2019年3月22日金曜日

BMW F850GS に試乗した…

そろそろ 桜の開花シーズンです…。
そんな 陽気に誘われ トリシティーで 釣行の帰り道
時は夕方 祭日ということもあり渋滞という中


いちげん飛び込みの寄り道…。 

流石ですね
民度の高いジェントルなBMWユーザーさん達のお相手しているだけに
とても 感じの良い対応をして頂きました…。



フロント21インチ スポークホィールの外観は
よりオフロードオーラが漂う F850GS 
このサイズ感に 興味はありました…。
 
ロータックス製エンジンを積んだ
F800系列は試乗したことがあります…。
手中で扱える
ほど良い加減のパワー感だと思っていたのですが… 

が、

F850GSでスロットルを開け加速体制に入った時
思わず 青くさい シンプルな言葉が、
メットの中で出てしまった

速っ …


2速 3速 と クィックシフターをかきあげている最中
暴力的まではいきませんが、
フロントホィールがパワーリフトされる寸前の感覚で加速し続けます
もしかしたら 
フロントホィールが5㎝ほど浮いたまま加速しているのかも知れないと
思うほどです…。

トラコンは ロード というモードだったので
そのまま竿立ちになるようなことは無いとしても、
最高加速という状態です…。
有り余る トルクを 
トラコンで押さえ込んでいるという事なのかも知れませんが、
このトルク感を伴った加速は独特で 
リアタイヤが路面に食いついている感触が
五感を通して乗り手に伝わってきます。


意外な加速の良さに面食らいました。

当然 電子制御に優れたトラコン搭載なのですが、
その中にエンデューロというモードなんかもありました。
 ダートにおいて 後輪の空転を最小限に抑え
マッドな急坂なんかも登り切ってしまうのかも知れません。
最近の電子分野は恐るべし進化が続いています…

これが BMWの安全最速なのか…
人の感性を最優先に考えているのでしょう。

「好きなだけ試乗してください」と 言われたので
「ホントにぃー」 とか 鵜呑みにし
丸一日など 試乗したら 気に入って
「お買い上げありがとうございます」に成りかねませんし、
第一 このお店は 日本一民度の高い BMWユーザーたちが
集う場所でもあるだけに 
ここは 常識的に
「ちょっとだけ 試乗させていただければ幸せです」
と控え目にお答えし
近くの交通量の少ないコースを走らせて 
30分ほどで お返ししました。

あとで説明を聞いて 驚いたのですが
このモデルのエンジンは オーストリアのロータックス製ではなく
中国の ロンシン製?…ということらしいのです…。
BMWの監修下、共同で エンジンを開発したと思いますが、
ここ数年の進化ぶりに 恐るべし中国です…。
下ろしたての状態では 凄く パワフルなエンジンです…。
ただ、
頭が石のように固い昭和の世代には
中国製アレルギーがあることは否めないかも知れません…。
でも
時代はどんどん変わっていくことを 頭の固い人ほど
これから知ることになるかもしれないでしょう。

エンジンが衝撃的だったので 足回りまでは気が回らなかったのですが
オフ車と同じような ストロークのある足回りなので
踏切などの段差は 何も無い舗装路のように通り過ぎます
ブレーキも サスペーションも
どこ製なのか分かりませんが BMWです 抜かりは無いはずです…。

電子制御満載の今時のバイクです。
クルーズコントロールまで装備されています…。
つまり オン も オフ も どこでも走っちゃえ発想ですね…。

価格… 聞きませんでしたが、お高いでしょうね
オプションパーツで どんどん 値段が上がっていく
そんな 課金システムなので これは 仕方ないです…。

車重200kg以上は優に有るのですが、
跨った段階で 凄く軽く感じます。
シート高は そこまで高くありませんでした
おそらく 短足体型の日本人に合わせているのでしょう…。


ビジュアルやデザインは 好みの問題もあるのですが、
乗っている状態で 乗り手の視野に入る メーター回りや
ステムやステアリング回りなど 含めて
私にとっては 好きか嫌いかでは かなり微妙です…。
また、このマフラーの取り回しのせいか
キャタのデカさも目立つ。
エンジンが中国製と聞いたせいかなのか 車体全体のデザインも
中国っぽいと思うのは私だけでしょうかね…。

YAMAHA の MT09のフレーム回りに似ていますね…
エンジンのおてんばブリも 3気筒と2気筒の違いはあれど似ています。
ただ、オフロードというエリアを視野に入れた電子制御と足回りが
大きく違う ところです…。
それと 価格の違いが一番 デカいですね…。


しかし

日進月歩というか バイクの進化はすさまじいです…
電動化は想像以上に早いかも知れません
ミドルクラス以下化石燃料エンジンの製造は途上国へとシフトしています…。
また
F850GSの液晶メーターは未来の在り方を物語っています…。
同じバイクに乗り続けることにより
浦島太郎にならないよう 気を付けねば と 思う

今日 春の頃です…。








2019年3月17日日曜日

12Rの積算距離10万キロ…



とりあえず 積算計が10万キロを迎えた。
購入時は2003年 走行距離7000kmだった
手元に来てからの
走行距離は 約93000km

旅人でもなければ 通勤にバイクを使う訳でもなく
下手ッぴな 山路だけのサンデーライダーです…。

丸々16年経過しました。

旅ライダーだと 10万キロは 5年~ぐらいで
走れるはずです…。



このメーターの積算性能は
99万9999キロまで可能だということになる
流石にそんなに走る人は居ないと思う…が、
自分のバイクで10万キロを積算した距離計を見るのは初の経験です…。
自分が走った距離は9万3千キロ

バイク購入時いつも思ったことは10年乗り続け10万キロを目指す
しかし現実は オフからオンに転向後、
リッターネイキッドを新車で購入しても 
最初の車検前に立て続けに手放し乗り換え
 好き易 飽き易 の性分だと我ながら自覚済み…。



ところが
まさか まさか の つなぎのつもりで購入した 
それも中古購入の12Rで……。

最初から こんなに長く乗るつもりは無く
購入時から
いつでも 乗り換えスタンバイというスタンスだった。
それが どうして どうして
この機体の 底知れない 危険な領域を探るように
また、それが楽しくて乗り続けてしまった…。
持て余すようなパワーと加速は実際に楽しかった。
決して 腫れ物に触るような扱いはしていない。
エンジンは ノンオーバーホール…で ノントラブル。
よく壊れなかったものだと思う
今もエンジンの調子はとても良いです…。

12Rを手放そうと本気で思ったこと…。

リッターオーバー車で公道初の立ちごけ した時… 
長いバイク歴で オフ車時代の未舗装路転倒は数限りないのですが、
リッターオーバーの舗装路公道 立ちごけは未経験だったのでショックが大きかった。
誰からも目撃されていないことが唯一の救いで、
ササっとバイクを起こし 何事も無かったようにその場を去ったのですが、

以前から
エンストで踏ん張れず立ちゴケなどは恥で、
そのバイクを一人で起こせない…などは論外で
そんなバイクに乗っちゃあかん と 私的に思っています…
衣類や靴のサイズと同じ理屈ですよね…

そして もう一つの手放そうと思った理由

アニメのキャラクターのバイクとして使われたことを知った時。
普段 アニメは見ないので…
このアニメは 核心を突かれたみたいで面白くなかった。
あまり詳細は観てないのですが、
ライムグリーンの12Rにセーラー服 シンプソンにリボン
そして ニープロテクターという…まさに ザ フィクションが成せる技…。
そんなヘンタイレベルの変人キャラクターが登場します…。
架空の話とはいえ
確かに12Rなんかに乗るのは変人ヘンタイなのかも知れないなぁー
なんて 思い、いっそのこと降りちゃえ とか
そんな記憶があります…。



今日まで 大きな事故や転倒も無く走って来れたこと 
トラブルも無く走ってくれた愛機 zx12R 
バイクで走ることを黙って許容してくれた家族たちに…

感謝したいと思います…。

壊れるまで 走ってみますかね 12R…。