2018年7月4日水曜日

150㏄前後のスクーターを買う前に…。



重量のある大型バイクを所有しながら
セカンドバイクとして
 小型スクーター(150㏄前後)を購入しようとした時…
気を付けなればいけないことがあります。

大型バイクを所有しながら 
中高年が これに手を出すと

大型バイクで出掛けることがとても億劫になってきます…。



広大な市場競争環境の中で勝つために 
世界戦略を視野に入れた 東南アジア生産の
外国製を含めた150㏄前後のスクーターなどは 特に
要注意です。
ASEANを含め世界市場には
ライバル車も多く 売るためには 価格も含め
良品を製造しなければいけない環境にある製品でもあります。

タイ生産の 125㏄ 逆三輪車を所有していますが、
パワーはありません.
しかし
想像以上の機能性と性能があります…

少々 無理をさせ
エンジンをぶん回し続け 遠距離を走っても
ノンプロブレムであり
目的地まで走ってくれます…。
足場の悪いエリアでも 小型スクーターは小回りが気軽に出来ます…。
購入当初 あまりの非力さに 失望し
慣らし終了前に手放すかもしれない…
とか思っていたのですが、
今では これが無いと困るかも…状態です。
125㏄というキャパの中
精いっぱい 頑張っています
壊れる気配など 微塵もありません。

耐久性

仕事で使っている 知り合いは
 プーリーベルトやエンジンオイルそしてタイヤ
など 整備点検を怠らず
HONDAの125㏄スクーターで5万キロ走行して
体感的には 初期性能と変わらないらしく
 今も元気に走っています。

観光も出来ます

お土産もシート下ラゲッジスペースにポンと入ります…
穏やかな気持ちで走れます…
暑い日には 目的地でシート下に放り込んだ
七分パンツとクロックスに履き替え
行く先々で 散歩探索が できます…。
モバイルロッドであれば積めるので 釣りもできます…
ちょっと道路脇に停め
お洒落なお店のオープンテラスでお茶もできます…。
勿論
通勤 通学 買い物 の 足として この上なく便利です。

これから 暑い 暑い 灼熱の夏がやってきます…
股の間に 巨大なストーブを挟んで走る
リッターバイクと違い
エンジンの熱気など 微塵も感じません…。

良く聞く話

クラッチ操作が無いので面白くない…とか
速度が出ない 加速が良くない…とか
楽なだけが バイクじゃない…とか
カッコ悪い…とか
良く聞きます…確かにそうかも知れません
私もそう思います。
速い遅いは別として 大型重量車には 車種によって
味わい深さが 大きく違うことも分かっています…。
これは バイクというジャンルとは違う乗り物だと割り切ることが
大切なのです。

また 大型バイクを走らせ
一般公道において どれほどの加速が出来るのでしょうか
一体 どれほどの速度を出すのでしょうか

かっては 私もそうでしたが、
もはや 爆音を奏で 公道において法定速度の何倍もの速度を出し
無茶な走りをすることは
社会悪の 烙印を押され バイク愛好家全体にまで及ぶ時代となり
今では そんな ライダーは少なくなりました。

走行中のトラブル

走行中のトラブルなども おそらくスクーターの方が少なく
定期的なパーツ(プーリーべルトなど)の交換をはじめ 
オイルやタイヤ交換 等を
怠らなければ
メンテナンスは ほぼ手間かからずです。
また、パーツ代も とても安価です。
趣味よりも 実用に振った乗り物とは そいうものです。

カッコ良さ 悪さ

これは バイク乗りにとって 大きなテーマかも知れません。

「このバイクで走ってる俺は きっとカッコ良いはず」
とか
「よぉーし、今のコーナーリング決まったぜ きっとカッコ良いはず」
とか
車窓から 単に景色を眺めている4輪車からの視線を勘違いし
「見られている俺は きっとカッコ良いはず…」

そして バイク単体に対するカッコよさ
これは すごく個人差があります…。

バイクに乗ってる人 乗っていない人別…による カッコ良さ
年齢別 による カッコ良さ
男女別に…よる カッコ良さ
バイク歴別に…よるカッコ良さ

もう これは 妄想と自己満足の世界であり
各人の自由で良いと思います。

避けたいこと…

何度か 立ちゴケ なるものを目撃したことがあります…。
バイクは ハーレーや リッター国産 など の重量車です。
「コツで 簡単に起こせる」 
なーんて 言っている人も居ますが
道路は 水はけのため 両脇がカマボコ状のように勾配があります…。
また、起こすとき足場も保証されていません…。
250Kg以上の重量車は そう簡単に起こせません
結果 居合わせた人たちに 手伝ってもらうことになります。

やはり恥ずかしいです…。

見も知らぬ人に起こすのを手伝ってもらった経験はありませんが、
確かに その親切は凄く大切なことでありますが、
私にとって
まったく見知らぬ人に手伝ってもらうとなると
顔から火を噴くほど恥ずかしいです…


12Rに乗り続け

ここ15年経ち16年目 その間 地震で一回 不覚にもエンスト立ちゴケ一回
前走車転倒を 避けながらの急制動で 立ちゴケ一回

おそらく 装備で 230kg以上前後 …
高重心ということもあるのですが、
私が ギリで起こせる重さでした…

地震時は ミラー1本破損 諭吉1枚&英世6枚

西方沖地震です…即バイク屋さんへ直行したのですが、
この日は連休日でパーツ発注が休日明けということで
無理言って バイク屋さんの中古車のミラーを借りました…。

エンスト立ちゴケ…諭吉 約13枚

坂道発進からの左折最中エンスト
ブロック塀側に倒れ ミラー アッパーカウル アッパーカウルステー 
スクリーン…などで被害は拡大 まずミラーが壁で支えきれず折れ
次に MRAのスクリーンがパッーンと音を立て割れ その後は
ブロック塀をガリガリと擦りながら 12Rがスローモーションのように
倒れていく光景を 今でも鮮明に覚えています…。 
起こす時の体制が 
後方をブロック塀に阻まれ かがむことも出来ず
足場もバイクと塀の隙間に足をこじ入れ、 
なんとか起こしたのですが、
 起こすコツなど机上の戯言だと思い知り 
やはり 力技しかありませんでした。
幸いなことに 周辺には誰も居なかったので
起こすと同時に
電光石火で その場を立ち去り バイク屋さんへ直行しました。

前走車転倒時は …ほぼ立ちごけ …諭吉2枚 英世8枚

上りのヘアピン立ち上がり前走車転倒 
旋回態勢から制動しながらの回避
転倒者を回避出来たものの 勾配が下がっている側に傾き
漏れなく ステアリング側がステップより低い位置になる立ちごけ
この時は 転倒に近いこともあり仲間たちが手伝ってくれました。
やはり ミラー そして カウルの羽が破損

地震を除けば 自らの未熟さ故立ちゴケですが、

息を止め 気合を入れ 
起こしたと同時 プハァーと息を吐きだしたことを
いまでも 思い出します…。

リッターオーバーの重量車とはそういう乗り物です…
サイズと軽さ…それは大きな味方となるはずです…。

その軽さの対象が
何故 150㏄前後の小型スクーターなのか…

今回
普段の下駄替わり 逆三輪車で
10年落ちのTmax と 近場を散歩がてら走ってきました。


Tmaxは500㏄の走りに特化した 
素晴らしいスクーターだと思います。
高速道路 開けた道路 における 加速にともなう
車体剛性など スポーツバイクに匹敵する性能があると思います。
が、 
二気筒エンジンの容積のせいか
ラゲッジスペースが小さく 結構 巨体で 重いです…。
つまり
スクーターとしての実用性より走りに重点を置いた車種でもあります。
これであれば 大型バイクと 2台持ちしても 
大型バイクに戻れないということは ないでしょう…
いや 
むしろ Tmax が 車庫の隅に追いやられ 埃をかぶり
乗る頻度は 大型バイクに軍配が上がるかもしれません。

私の所有している 原付2種逆三輪車は 道交法で
幸か不幸か 自動車専用道路を走ることが出来ません…。
そのため まだ まだ 12Rの出番もあるはずです。
もし
この逆三輪車が 非力とはいえ
 道交法上 自動車専用道路を走れる155㏄だったとしたら

12Rの出る幕は めっきり減るような気がします…。

ツーリングツールとして使用した場合
この手の150㏄前後のスクーターに手を出すと
大型バイクに戻れなくなるという 怖さを
最近 良く考えます…。歳を食った証拠です…。

まだまだ 12Rの出番はあると信じていますが…

どうなることやら……

逆に 
初心者として バイクを始めてみたいと思うのであれば
125㏄までのスクーター限定だと
2日もあれば免許が取得出来、
バイクを楽しめる入り口になると思います…。
最初から 無理して大きなバイクに乗るよりは良いと思います。




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