ちょっと前まで 汗ばむ陽気だったような気がする…
赤や黄色と織りなす景から
お山は冬の景観…
今年も流行り病で明け暮れた年だったが、
完全収束ではない限り気は抜けない…
外出を控えたとはいえ
軽く
近場のお山をバイクで走るのが とても楽しい…
いつになったらバイクに飽きて
「バイクなんて乗るのやめた…」
と思えるのだろうか
時代はどんどん移り変わっている
高出力車で公道をぶっ飛ばす…なんてのは
ひと昔のこととなり
やるなら クローズドで…これが常識…。
最近は
Fun to rideの時代になり
バイクへの嗜好トレンドが変わりつつあるようだ…。
世界一分別のあるメーカーは 10年ぐらい前から
Fun to rideを全面に押し出したバイクをデビューさせていた…
つまり 常用速度で楽しめるバイクだ。
バカ売れしているバイクを見れば良ーく分かる
今 バイクに求められていることは
それは 乗り味であり雰囲気なのかも知れない…
もしかしたら ステータスもあるかも知れない
我々の世代に全盛期だったバイクが
そのバイクを知らない世代から圧倒的支持を受けている。
この当時 日本のバイク業界(他業界も)は
世界に追いつけ追い越せで
作り手の情熱を感じるモデルが
数多くあったように思う…
それぞれのメーカーが個性を前面に出し
新型が発表されるたびに
ワクワクしていた頃を思い出す…。
おそらくだが、
今後も懐メロ復刻盤が続々とデビューする感がある…
Kawasakiの懐メロ商いは続くとしても…
おそらく Hondaも原付二種 40年前の懐メロハンターに続き
復刻すればバカ売れ予想の ダックス ゴリラ モトラなどetc…が
原付2種に排気量を上げ登場する予感もする…間違いなく売れる…
これらのエンジンは共通であり 歴史があり 日本が誇る
唯一無二のエンジンだと私的に思う…
バイク王国日本の始まりは
Hondaの4スト小型エンジンからだった…
排気量制限販売がなくなり 馬力制限がなくなり
速度リミッターも緩和され
排気音規制が世界基準になったにも関わらず
モアパワーモアスピード至上主義は確実に薄れつつある…
モアスピードの象徴的存在のバイクを所有していた経験上
仮に300㎞/h出したとする…
その後 また300㎞/hを出したいという欲求は無い
そのような経験は不要不急でない限り1回だけで十分なのだ…
20年以上前
分別のある世界一の某メーカーが こう言った…
「パワーやスピードに走れば
バイク本来の楽しさは失われる」…と
普通に考えれば300㎞/hバイクをつくるためには
足回り 車体剛性 エンジン など
開発費も含め製造コストは莫大な額になったはず…
それでも
当時 「バイクは速くてなんぼ…」と
思っていたバイク乗りたちは数多く居た…
なおかつ
クローズドコースが遠い存在であり
バイク乗りたちのフィールドの殆どが公道だった。
マッスルの塊みたいなバイクに憧れるものの
トラコンどころかABSすらなかった時代だ…
乗り手が簡単に死ねる時代…または乗り手を選ぶ時代
から
その後 時は流れ 万人が安全に乗れるマッスルバイクが
次々と誕生する時代に…移りゆく。
良く考えてみると 車重200㎏そこそこで 200ps以上の乗り物に
ありとあらゆる安全対策と 電子制御というスタッフに
仕事をしてもらい
公道でも300㎞/h出せるという乗り物が肉弾で走る訳で……
勿論 公道での300㎞/h行為は 違法行為であり逮捕されるだろう…
その性能は 乗り手の理性に 委ねられている。
なんだろうか…もう
すでに 行きつく所に 来てしまった感がある…
もうスピードとパワーはお腹一杯状態なのかもしれない…
排気量の国内販売制限解禁 から 最近 馬力制限解禁
少し経って速度リミッタ―の緩和 そして 排気音世界基準へ解禁
国内における この流れが凄くゆったりだったような気がする…
技術の進化に行政が追い付いていない…?
もう 世界はカーボンニュートラルの時代へ突入し
内燃機関の将来が無くなることは決まっている…
今のうちに楽しんでおくのが得策だと思います…
以前ほど距離を走らなくなった
今日この頃です…