2020年5月4日月曜日

BMW R1200R classic 感想は 


BMW R1200R CLASSIC
(ロードスター)

これをドイツっ娘と呼んでいる




距離にして 約9000kmほど
この1年間で じっくりと 付き合ってみた…。
感想は…

良い…。

ちょっとした縁で私の手元に来たバイクだ…。
決して欲しかったわけでもなく、様々な事情や成り行き上手元に来た。

そして 
手元に来て 1年経過 10000㎞走行 現積算距離は67000㎞…
トラブルは無い




良いところ


1、普段の取り回し
重いようで軽い 前の前に乗っていたCB1300SFよりは軽い
以前の乗っていた
12Rと比較しても 低重心とアップハンドルなので取り回し易い。

センタースタンドを立てるのは軽い
 フルパニア荷物満載状態からセンタースタンドを外す時も
押し引きした時も 低重心なのでユラッときたことは無い…。

1、乗り味
3発や4発のような吹き抜け感は無いが
 高回転までトルクフルに回るエンジンだ。
旋回において スロットルを気兼ねなく開けられる…。
ギアポジション高め 低い回転域で走るのが楽しい
ゆっくり走っても鼓動感があり 凄く楽しい
ビッグツインは初めてなので 新鮮だ…。 
2発空冷で 110ps/7750rpm は大したもんだろう…
…現行のRnineTに搭載されているエンジンだ…
R18を除けばBMW最後の空冷エンジンになると思う…。
夏場の暑い時期も 空冷でありながら
エンジンシリンダーが低く遠いせいか
熱気に関しては気に成らない

また
極低重心なので旋回において破綻する気配はない
 
結果 疲れない 


1、積載
BMWといえば やはり旅バイク…。
箱(パニアケース&トップケース)が似合うバイクでもある。
アドベンチャー系GSシリーズにアルミ角箱が王道だと思うが、
ロードスターの箱装着も まぁーまぁーだ…。
箱を付けなさい と 言わんばかりに
純正の箱用キャリアと箱がオプションで用意されている…。
箱が在ると 
ツーリング内容や目的の選択肢が広がる。
それほど 便利なものだ。



箱はどんなバイクにも装着しようと思えば出来ないことはない。
でも
バイクによって見た目の問題がある。
例えば
SS系バイクに箱…
メガスポーツ系に箱 
国産ネイキッド系に箱…

メーカー純正の箱が存在しない車種に
無理くり箱を取り付けるのは
走行バランスに影響があるかもしれないが、
…人それぞれ自由だ。



このドイツっ娘は
フルパニア+荷物満載状態の高速道走行時 ビクともしない 
また突風にも強い 
フルパニアでヘアピン連続の山路走行時も支障はまったく無い…
。 



1、排気音が静かなこと…

歳を食ってくると
うるさいのはダメになってくる
赤ん坊並みに未成熟な若い時分に比べ
やはり 社会人として
一般の家族連れが集まる行楽地や 
ご近所さんへの気配りをしなければいけない年齢だ…
このドイツっ娘の排気音は極めて静寂だ…
パッパッパッ と 良く消音されている…。
年齢的に 今 これが自分にとって理想的な排気音だ…。

「バイクは やっぱぁー 音だぜぃ…」と 
エンジン吹かして悦になる 気持ちはよーく分かるし
たまーに 他人のバイク走行音を聞くと いいなぁーと思う。
排気音もバイクの魅力のひとつだ。
でも
これが騒音に聞こえる人々も沢山居るということだ…。


良くないところ

良かったところの相対比較になってしまう…。

低重心 で 良い分
低重心=安定=は 
キビキビ ヒラヒラ スパッとはちょっと違うかな…。


積載性はある が
箱(パニアケースやトップケース)が似合うバイクは 
その車両単体だと 独断と偏見だが、イケてないような気がする
カッコ良さの定義など個人差があるとしても
惚れ惚れするようなカッコ良いバイクほど 
その造形美を台無しにしてしまう余計なモノ それが箱だ…。
スーパーカーがトレーラー引くわけにはいかないだろう…
カッコ良さと至便性は反比例する
バイクに何を求めるのか… これは個人の自由だ…。

乗り味

高いギアポジションで低い回転域を使い 
ノンビリ走ることが楽しい
つまり パーンと吹け上がるレーシーさは一切ない
…これも好みの問題…

排気音が静か ということは

なんだろうか 
とても悲しいが、老いていく自分自身を改めて自覚する
それから
当たり前だが、排気音云々の論議で蚊帳の外になる…。

あと楽ちんで乗れるので 
ブーフーウー(体重増加)の世界へ踏み入りそうで怖い…。



ドイツっ娘と も少し早めに知り合えば良かったかな

つくりは ドイツらしく唯一無二の構造をしている 
個性的だ。
当初は ヘンな乗り味に戸惑ったが、(ホントにへんだよ)
今は とても良いと思う…

BMWのバイク =「凄く優秀な工業製品」
カラーリングを含め派手さは無く 無駄な遊び心も無く 
色気のイの字も無い、 その造形の無機質感は
人を一番に考えた製品をひたすら目指しているように見える 

例えば
ビーエムダブリュ―のバイク横に立たせて絵になるとすれば
キャピキャピの水着ガールではなく
 バイクウェアー姿の女性だろう
この辺が
アメリカやイタリアの某有名バイクとの違いだ。
カラーリングも 派手目よりも地味目のイメージが強い…

乗り手の運動能力や視力の衰えもあり
歳食うと古女房のようなBMWが良いようになってくる…。

部品面などでも 存続する限り供給があるようで
末永く乗ることが出来る
BMWに乗れば 次もBMWになるという意味が
良く分かってきた…。

いままでの過去のバイクたち
そして
このバイクと出会えたことに…感謝したい。
このバイクの影響なのか…旅心をくすぐられる

願わくば いずれ  バイクに乗れる間に


その時の バイクはなんでもいい 
ドイツっ娘に限らない
SSでも ネイキッドでも クルーザーでも
スクーターでも スーパーカブでも オフ車でも…
構わない。



BMW R1200R CLASSIC 
諸元
排気量…1169cc
エンジンシステム…空冷/油冷共用…水平対向2シリンダーDOHC
出力…110ps/7750rpm
トルク…12.2K,g/6000rpm
車重…乾燥203kg 総重量238kg




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