2014年6月4日水曜日

バイクで死んじゃいけない…

1日午前8時55分ごろ、佐賀市富士町関屋の広域農道で、福岡市東区○○、○○○○○○さん(45)の大型バイクが転倒して道路左側のガードレールに衝突、明石さんは胸を強く打って死亡した。
 佐賀署によると、現場は緩やかなカーブが続く道で、一緒にツーリングしていたメンバーが倒れている○○さんを見つけた。 

 佐賀NEWSPAPERより

私たちが朝駆けしていた日 すぐ付近で起きた事故です。
他人事とは思えない辛い出来事です。


その昔
公道の飛ばし屋が居た
バイクに乗ることを生業とし 厳しい訓練を受け 
それで、給料を得てる
公道のプロフェッショナルライダーだった。
勤務の無い日は その身分を明かさず
山中を走り いつも出向く峠では
最新のSSを追いかけ  旧車で間髪入れず抜く 
徹底的に訓練を受けたプロだ。
バイクにおける基礎技術や走行技術は
素人ライダーが敵う訳がないのは…不思議でも何でもない…。

 悲惨な現場を嫌というほど目にし、徹底的に訓練されたプロでさえ 
いくら 安全マージンは取っているとはいえ
私が知るだけでも 公道での転倒は数回していた。、 
プライベート用の高価なバイクも潰している
(単独クラッシュ に 多重クラッシュ それも公道で)
タイヤがどうのこうの ラインがどうのこうの
言ったところで 後の祭りだとしても
リスクに対して引けない男の性(さが)もあったはずだ…
そういう男だった。
高校時代から共にバイクで遊んでいた同級生だけに
性格は良く知っている…。
「またかぁー」 
人並み以上にチキンである私は 当時そんな風に思っていた。

 この頃 よく出向いていた この峠で
ある日 バイク事故で顔見知りが死んだ。
とても 上手く この峠の常連だった…
ここに集まる者は皆知っていた…
良く、会話も交わした。
そんな無茶な走りをするようなタイプではなかった。
いつも走り慣れている道だったはずなのに…
  
聞けば、峠の下りの直線を走行中 
対向車(4輪)の後方から追い越しをしてきた
バイク(ツーリングライダー)に接触し そのはずみで
対向の4輪車に衝突したらしい…。

即死だった。

仲間内で葬儀に参列させていただいたが
家族や身内は悲しみのどん底に突き落とされ その様子はとても痛ましく
バイクで死ぬほどバカバカしいことは無いと 心から思った

限りなく少ない確率が一致し 最悪な偶然の結果を招く
この地点を 1秒の差で通過していれば もしくは 
速度があと5k/h高ければ または低ければ…
避ける方向が 右であれば 左であれば …
この日 家に居れば…

たられば は 無い… ましてや 
時計を巻き戻すことなど出来ない

それ以来 
この峠の常連たちは ここに集まることは無くなった。

そんなことを思い出しました…。




当時 私はCB1300SFで この峠に良く出向いていました。
当時の我々は
アホみたいに 登り下りを何十回も繰り返していた…
「先日 誰々が転倒して〇〇病院に入院しているらしい」とか
情報は直ぐに伝達される いつの間にか 常連になってしまった…。


公道の飛ばし屋は フィールドを クローズド(サーキット)に移し
当時を思い出し 断言しています
「あの頃の 俺はアホだった」…と…

でも 当時 
公道でも 速い奴が偉いというような風潮が今より強かったように感じます。  
 公道というフィールドに限界を感じ 
サーキットへと主フィールドを 移すことは良くある話です。

ノリックこと阿部選手が交通事故で亡くなりましたが、
あれ程の人でも公道では避けきれなかったんですからねぇー
当然ですが
クローズドより公道には想定出来ないリスクがあり
スピードを出さなければ大丈夫とも限りません…

最低限の装備を身に着けるのは 
万が一のリスク許容を ちゃんと考えている証です…。

自分のバイクの状態 癖 性能 そして走るためのスキル
そんなことは 一番自分自身が分かっているはずです
より以上のことを求めれば 転倒や事故の確率は高くなるのは
当たり前です…

考え方は人それぞれですが
高性能なバイクも そうでないバイクも 
バイクの危険性も楽しさも
乗り手次第だということに変わりは無く
そのことを 肝に銘じることは大事なことだと思います。

バイクは 楽しいけど 危険です…当たり前のことです…
でも
バイクという乗り物は 奥が深く その奥には沢山の引き出しがあり、 
スピードを楽しむだけのものでなく…様々な用途があります。

そして 何よりも 爽快な気分にさせてくれる乗り物である
ということだけは断言いたします。…


ジャケットの下へ装着できるプロテクト
亡くなる方の大半が頭部へのダメージと言われています。
2番目に多いのが ボディー 特に胸へのダメージです。
脊髄へのダメージも深刻です。
価格やメーカーへのこだわりもあるかも知れませんが
コスパに優れたものが良いですね

【M/L】コミネ SK-697&SK-692 ボディプロテクター チェストプロテクター&バックプロテクターセットKOMINE 04-697 CE Multi Chest Protector & 04-692 CE Multi Back Protector Set


普段着 特にGパンの下からでも装着できる
膝のプロテクター
骨折か打撲で済むかでは大きな違いですね


【RS TAICHI】TRV059 ステルスCEニーガード STEALTH CE KNEE GUARD 膝 プロテクター ニーパッド アールエスタイチ【バイク用品】


夏などは暑いかも知れませんが
バイクに乗るのなら最低限の身だしなみだと思っています。






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