2018年7月18日水曜日

YAMAHA X-MAX250 を試乗…


この度は 西日本一帯における大雨により 被害に遭われた皆様へ
お見舞い申し上げます

平成30年7月豪雨緊急災害支援募金




試乗 X-MAX250

スクーターは良く知らない世界です。
今まで 真面目にスクーターという乗り物を
考察したことが無く
人を運んで動きゃー それで良いだろう程度でした…。
つまり スクーターに関しては ほとんど無知なのです。

しかし
初めての 逆三輪車スクーターを 所有して以来
使用頻度の高さに 驚いている今日この頃です。

シート下ラゲッジスペースという深い懐に惹かれ
自動車専用道路走行を視野に入れ
最近 発表された
250㏄スクーターを 少し試乗しました。


YAMAHA X-MAX250



第一印象
かって流行ったビグスクほどのサイズではないのですが、
微妙に大きいですね。
ちょっと 近くのスーパーへ 一緒に買い物…
そんな気軽さは 見て跨る限りでは起きません、
これも 慣れなのかもしれません。

スタイル(見た目)
そもそも この手の娘には 働き者としての性格を求めているので
見た目は 考えて無く
良いか悪いかは 分かりません。
強いて言わせていただくとすれば 
どんなにお化粧し整形しても 見た目は普通のスクーターです。

足つき性
シート高は790㎜ スクーターなので そこそこの高さなのですが、
シート幅のボリュームや F15 R14 ホィールのせいか
身長170㎝前後では 足つき性は良くはありません
真ん中に座ると両足 つま先がかろうじて着くという
バレリーナみたいな状況です。
ただ、
驚くほど軽いので 慣れれば何とか お相手出来るレベルです…。
シートを細くし減量してもらっても
 尻が痛くなる位なら これで良いと思います。

取り回し
空の大きな箱に車輪が二つ
くっ付いているような感じで
押し引きは見た目の大きさから想像できないほど軽い。
見た目は 太っていますが、空洞感を感じます。
 
センタースタンドを立てた感じ
驚くほど 軽い… 所有している逆三輪車と同じ か 
それより軽いかも…

シート下の収納力…←これ大事。
45Lということなのですが、すごく大きな容量に感じました。
メット2個 + α
雨傘は楽勝
釣り竿の場合 並継ぎの2ピースは厳しいかも知れませんが
振り出し9ft~10ftから
並継ぎ4ピースサーフのショートであれば問題無く入るようです。
これは 評価できるポイントです。

走ってみて
単気筒250ccのエンジンは軽やかスムーズです。
この手の娘にありがちな バタバタ感はありません。
速さに優劣を決めるような お相手ではありませんが、
23ps/7000
2.4kgf/5500 
どちらかというと トルク寄りの加速であり
エンジンの穏やかな吹けあがりの割には 
最大トルクの回転域で車速はグングン上がっていきます。
普通に走る限りストレスは無いですね…。
意外かも知れませんが
このスムーズな回転の上昇と車体の軽さは 
山路を走っても使い易いかもしれません。
走る楽しさの是非は分かりませんが、
普段の下駄というより
観光やレクレーションを兼ねたツーリングなど
目的地のある旅には 最適な 乗り物かも知れません…。

乗り心地
どういえば良いのか…凄く良いです…
高い台車の上に おおきな空箱をのせ 
それに敷かれた分厚いシートの上に
乗せてもらってる感が強い感じです。

シート高のある オフ車と違う腰高感ですが、
速度がかなり出ていることを
忘れてしまうような 乗り心地です。
これ 長距離を走っても 疲れないでしょうね

足回り(サスぺーション ブレーキ)
凹凸のあるゼブラ帯 突入時 Fサスペーションは
剛性感のあるしっかりした動きで とても良いです。
Rサスペーションは 動力ユニットを兼ねたアーム全体が
動く宿命なので そう期待していなかったのですが、
125㏄や150㏄前後のスクーターと比較すると 
雲と泥の差ほど良く
これが スクータにおける車格の差なのかも知れません。
悪くないです。

ブレーキは 普通に走る分は効きます…。

旋回力
交差点を曲がる程度の試乗なので 良く分かりませんが、
普通に曲がります。

航続距離
11Lの容量なので 1回の給油で300㎞以上は余裕で走るようです。


総評

用途によりけりですが
小回り 機敏性 は 到底 125 150の小型スクーターには
比べる事もなく、及びません。

但し、
舗装路限定で
高速道路を含む 長距離の移動 
積載性 タンデムの快適性 などは かなり良いと思います…
押し引きも
実に軽いです。この軽さは想像以上でした。

走ると
良く言えば疲れない
または 
良い意味で退屈…

これが、スクーターなのかと あらためて実感しました。

退屈といっても 昨今のスポーツバイクも
乗り手の操作頻度や疲労度の軽減へと進化しつつあります。
レクレーションを兼ねたツーリングメインならば
スクータという乗り物へ 割り切っても
構わないのでは…とも思いました。

初めて 逆三輪車で走った時ほどの新鮮さや感動はありませんが
ツールとして 割り切れば 満足出来るオールマィティーな二輪であり
目的地がいかに遠くであっても、多くの物を積載し 
まったりと快適かつ楽に向かうことが出来る乗り物だと確信できました…
ただ、
スクーターに採用されているVベルト式無段変速システムは
スロットル開度に対する 駆動輪への反応がワンテンポ遅く
好みのエンジン回転域を選択できません
これは スクーターど素人の感想ですが、
便利で疲れない反面
退屈で面白く無いかも知れないとも思いました。
そして この特性は 
スクーターの車格が大きくなればなるほど顕著になるような気がしました…。

やはり
バイクとは一線隔たりがあるように思えました。

が、

荷物も積載し 楽に 遠くに より 遠くに
使えますよ…これ










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