2019年8月20日火曜日

真夏の空冷エンジン…ボクサーツインの場合。

まだまだ暑~い日々が続いておりますが、
灼熱の季節も あと少しで終わりに差し掛かるはずです…。
夏の季節 灼熱の日々に バイクに乗ると言っても
せいぜい早朝…それも 気温の低い山路を走るのが理想です…

真夏の空冷エンジン ボクサーツインの場合…。
様々な進化や時代の流れを考えると
ボクサーエンジン そのものが水冷化されたとはいえ
 今だ100年近く経ても
継続していること自体が奇跡に近いような気がするんですよねぇー


時の流れ
夏休みに 家族サービスも兼ね小旅行…
その中一日を
廃墟となった産業島(端島または軍艦島)を 
ぐるりと船で一周というクルージングを楽しんできました…。
また
軍艦島ミュージアムは入場閲覧の価値があります…。
詳細な当時の軍艦島 歴史
そして 
ここで働く人々や住んでる家族たちの活気と力強さ
黒いダイヤモンドと言われるほどの石炭特需 … 
そして 終焉 
岩礁をコンクリートで帽子のように固め 
その人工島に立ち並ぶ廃墟と化した ビル群を眺めると 
エネルギーの変換期という歴史の一コマを感じました…。
蒸気機関から内燃機関への移り変わりが終わった段階で 
この島の時間は止まってしまったんですね…。

バイクのエンジンに置き換えれば
空冷エンジンから 様々な意味で効率の良い水冷エンジンへと…
2ストから 4ストへと…

いや もうすでに ここ最近思うことは
石炭から化石燃料へ時代が移り変わったように
化石燃料による内燃機関から電気エネルギーによるモーターへと
移り変わるのも そう遠くない気がします…。
路を走る4輪車の半数位が すでにHYBRID系ですし…。
かって人々で賑わい栄えた 軍艦島の空虚感と同じような
進化という避けては通れない時代の歩みによって
切り捨てられたシステムに寂しさすら感じます…。
この 空冷ボクサーエンジンも 現行ではR NINE Tのみとなり
BMWすべてのラインナップが水冷化されることでしょうし、
裏側では電動の開発が着実にすすんでいることだと思います…。


今年の夏
真昼の灼熱時間帯に市街地を含め
この空冷ボクサーエンジンで走る機会が何回かありました。
なるほど これが長い歴史に培われ 
鍛えこまれたエンジンなんだ ということが分かります。

むしろ 以前の12Rやその他の水冷4発の方が
油温云々は別話として熱気地獄だったように思えます。
ボクサーツインの場合
エンジンシリンダーが乗り手から遠く
パラレルやVツインと違い 二つのシリンダーが離れたところで
燃焼爆発しているわけです。

 ラジエターも無いので
停車時、足元ですらエンジンの熱気を感じることはありません。
また
ミッションケースが別体なので
ギアチェンジフィールも熱による変化は生じません。

とはいっても やはり
暑い時期の油温は気になるところです…。
このR1200Rロードスターはオイルクーラー装備ですが、
 この灼熱の季節 エンジンオイルは
かなり高温状態であるということは伺えます。
 理想的な油温を保つには 
ウォータージャケットを羽織ったエンジンの方が
優れており パワー ライフ 排ガス 等 … etc.
様々な性能面で 有利です…。

時の歩みは止められない
正直
お馬さん110頭分の 1200㏄のシリンダーが発する膨大な熱量を 
走行風とオイルクーラーだけで よくまぁー冷却できるもんだ……
というのが 本音です。
国産にも リッターで唯一の4発空冷が現行で頑張っていますが、
おそらく 今後 
この4発空冷も存続が厳しい時代となることは間違いないと思います…。

水冷エンジンが 進化の技術だとすれば
空冷エンジンは 匠の妙技という
そんな イメージです


夏の季節は早朝が良い


バイクと走るのが好きだという4輪好きの同級生の跳ね馬と共に
今年の夏の早朝 走る機会が多かったです…
この跳ね馬とコラボするのは 早朝のほんの数時間と決めています…
この年式の跳ね馬も 後方にあるエンジンの熱量は凄まじいようです…。
よほど 惚れこまないと 所有することも乗ることもできないでしょう…。

そろそろ秋の匂いが…






秋空の本番は さらに 空が高くなる

空冷エンジンも悪くない…
この水平対向空冷の2発エンジンは
記したように
真夏 灼熱地獄の中でも タフでビクともしません…。

ウォータージャケットを羽織ったエンジンには
性能面で敵わないでしょうが、
空冷でこれだけ走ってくれれば上等です…。
人が操る能力から あまりにもかけ離れ過ぎず
忘れてていた
丁度良い親近感や 愛着感という 懐かしい記憶を
思い出させてくれるエンジンです。

なによりも 横に張り出した
空冷フィンで構成されたエンジンの造形は 
パイプフレームや ドライブシャフトカバーのモノアーム等を含め
メカメカしく
眺めていて 楽しさがあります…。

…空冷の妙技… 良いよ 凄くいい…です…。




2019年8月16日金曜日

終戦から74年目


私は戦後の飽食時代に育った
戦争を知らない世代なので
戦争の是非を語る資格はありません…

ただ
昭和に起きた戦争の惨状を資料等で閲覧すれば

戦争を知らない世代が享受している平和は
戦没者の方々による犠牲の上に成っていると言っても
過言ではないでしょう…

平成には大掛かりな戦争は起こりませんでした…
どうか
令和にも 我が国日本が加担するような
戦争は起こらぬよう願いたいものです…

戦争とは愚かで 残虐の極みだということに
間違いはありません…

日中戦争(支那事変)から太平洋戦争 そして 終戦 まで

簡易時系列 

1931年  9月18日       柳条湖事件
1932年  3月 1日       満州国建立
1932年  5月15日       5・15事件
1933年  3月27日       日本 国際連盟脱退表明
1935年  2月18日       天皇機関説事件
1936年  2月26日       2・26事件
1937年  7月 7日       盧溝橋事件
1937年  8月15日       暴支膺懲声明
1938年  4月 1日       国家総動員法公布
1939年  5月12日       ノモハン事件
1940年  9月27日       日独伊三国同盟
1941年 12月 1日       対米英開戦決定
1941年 12月 8日       真珠湾攻撃
1942年  6月 5日       ミッドウェー海戦
1944年  7月 7日       サイパン島玉砕
1945年  4月 1日       沖縄本島 へ 米国軍上陸
同上年     8月 6日       広島へ原爆投下される
同上年   8月 9日       長崎へ原爆投下される
同上年   8月14日        ポツダム宣言受諾
同上年   8月15日        玉音放送

上記時系列は新聞より…ホントはもっと詳細に記すべきなのでしょうが…最低限近代史として知っておきたい時系列ですね…あとは上記出来事の前後に何があったのかを ググって紐解いていくのも悪くないでしょう… 何故 日本は近代化を急いだのか 何故 台湾島と朝鮮半島を併合したのか 何故 中国大陸へ派兵したのか 何故 米英蘭と大喧嘩をしたのか…訳も無く 日清戦争 日露戦争が勃発した訳でも無ければ 台湾島や半島を問答無用で併合した訳でも無いし 欧州列強国の租借地だらけの中国への派兵も理由があったはずだし 英米蘭との大喧嘩も … 当時ひとつだけ言えるのは 欧米と比較すれば 日本も含め東アジア諸国はすごく貧乏だったはずです…  誰が好き好んで戦争などしますか…

注視
1937年 8月15日 に 暴支膺懲(ぼうしようちょう)声明の理由は…
中国(支那)の謀略を懲らしめよ という 声明なのですが 盧溝橋事件や通州事件などで当然と言えば当然で日本国内の民意でもあったわけで その是非はともかく さらに国やマスメディアが民意を煽ることにより そのことが戦争への助走となった…とか言われることもあるのですが、当時は列強大国による武力による非文明国への支配は当然であり 戦争によって国益を得るという 特に大国たちの租借地フィーバー時代でもあったということも忘れてはいけないと思います つまり 欧米諸国が世界を支配していた時代であり 危機感は常にあったはずです(特に日本は大国ロシアを警戒していた)。 に対して…現代は平和路線であり、他国の謀略や史実に反する主張に対してなるべく穏便に解決しようとする国やメディアがあり 当時とは真逆の対処をしている。このことに疑問を感じる人々は 何故なの? と ネットでもググったり参考になる本や資料を閲覧し 答えがないとしても それぞれが自由に解釈をすればよいと思う…。

1938年4月1日…国家総動員法公布は 速い話 経済統制であり 釘一本動かすのも お上の許可が必要になるということです…。 例えばバイクのブレーキレバーを購入したりする時など 軍需資源に関わるすべてに対して お上(政府)の許認可が必要だということ… その後 戦時において 「国民徴用令」やら「新聞紙等掲載制限令」やら「生活必需物資統制令」やら「国民学校令」様々な統制令が制定されていきますが、これもネットでググったり参考書籍などを閲覧し それぞれが自由に解釈すればよいです… 

(ネット内は表面的な解釈やら とんでもないガセもあるので それぞれの判断で…)

是でも無く非でもなく 簡単な時系列です…。


戦争で亡くなったすべての人々(敵味方関係無く)に
          哀悼の意を捧げたいと思います…

合掌








2019年8月1日木曜日

4輪好きには2輪好きが少ない…逆は?…。 


梅雨が明け 暑い日が続き 日中は尋常ではないので
バイクには乗れません…。
乗るとしても買い物で 逆三輪トリシティのちょい乗りぐらいです…。
かと言って 夜間も暑いですね…。
やはり エアコンがしっかり効いた4輪を使用するケースが多い
季節でもありますね…。

では

果たして 2輪好きは4輪も好きなのだろうか…。
この問いは 少しアリでしょうね…。

では

逆の場合はどうなのか たまに考えることがあります…。

少なくとも
友人の4輪好きは バイクを所有していません…し
「2輪には乗らない…」
と はっきり言います…。
しかし
10代の小僧時代 バイクに興味はあったはずです…。
しかし
あくまでも バイクは 
4輪へのステップアップとしてのプロセスだったように思えます…。

当然といえば当然なのですが、私も家内も4輪の運転はします…。
家内の場合 ママチャリ以外 2輪にはまったく興味は示さず
4輪も普段使いとして実用的な ハイブリッド車に乗り換えています…。
自動ブレーキやら 前走車追従なんちゃらやら 走行はみ出し防止なんちゃらやら
走り云々は二の次で 家内にとって4輪への理想は安全至上です…
なので…
暑い日も 寒い日も バイクに 肉弾で乗るという バイク好きの行動を
まったく理解出来ないようですが、

「何故 バイクに乗るのか…」

このテーマに関しては
乗ってる 私自身も 何故か良く分からないので
家内に対し その楽しさを理解してもらいたいなどとは思っていませんし
月並みな言葉など 家内には通用しないことも分かっています…。

家族で出掛ける時
家内が運転をし 助手席がわたしの専用席になっています…


よほどのことが無い限り私自身が4輪を運転することはありません…が
運転は出来ますし 仕事で運転することも稀にあります…。


4輪の方が多様性があり 快適性を含めた
実用面の優位性で乗る人は圧倒的に多いはずです…。

バイク好きが 運搬や快適性を選択し4輪を運転することは多く
むしろ 日常は4輪で走っているケースが多いはずです…。
逆に
4輪好きが純粋に走りでバイクを楽しむケースの方が圧倒的に少なく 
同じように日常でも4輪車を使用しているでしょう…。

ということで
この季節 昼間にバイクを走らせるのは これが最後かも知れませんが
4輪好きの友人から電話をもらったので…一緒しました…
もうすでに お陽様の勢いは まさに頂点に達しようかという時間帯でした。


今回は ドイツっ子同士です…。

お日様が昇っている状態では 
バイクの場合 風を受けるため停止せずに走るのが理想です…。
なぜなら
灼熱に焼かれ 息絶えてしまうので とにかく 交通量の少ないルートで
すこしでも 高地を目指します…
(サメは泳がないと 酸素を取り込むことが出来ず死ぬ と 同じ理屈です)

高い山に登れば だいたい 平地より5℃ほど気温が低いので
なんとかなります…。


私の周辺友人の4輪好きが所有している車両は
欧州車が多いようです…
この日の前日は 早朝 イタリア4輪(跳ね馬)と走ってきたのですが、

欧州スポーツカーは 旧くても結構 速いので
(300㎞/h近く速度が出るようです…)
2発ボクサーのバイクじゃ 
フル加速しても ピッタリと後方に追かれます…。
12R時代ならば 直線だと 加速で引き離していたんですけどね…
もはや そんな年齢でも無いし 
そんな時代でも無いのは分かっていますが……。
4輪と比較してバイクに快適性を求めること自体 無理なわけでして
ならば
胸の透くような加速感がある バイクの方が良いような気もします…。


オイル交換時
BMWディーラーで 「試乗してみませんか…」と勧められた
新型 S1000RR
跨ったら しっくりときます…そして軽い…。
以前の12Rや ひと昔前のSSのように 取っつき難さは有りません…。
凄くカッコ良いですね…

公道では 10%も性能を引き出すことは出来ないことは分かっています…。
持て余すことも分かっています…。
この手のバイクの主戦場はクローズド それも ハイスピード可能な
サーキットということになるのでしょうが、
私は下手なので サーキットでも持て余すことでしょう…

そして
何よりも歳食い過ぎました…。

でも でも
やっぱり
ステアリング グリップエンドの 低い バイクの方が
あくまでも 私的な 独断と偏見ですが
正面から見た時 すれ違った時 カッコ良いと思うのは
幾ら歳食っても 変わらないようです…。