って欲しいバイクも無いまま
そろそろ次を考えないと…そんな矢先 
現ドイツっ娘 の 嫁入り話が突然浮上してきたわけだ…。…
正直 横に張り出たエンジンを搭載した
ビーエムダブリュウは 好みではなかった
それでも
今に至ったのは「とりあえずの間コレに乗ろう」という気持ちだけだった
欲しいバイクも無いなら…バイクとの出会いも縁なのかも知れない…。
バイクが何であろうと 楽しめる…はず。



結論は

乗り換えて 本当に良かったです…。
理由は 12Rやその以前のリッター4発とは 
まったく異質であり パーツや構造 動力システム…等 
どこをどう取っても あり得ないシステムが新鮮だった…。
3発や4発エンジンのような 吹き抜け感は無いものの
低回転域からの 荒々しい鼓動感と推進感は
 「え、ビーエムって こんなエンジンだったけ…」と思うほど
不思議な感覚だった…。
1200ccなので常用速度域での加速力に不満は無い…。
現行型 RnineTに採用されている 空油冷DOHCエンジンを積んだ
このドイツっ娘の乗り味は慣れてくると とても楽しい…。
んな こんなで
バイクに飽きるという穴を 今は このドイツっ娘に埋めてもらった。

もし
熱が冷め 以前ほどのバイクに対する情熱が無くなったと感じ
それでも バイクライフを送りたいと思った時
今まで食わず嫌いをしていた
未知の分野に足を踏み入れてみるのも悪くないと思う。











2019年12月8日日曜日

野宿道具が役に立った


人知れない所だと思っていたが、

最近
人が多い

突然 ブームになる場所ってありませんか…

マグロを解体実演販売したり
新鮮な魚や野菜を販売したり

牡蠣焼きを売りにしたり

普段はガランとして チャンポンや海鮮丼を
即 食べることが出来たはずなのに。
昼の時間帯は どこのお店も満席状態…。

釣りのポイントを下調べに来たので
特にバイクの場合 食べることに こだわりは無いとしても

腹が減った…とにかく空腹だ
そんなこともある


なんちゃって長旅仕様に積載している野宿道具が…
役に立った。 

いつでもロッドが振り出せるようにしているのは勿論…
ソフトクーラーボックス 折り畳みバケツ  折り畳みテーブル
コッヘル マグカップ ガスバーナー 固形燃料用台 そして 焚火台
水 カップ麺(きつねどん兵衛) コーヒー
そして
携帯用椅子
は 常時積載している

この日は 寒く 朝方は 5℃前後 昼間でも10℃前後だ。

暖かい火があると 不思議と気持ちが癒される

あたりには人っ子一人居ない
トンビの鳴き声が騒々しいだけだ…
入り江になっていて 小舟専用の船溜まりの前で
昼食を摂った…きつねどん兵衛
そして 食後のコーヒー

野宿ではないが、寒空の下 露天でカップ麺とコーヒー

意外だ…悪くない…。
カップ麺がこんなに旨いとは。


なによりの おかずは 眼前に広がる大海原かもしれない…。








2019年12月7日土曜日

SEROW FINAL EDITION …って


ありゃー
 YAMAHAの顔が消えるのか
排ガス規制で2017年9月にカタログ落ちしたものの
その翌年には復活した…
にもかかわらず Finalとは…
これも時流? … だとしたら
寂しい限りだ…

 日本の艶々しい自然に これほど溶け込めるバイクは
なかなか無いのにね…
セカンドバイクとして…候補車両のひとつでもある










何年も前だが
12Rの足回りオーバーホール時

このセローを1カ月半ほど借りていた頃を思い出す










2019年12月4日水曜日

トップケース性能差と価格差と釣行






純正トップケース
ドイツッ娘の場合…
28L 当時の新品価格は高い 6~7万円位
甲殻頑丈 4個所の鍵手みたいなもので蓋がロックされ
取っ手を上げると 同時に動きロック開放
ガッチリホールドされているので…走行中安心感はある
見た目の割に容量が小さくはなる…。
専用キャリア(サイドパニアアタッチメント付き)が必要…。



逆三輪車スクーター トリシティの場合
Y'sギアというYAMAHA発動機の子会社が販売している商品だが
他メーカー製造販売している商品にY’sの屋号使っているだけだ…。
はっきりと言えば 中身はイタリアブランドGIVIのトップケースだ…
そこそこに作られ そこそこの代物だ…価格もそこそこだ…

容量39Lで2万円位…
アタッチメントプレートと取り付け工賃含めると3万円位掛かった…。



金猿 モンキーの場合
RAYという謎のメーカー(アマゾン購入 おそらく中国製)
40L容量ということで
 脱着可能のアタッチメントプレート ボルト一式含めて
価格は 3900円 という有り得ない安さだった
GIVIそっくり 
違いがあるとすれば 鍵がチープで構造も違う
甲殻の厚みが気のせいか 薄く感じる
これは
自分で取り付けた…キャリアがあれば簡単だ。


上記3騎にそれぞれのトップケースを備えさせているが
どれも 脱着はワンタッチで
どれも 無くてはならないほど便利なアクセサリーだ…。

価格差ほどの性能差があるかと言えば無い
とはいえ
大型車に安価な中国製品を付ける気には到底成れないし
イタリアブランドGIVIですら原付2種 頑張って250㏄位までと思ってしまう
特に高速走行などを考えると
そんなことは無いだろうと分かっていても
心のどこかに バイクから外れる 蓋が勝手に開くかもという
妄想めいた不安がある
勿論 過去 そんな事故は一度たりともないが…。

それほど 
バイクメーカーの屋号を刻ってある純正品は
堅牢で厚みのある甲殻ケースになっている…

昔は
「トップケースなど カッコ悪くて付けられるかぁー」
と 吐き捨てていたのに
今では
バイクにこそETCは必須条件と…
同じぐらい
バイクにはトップケースが付いてワンセットであり
寿司にはワサビ
うどんにはネギと唐辛子
私にとって
無くては成り立たないツールとなってしまった…。

ドイツっ娘の場合
積載ツールの脱着時間は
ボックスは 一つにつき 脱着10秒以内(3秒もあれば) 
ツーリングバッグはバックル4点留め バックル1点に5~10秒X4点


全部で
ちゃちゃっと
1~2分もあれば脱着OK






ドイツっ娘に
これだけ積めれば十分だ 

これで 
パワーのあるロッド(振り出し)を積載し釣りに行ける…
と言っても
釣り人たちが沢山集まるA級ポイントに行く気はない
C級 D級のポイントをめぐるつもりだ。

そもそも このバイク
 このように積載を考えてしまうのが
本来の姿なのだろう
つまり
BMW=長距離走行=疲れない=そして旅
そんな世界感を このドイツ娘は手元に来た時から醸し出していた…。

しかし

フルパニアで荷物積んで センタースタンドを上げる時
前輪が浮き上がり気味になり…
重いこと重いこと…思わず「背負わせ過ぎかな」…
と笑ってしまった。