2018年11月2日金曜日

川の漁業


ある日の早朝
12Rで散歩の途中 いつも立ち寄るバイクカフェ…
と言っても
コンビニで頂く100円のコーヒーなのです…。

いつも座るベンチには すでに先客が
何気に おはようございます と挨拶を交わします。

先客は 70歳位の男性で
初めて会う私に 話をしてくれました…
地元の人のようで
近年 野生猿 の被害で みかん農園 りんご農園が
廃業に追い込まれていること
畑が猪たちに食い荒らされること
そして
目の前に ある清流の漁業のことなど…

そこに 一台の軽トラがコンビニの駐車場に勢い良く入ってきた…
降りてきたドライバーは ウェダー(胸まである長靴)を履いた
歳の頃は 60代位の 活力みなぎる 凄くパワーのありそうな男性でした。

さきほどまで 話をしていた男性の知り合いらしく
凄くデカい声で
「おー、今朝は ひと投網で40ほどアユが獲れたよ、エアーの電池ば買いに来たとよ
はよ、せんと 魚が死ぬ」

隣に居た男性が 小声で
「あれが、この辺では一番の漁師やから」

その後
アユ漁の現場まで案内され 5分程度の徒歩で向かいました。
漁法は極めてシンプル…投網です。


獲れた アユはすごく活きが良くて
エアーポンプを仕込んだクーラーから何匹もジャンプして
飛び出していました…。

漁果は アユ うなぎ ツガニ どれも美味しそうでした。
そして どれも 今や高級食材です…。

おそらくですが、
専業の川漁師は 老齢化と 自然破壊による漁獲減で生計不確実により
数少ないはずだろうと思います…いや この辺はほとんど居ないと思います…。
でも その中で
一生懸命 日本の清流文化を保守している漁師さんも居るようです…
「俺は これだけで飯食っているから」

凄く 生き生きとした表情でした…。

元手は
軽トラに ウェダーもしくスェットに クーラーに 投網に エアーポンプ等。
活きの良いアユ一匹 〇〇〇円で料亭が買い取るらしい…。
年間 数千匹 + ツガニ + ウナギ
そして 稚魚の放流
下衆な話ですが、
この人は絶対 儲かっていると 心の中で思った と 同時に
この国の清流食文化を守って欲しいものだと思いました。


山路の早朝は すっかり肌寒くなり
短い 秋も終わろうとしているようです…。 

記録として
zx-12r 走行積算距離


この日の早朝 140㎞ほど走りましたが、
12Rのあり余る パワーのせいなのか余裕です…。
オーバースペックと言われれば、そうなのかも知れませんが、
この程度の距離は 山路のみでも楽しくて あっという間に走ってしまいます
その後 着替えて仕事ということになりますが、
仕事中も その余韻は残り すがすがしい気持ちです…。






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