2016年12月22日木曜日

ブラックアイスバーン

今年も あと少しです。
無事に年が越せることに感謝しつつ

来年に備え
様々なことを考えている今日この頃?かな
今は平穏ですが
「治にいて乱を忘れず」
という言葉を胸の隅々まで刻み込んでいます。

今年は
「ならぬ堪忍するが堪忍」

仕事上
我慢できないことを我慢する これが 本当の忍耐である
を  心に決め過ごした年でもありました。
本当に
 家族を始め 周囲に恵まれた一年だったと思います。


さて
冬らしくなり 初めてバイクで近場の山岳地帯を
走ったのですが
この季節 気を付けたいことは
路面凍結です。

ブラックアイスバーンはタチの悪い路面凍結

時は12月18日
 とっても冷え込んだ早朝
見上げれば抜けるような空が白みだし
山岳地帯に目をやれば 雲ひとつ掛かっておらず
しっかりと峰々が連なるシルエット。
早速準備をして 12Rで向かいます…

太陽が昇り 日差しが峰々を照らし
とても綺麗です。
いつもと違うのは 気温が一向に上がらないこと
山のふもとでも 一面 霜に覆われていることでした。

路面は ほぼ ドライなのですが
日陰の部分は 濡れているというほどでなく 
湿っている程度です…。
雨や雪が降った訳でもないのに 
定番コースの 三瀬旧道に入る手前で
黒く湿っている路面に妙な違和感を感じ

ふもとでバイクを止め 
気温が上がるまで待ってみようと 下車していたところ
一台のバイクが 下り車線からこっちに近づいてきました。
バイクは ハーレーのスポスタ1200(XL1200S)
そのライダーはバイクから下車し 開口一番
「転んだぁー!」 …でした。

話を聞けば
三瀬旧道 入って間もないヘアピンでのハプニングらしく
フロントもリアも同時に滑って転倒 
その後
足元が凍結で滑り バイクを起こせず
通りすがりの4輪ドライバーに手伝ってもらい
Uターン退避してきたそうです…。
4輪が突っ込んだタイヤ痕がけっこうあったそうです。
原因は目視が困難な
ブラックアイスバーンです

目視可能な 降雪時の場合 
圧雪エリアより
新雪エリア もしくは
気温が上がって溶けかけたシャーペットエリア
のラインを選択することができます。

しかし
この場合 空は真っ青 お陽様は登り
前日に 雨が降った訳でも無く 雪が降った訳でもない
単なる 放射冷却という自然現象です。

なのに 路面は凍結防止剤と混ざり湿ったように黒くなっており
目視での判断が難しく
とても タチの悪い路面凍結です。


その日の三瀬 佐賀側 雪じゃなくて霜です。


日が差した箇所から 霜が気化し水蒸気が立ち込めていました。


グリップヒーター等の防寒対策は万全
(下はインナーの上に皮パン ライダーブーツ 
上はジャケットとインナーの間に一枚入れ計3枚) 
私の冬の装備です。
(少々気温が低くても寒いと思うことは少なく
手がかじかむ経験も最近はありません)

天気が良く 路面ドライであっても
冬場のライディングは気温注視が必要です。
下りのブラインドコーナーを抜けたら ブラックアイスバーン
なーんてことを考えると ゾッとします。


これはブラックアイスバーンではありません。
バイクを立てて立てて でなんとか行けます…。




ZX12R 積算走行距離 92065km

足回り エンジン共
調子はとても良いです。